命は簡単に散った
僕のおじいちゃんは癌だったみたいだ
診断を受けたときは既に末期だったらしい
入院してからは、共に生活する患者に声をかけ
勇気を与えようと毎日笑顔だったらしい
入院してから一週間で命は散った
最後に会ったのは5歳だ
葬式には行けなかった
ただ、もう話すことはできないのだと
ぽっかり空いた穴だけが そう呟いていた
幼なじみが亡くなった
小学生以来会っていなかった
最後に話した内容はなんだったか
思い出すことさえできない
交通事故だった
塾の帰りだった
彼の日常は簡単に散った
そして周りの人の心に
ぽっかりとした穴を作った
ただただ救われない話だけど
前を向くしかないんだね...
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