''抱きしめたくなるやん"
...なんでだろうね
こう言われた時、全然嫌じゃなかった
〇〇
...いいよ
思わずそう言っていた
永瀬廉
え...ホンマに?
永瀬はこれでもかと言うくらい 目を大きく開けて驚いていた
〇〇
うん、いいよ
永瀬廉
...
永瀬廉
...遠慮なく
優しく腕を引かれて
ぎゅっと抱き締められた
今までの強引な永瀬からは 想像もできないほど
優しく包んでくれた
〇〇
...永瀬、いい匂いするね
永瀬廉
...変態か、お前は
〇〇
永瀬に言われたくない、笑
甘い香水の匂いと
永瀬の激しい心臓の音で
いつもと違う感覚に陥る
永瀬廉
〇〇も...
永瀬廉
ええ匂いやな...
永瀬廉
なぁ...
〇〇
...ん、?
永瀬は抱きしめた腕をゆっくり解くと
熱のこもったような、 潤んだ目で私を見た
永瀬廉
まだ帰らんとって...?
永瀬廉
今日は...
永瀬廉
今夜は...ずっと一緒におりたい...