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更に2ヶ月後
次第に、英語の時間に翔(かける)にむけて、机にメッセージを書くのが当たり前になっていた。
「みなみは頑張ってて偉いね。 自分なんか、全然ダメだよ。」
自信なさげな言葉の隣には、泣いているくまが描かれていた。
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
そう思いつつも、次第に顔が熱くなる。
美波(みなみ)
「そんな事ないよ。私は、絵が上手でバスケ頑張ってる翔くん、好きだよ。」
美波(みなみ)
美波(みなみ)
キーンコーンカーンコーン
英語の先生
私は、その言葉を机の上に残して教室を後にした。
キーンコーンカーンコーン
担任の先生
今日のホームルームの時間だけは、来てほしくなかった。
いや、本当は心から待ち遠しかったのかもしれない。
でも、彼からのメッセージが怖かった。
私は、恐る恐る自分の机を覗く。
美波(みなみ)
美波(みなみ)
そこに、
彼からの返事は無かった。