솔
お、おけーり
jh
ただいま、
솔
で、どうだった?
jh
……特に何もなかったよ
솔
ふーん
솔
てっきり18禁な展開あるかと思ったのに~
jh
馬鹿なの……?
솔
ちょ!!!!
솔
校舎裏とか絶対なんかあるだろ!!!!!
jh
それ思ってんのお前ぐらいだぞ……
솔
え
jh
え
솔
いやいやいやいやいやいやいやいや
솔
誰もがそう思ってるだろ!!!
jh
思ってないでしょ……
jh
まじでお前考え方子供だよな……
솔
地味にディスるのやめろ
jh
はいはいすみませんでした
솔
許す
jh
お前そういう所だけ甘いよな
솔
うるせえ
jh
ごめんて
솔
あ、もう昼じゃん
솔
飯行こーぜ
jh
え、あ、うん
jh
(え無視……?)
jh
何食べよ~……
솔
あ、おい
솔
あれ会長じゃね?
指を指された方向を見ると
jh
あ、ほんとだ
女子に囲まれてる会長が見えた
女子生徒
会長様~!
女子生徒
なんか欲しいものあるんですか?
nj
あぁ……ちょっと買うものがあってな
女子生徒
なんですか?
nj
……これ
jh
……?!!!!!!!
솔
おいマジかよ……
その時遠くてあまりよく見えなかったが
会長が買おうとしていたのは雰囲気に合わないカレーパンだった
jh
(がち……?)
솔
(会長に合わねー……)
jh
(いつも高いもん食ってるイメージあったんだけど……)
jh
ん?!!!!!!
しかも会長はカレーパンを2つ買っていた
女子生徒
え?私奢りますよ?
nj
いや、いい……自分で買う
女子生徒
そーですか……
会長も意外と学生っぽい1面あるんだなと1人で感心した
솔
あれ?なんか会長こっちに来てね?
jh
そーだね……
솔
ははーん
솔
もしかしてお前の隣に座るとか?
jh
さすがにないでしょ~……
そんな話をしていたら急に会長が俺の隣に座ってきた
しかもガタンッ!!!って強い音で
nj
隣座っていいか?
jh
別にいーけど
솔
えーと……俺どうすればいいすか
nj
お前は別の所で食っとけ
솔
酷くないすか?!!!!!
nj
酷くねーよ
nj
分かったんなら別の所に行け
솔
はぁい……
솔
んじゃーな
jh
うん……
えーと……もしかして……
今俺会長と2人きりで座ってる?
jh
(距離近くない?)
jh
(あと後ろ絶対向きたくないんだけど)
後ろから刺さる女子の痛い視線
nj
おい、お前黙りこくってどうした
jh
あ〜……えーと……
nj
……もしかしてあの女子か?
jh
……まー、はい、ソウデスネ……
nj
……ふはㅎ
nj
お前、俺といる時も後ろを気にすんのか?
nj
……じゃあ今この場面を見せつけてやればいいじゃないか
jh
は?
nj
ほら、こうやって
会長に抱き寄せられる俺
俺完全に女子に恨まれるじゃん……
nj
ふは、可愛いㅎ
jh
可愛い可愛い言うな……///
nj
可愛いって言うと照れるんだな?
nj
へぇ……
会長はしばらく黙り込んだ後
俺の耳元でこういってきた
nj
お前のその顔、唆る
jh
へっ……///?!
nj
……なーんてな
nj
あんま期待すんなよ
nj
お前はあくまでも奴隷だ
nj
恋人でもなんでもない
jh
はいはい……
nj
それじゃ
jh
……
『恋人でもなんでもない』
言われた言葉が心に深く刺さる
確かに俺はお前にとって奴隷だ
でも、俺にとっては
お前の事は特別な人なんだよ
jh
……
jh
……どうしよう……
jh
俺ほんとにダメな心持ったのかな
あいつにとっては迷惑な心を持ってしまったかもしれない
会長にだって好きな人はできるはずなんだ
会長には到底届かないこの思い
俺はこの先誰を好きになればいいんだ?
jh
……もう……戻ろ……
その時
ガタンッ
jh
あれ……?
jh
誰かいるの……?