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幻月

第4話『白と紫』

幻月

それでは本編どうぞ

おかゆ

フブにゃ、いる?

フブキ

どうしたの?おかゆん?

フブキ

って、え!?

無月

あ、えっと、どうも

おかゆ

フブにゃが電話で言ってた子さ~たまたま見つけたから連れてきた。

フブキ

ありがとうだけど、家まで連れてくる!?

おかゆ

1番手っ取り早いかなって思って〜、悪かったかな?

おかゆ

無月君も何か話したら?

無月

そんな話せる内容なんてないんですけど...

おかゆ

あるじゃん

無月

??

おかゆ

仮面のこと(小声で無月にいう)

無月

えっ!?

フブキ

無月君、ちょっと聞きたいことがあるんだけど良い?

無月

良いですけど...なんの話ですか?

フブキ

その仮面?みたいなのがちょっと気になっているんだけど...?

無月

(あっちから振ってきた...やっぱり気味悪いかな?...)

ぽん

無月

??

おかゆ

僕に話せたんだから大丈夫。フブにゃに話してあげたら?(小声で無月に言う)

無月

わ、わかりました(小声でおかゆに返す)

無月

この仮面は僕の右目が充血してるからつけてるんです。仮面を外すと顔右半分が血塗れになっちゃうので..

フブキ

だから付けてたんだ...なるほど理解しました!

フブキ

じゃあ、もう一つ...

無月

(もう一つ?なんだろう?)

おかゆ

(今の場は僕はお邪魔かな〜?)

おかゆ

フブにゃ、リビング上がって良い?

フブキ

えっ、いいよ

おかゆ

じゃあ、お先に〜お二人は話していて良いよ〜

フブキ

えっ?

無月

はっ?

おかゆ

タッタッタッ(リビングに向かう)

フブキ

あっ、は、話を戻しますよ。

無月

は、はい

フブキ

無月君は私を助けてくれた時、なんでさっと居なくなちゃったんですか?

無月

あ、そ、それは...

フブキ

それは?

無月

僕が付けている仮面を怖がっているんじゃないかと思ったからです。こんな見た目なんで気味が悪るいと何回も怖がられてきたんで...

フブキ

なるほど、白上は別に気味が悪いなんて思いませんよ。むしろちょっとカッコいいじゃないですか。

無月

へっ!?

無月

(かっこいいなんて初めて言われたな...)

無月

...(かっこいいなんて...初めて言われたな...ちょ、ちょっと嬉しいな...)

フブキ

どうしたの?うつむいて?

無月

な、なんでもない///

フブキ

??

フブキ

あ、あとさ、無月君ってこの後空いてる?

無月

??空いてますけど...

フブキ

じゃ、じゃあこの後白上やみんなとご飯食べたない?

フブキ

ミオが唐揚げ作りすぎたって言ってたから、無月君の分もあると思うよ。

無月

えっと...

ぐぅぅぅ

無月

あっ!(そういえば一日なんも食べてなかったな...)

フブキ

お腹空いていたんだね。リビング行こ?

無月

わかりました。

白い狐と仮面の割れた月

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