らっだぁ
……ねぇ。

らっだぁ
……なんで、みんな入ってくるの?

ぺいんと
当たり前だろ! 毒の沼でベタベタなんだよ!

トントン
……広い風呂やな。11人でも余裕やんけ。

らっだぁ
余裕じゃないよ! 密度が凄いわ!

コネシマ
ぎゃはははは! 泳げるやんけこの風呂!

らっだぁ
ちょ、めっちゃ水飛んだんだけど!?

ゾム
……お。……これ、水鉄砲の代わりに魔法使ってええの?

らっだぁ
ダメに決まってんでしょ! 壁壊れるわ!

しにがみ
らっだぁさーん! 背中流してあげますからねー!

らっだぁ
……え、いいよ自分でするから。

しにがみ
遠慮しないでください! 「お姫様」なんですから!

ぺいんと
おいしにがみ! 順番待ちしろよ!

ぺいんと
俺が一番に予約してたんだぞ!

らっだぁ
……予約制なの? 俺の背中。

シャオロン
……俺も流すー! 不人気だからこれくらいしか貢献できん!

シャオロン
……ほら、らっだぁ、こっち向いて!

らっだぁ
……ちょ、3人一気に来ないで!

鬱先生
……はぁ〜、極楽やわぁ。

鬱先生
……やっぱり美肌にはお風呂が一番やね。

ロボロ
……大先生、さっきまで痺れて死にそうやったくせに。

鬱先生
……それはそれ、これはこれや。……それはそれ、これはこれや。

トントン
……らっだぁ。

らっだぁ
……何、トントンまで洗いに来るの?

トントン
……いや、お前、さっき「肌ツルツル」って言ってたな。

トントン
……ちょっと気になってん。触らせてや

らっだぁ
……えっ、ちょ、何!?

(トントンが、らっだぁの二の腕をムニムニし始める)
トントン
……マジでツルツルやん。

ゾム
……なになに? 俺も触る!

らっだぁ
……ふがふが! やめれ~!

ショッピ
……あ、自分もいいっすか。

ショッピ
……柔らか。マシュマロっすね。

らっだぁ
……感想いらないから!

クロノア
……(無言で、らっだぁの頭にアヒルのおもちゃを乗せる)

らっだぁ
……クロノアさん、それ何。

クロノア
……似合ってる。

らっだぁ
……もういいよ、好きにして。

トラゾー
……お前ら、らっだぁをいじるのもいいけど。

トラゾー
……wrwrd!の連中、勝手に俺たちの入浴剤使うなよ。

チーノ
……ええじゃないですか。減るもんじゃなし。

チーノ
……これ、金木犀の香りですか? センスいいですね。

トラゾー
……(無視して、自分もらっだぁの肩を揉み始める)

らっだぁ
……トラゾーさんまで!?

らっだぁ
……てか、揉む力が強い! 骨折れるわ!

トラゾー
……あ、ごめん。らっだぁが細すぎるんだよ。

ぺいんと
お前ら!どさくさに紛れて独占してんじゃねえよ!

ぺいんと
らっだぁは俺のものだ!!

らっだぁ
違うよ!?

トントン
……なぁ、らっだぁ。

らっだぁ
もう今度は何?

トントン
……お前、wrwrd!のアジトに来る気、……まだないん?

らっだぁ
……なんでお風呂の中で勧誘してんの。

ぺいんと
そうだぞ! 空気を読め!

コネシマ
……ええやんけ! 裸の付き合いや!

コネシマ
……らっだぁ! 俺たちの仲間になったら、毎日美味しいもん食わせたるぞ!

ゾム
毎日焼肉や!

ロボロ
ゾム、それは自分が食べたいだけやろ。

らっだぁ
……。

らっだぁ
……日常組のみんなが、いいって言うなら……。

日常組
「「「「ダメに決まってるだろ!!!」」」」

らっだぁ
……即答。

しにがみ
らっだぁさんは、ずっとこの家で僕たちに甘やかされる運命なんです!

らっだぁ
……運命重いわ!

鬱先生
……まぁまぁ。

鬱先生
……今夜くらいは、みんなで仲良くしようや。

鬱先生
……ほら、らっだぁ君。……僕の隣、空いてるで?

らっだぁ
……あ、大丈夫です。

鬱先生
……拒絶が早い!!

シャオロン
あ、そうだ!

シャオロン
みんなで、潜水対決しようぜ!

シャオロン
一番長く潜ってた奴が、らっだぁと明日デートできる権利!

らっだぁ
……勝手に俺を景品にすな!

ショッピ
……お、いいっすね。……自分、潜水得意っすよ。

コネシマ
……負けへんぞ!!

ぺいんと
……日常組をなめるなよ!!

らっだぁ
……。

らっだぁ
シュール。

らっだぁ
てか、いつまで潜ってんの?

らっだぁ
あ、大先生が浮いてきた。

らっだぁ
おーい、みんなー。

らっだぁ
……死なないでねー。

らっだぁ
……はぁ。

らっだぁ
のぼせそう。

らっだぁ
……先、上がろ。

ぺいんと
……ハァ、ハァ……!! 俺が……俺が一番だ!!

トントン
……ハァ……!! いや、俺や!!

コネシマ
……俺や!! 俺の方が0.3秒長かった!!

しにがみ
……あ、あれ?

しにがみ
……らっだぁさんは!?

(脱衣所で、既に服を着替えて髪を拭いているらっだぁが見える)
らっだぁ
……あ、お疲れー。

らっだぁ
みんな、茹でダコみたいだよ。

ぺいんと
……お前、いつの間に上がってんだよ!

らっだぁ
……あ、そうだ。

らっだぁ
……みんなが潜ってる間に、洗濯物回しといたよ。

らっだぁ
……「魔界の超強力洗剤」ってやつ、全部入れといたから!

トラゾー
ん?全部……?

らっだぁ
……うん、泡がいっぱい出たほうが綺麗になるでしょ?

(——その瞬間、廊下の奥から「ズボォォォォォン!!!」という爆音)
トントン
……おい、今の音なんや。

らっだぁ
あ、洗濯機が「応援」してる音かな?

クロノア
……いや、あれは「悲鳴」……。

(廊下から、ものすごい勢いで「黒い泡」が脱衣所に流れ込んでくる)
らっだぁ
……うわ、すごい!

らっだぁ
……魔界の泡って、生きてるみたいに動くんだね!

ぺいんと
……バカ野郎! あれ、飲み込まれたら溶けるやつだぞ!!

らっだぁ
……えっ。

ゾム
ぎゃははは! おもろいやんけ!

ゾム
お、泡が俺の足を食おうとしとる!

トントン
……笑い事ちゃうわゾム!! 逃げろ!!

らっだぁ
……あ

らっだぁ
……そういえば、キッチンで「特製スープ」も煮込んでるんだった。

ぺいんと
……おい、火加減は!?

らっだぁ
一番強火! 早くできると思って!

全員
「「「「今すぐ止めろォォォォ!!!」」」」

(10人の全裸の男たちが、泡にまみれながら廊下へ一斉に飛び出していく)
らっだぁ
……えー、なんでー?

らっだぁ
料理、楽しみにしててね!(満面の笑み)
