ゆか
ちょっといい?
けいと
うん
ゆか
他に好きな人が出来ちゃった...
けいと
.........そっち行けよ
...!
...!
ゆか
怒ってる?
けいと
ぜっこうだよ!
ゆか
.........
私はけいとと付き合っていた。 でも、けいととは薄い関係だった。 本当の恋愛がしたかった こんなつもりじゃなかったのに......
さきと
どうだった?
ゆか
ぜっこうしちゃった
さきと
え?!
ゆか
こんなつもりじゃなかったのに
涙が溢れてきた
さきと
俺はゆかを泣かせたりはしない。守って見せる!
ゆか
......好き...
さきと
俺も。......
高校に入ってバスケ部に入った その日は練習が長引いて帰りが遅くなってしまった時 さきとと分かれ道でわかれ、一人で帰っていた時 後ろから厚底ブーツのような 足音が聞こえてきた。 その次の日もその次の日も その足音はやまない
ゆか
(なんなの......!?)
?
ふふふ
私は走った。
ゆか
(まただ)
ゆか
だれなの?!
?
うしろの正面だぁれ?
ゆか
え......
どこかで聞いたことのある強い声 聞き慣れている声 恐る恐る後ろをむくと...
けいと
やっときずいてくれた。
そこに居たのは全身黒姿のけいと。 何なを持っていたけいとは 空を私に向けた 輝く銀の刃物
けいと
さようなら