行方不明

⚠️注意⚠️ キャラ崩壊あり

突然、地面が崩れ、地面と一緒に重力に従って落ちていく。

あまりの怖さに目をつぶる。

そしてすぐに、強い衝撃が全身を襲った。

何が起こったのかわからない。

体が痛い。

思わず涙が溢れる。

涙で滲んだ視界は使い物にならなかった。

少し遠くから、聞きたかった声が聞こえる。

叫んだ。

今出せる最大の声で呼んだ。

滲んだ視界にknの姿がうつる。

近づいて心配してくれてる。

knの手を借りて立とうとした瞬間

右足に激痛が走った。

ふらついて力が入らなくてknに倒れかかってしまった。

いつものシッマには見えなかった。 いつも笑ってるのに、今はいつになく真剣で冷静だった。

そう言って差し出してくる背中は、 いつもよりずっと頼もしかった。

僕はその背中に乗る。

足が痛い。こんなに痛いと思ったのは生まれて初めてかもしれない。

痛いけど我慢しなくてはいけない。 これ以上knに迷惑をかける訳にはいかない。

直感的にそう悟って静かにする。

ふと後ろを向くと、

僕の目にうつったその光景を、

僕は信じられなかった。

ニュースでたまに見るような

土砂崩れの光景が

目の前に広がっていたのだ。

しかも、それに巻き込まれたのだ。

信じたくないし、信じられない。

きっとこれはなにかの夢なのだ。

夢であってください。

knの背中の上で1人そう願った。