拓海
なぁ…怜…一つ言ってもいいか…?
怜
な~に?
拓海
なんで…大学についてくるんだよ!
怜
ひまだからっ☆
拓海
ひまだからっ☆じゃねぇんだよ!
拓海
お前とまともに話していたら俺が変なやつに見えるかもしれないんだよ!
拓海
だから皆と昼ごはん食べたくてもお前がついてくると昼ごはんどころじゃねぇんだよ!
怜
じゃあなんで屋上でお昼ごはん食べるの?
拓海
なんで?!よく言えたな!
拓海
屋上だと人が誰もいないからここでしかたがなく食べるんだよ!
怜
へーそうなんだ。
拓海
反応うっすっ!皆と昼ごはん食べたくてもお前がついてくると昼ごはんどころじゃねぇ俺にちょっとは同情しろよ!
怜
へーい
拓海
あーお前が来なければいいのにな~。
愛菜
その願い私が叶えてあげるよ。
拓海
?!
怜
えっ!?
スタッ!
愛菜
私は祓い屋の愛菜だ!ハッハッハッ!怜!お前を今から消してやるぅ!
拓海
うん!誰?!
愛菜
知らないんですか?!
愛菜
私は夢白愛菜!2年生ですよ!
拓海
あー前キャンバス案内で一緒の班だったな~。
愛菜
とりあえず怜!お前を消してやるぅ!
怜
僕無敵だよ~!
愛菜
ドリャ!
怜
炎…?
ボッ!
怜
ワッ!
ジュウウウウ!
怜
バタッ!
拓海
怜!?
拓海
大丈夫か!?
愛菜
近寄らないでください!
拓海
あん?!
愛菜
あいつはうちの父ちゃんがやっとの思いで封印した電気を使う人殺しなんです!有名祓い屋一家の夢白家に生まれた私はそいつを祓わないといけないんです!
愛菜
なので…
怜
あーあバレちゃった。
バチバチバチ!
愛菜
あっ…!
怜
えいえいどーだー!
バチバチバチ!
愛菜
うわっ!
愛音
こら!愛菜!
愛菜
あっ!姉ちゃん!
拓海
あっ!愛音!
愛音
あら。拓海君。
愛音
うちの妹がごめんなさいね。
愛音
愛菜~!おねぇちゃんと一緒に祓うという約束を破ったわね〜!
愛音
あなたはまだ見習いだから一人では祓わないと言ったわよね~?!
愛音
ごめんなさいは?!
愛菜
ごめんなさい…
愛音
帰るわよ!
愛菜
はーい
愛菜
さよなら…
愛音
さよなら拓海君。
怜
(見習い…か…今日は見習いが来てくれて良かったかも…)
拓海
怜!!
怜
あ、ごめんぼーっとしてた。
拓海
なんだよ…
怜
ふふっ。
拓海
(何考えてるか分かんねーな…)