1人、クラスメイトが減った。
でもそれは消えただけであって、
「居なくなった」訳じゃ無い。
君が居なくなっても、
私達の生活が変わる訳じゃないし、
私達が哀しみにくれて、学校生活が送れない訳じゃない。
暖かい風は窓をくぐり人を突っぱね、扉を抜ける。
そんな時間がずっと続く。
淡々と時は過ぎて、「いつも」が帰って来る。
おかえり。
それは「いつも」に向けて言って
じゃあね
それは、貴方に向けて言う。
いつか、別れが来るのなら、
きっとこの気持ちも忘れるわ。
1つ余った席に座る人も、置かれるバックも無い。
その空いた席に座るのは、誰なのかしらね。
もう、永遠に「使われる事は無い」だろうけど。
そんな人が1人居なくなっても、変わらない...
いや、それだけで「いつも」が帰って来てしまうこの世界は、どれだけ狭いんだろう。
置かれていたバックの中には、沢山物が入っていて、
それだけで人が喜んでた。
実際に話しかけるのは数人かも知れない。
でも、人に好かれていた。
あの子が消えただけ。
いなくなっては居ないからね。
貴方が残してくれたバックの中には何も入ってないけれど
空では無い。
-このバックが無くなりませんように
その子に送る話
コメント
8件
誰よりも優しい君へ贈る。 僕からのささやかなプレゼント
いや、好き←唐突
実はずっと下書きにあったのですが、出すタイミングが分かりませんでしたw でも、色々あって、今日出しました(意味深) 「別れ」は必ず訪れます。でも、居なくならないことを願います。