レトルト
(なんだかなぁ..)
2日連続で悪夢を見てしまった彼は少し 寝るのを躊躇していた
レトルト
(でも、明日も用事あるし)
レトルト
(仕方ない、)
レトルト
寝るか
ベッドに身を任せてまた眠りにつく
目を覚ますと病院にいた
レトルト
(あれ、なんで此処に?)
レトルト
(とりあえずナースコールでも..)
そう思った彼はナースコールに 手をかけた
ガラッ
レトルト
?
反射的に音のした方を見る
ドクンと心臓がなった
レトルト
(怖い、まただ)
レトルト
(.....?また、?)
レトルト
(前にも、あった?)
レトルト
(何が..
何があったんだっけ)
何があったんだっけ)
さっき入ってきた人はもう目の前だった
彼の体は震えていた
彼の手元にナイフが握られていたからか
それとも
レトルト
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ
レトルト
(刺される)
レトルト
(けど、体が..)
目の前の人は握っていたナイフを 彼に突き刺した
レトルト
ヴッ、グ!!..
その人は何を思ったのか、 ナイフで傷口をえぐり出した
レトルト
ハッ、あ゛、ハッ、ヴェ゛ェ゛
強烈な痛みと吐き気により 意識が朦朧としてくる
レトルト
お゛、ガバッ、
ぉ゛え゛ッェ゛、
ぉ゛え゛ッェ゛、
そして彼は意識を落とした
目を開けるとそこは見慣れた部屋だった
体は汗でびっしょりで 服が肌に張り付いている
レトルト
ハァッ、ヴッ...
体は恐怖で震えていた
レトルト
ッお゛オ゛エ゛エ゛ェ゛..ヴグェ゛、...ォ゛ェ
彼は先程の夢を思い出し吐き出した
彼は刺された所 お腹辺りを摩ってみる
が、当たり前のように傷は無い
レトルト
ハッ、ゲホッ..ゥン、グ
痛みはもう覚えてないがまだ あの恐怖が離れない
さすがに嘔吐物をそのままにすることも出来ず覚束無い足で立ち上がる
そしてリビングへと向かった