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突然、何かの糸が 入れたかのように
ころんは過去を語り出した
青
僕ね、昔の恋人に裏切られて…
青
あ、裏切られたっていうのは、その…
青
悪気があってとかじゃなくて…
桃
……
青
2人で“永遠に”とか言ってたんだけど
青
…まぁ、単刀直入に言うと
青
死んじゃったんだよね
桃
そっ…か、
青
いくら好きでもいつか終わりが来る
青
それはさとみくんとの関係も同じなんだよ
桃
……いつか、終わる…
青
だから、永遠なんて存在しないし
青
僕は“愛情”とか、そういうのは綺麗事だと思ってる
青
人生そんな上手くいかないもん、笑
桃
…それでも俺は、
桃
ころんのことを愛してる、誰よりも
青
みんな最初はそう言うんだよ
桃
……
俺が思っている以上に ころんの心の傷は深いのかもしれない
青
…ごめんね、暗い話して
青
早く行こ
青
わ〜っ、綺麗…
キラキラ光るネオンの街に 瞳を輝かせる
そんな愛おしい姿を 眺めていると
青
ずっとこのままで……
ころんはそう呟いた
“このままで”の続きを 言い出せないのは
何が正解なのか 分からないからだろう
桃
ころん、
青
ん…？
桃
ずっと一緒に居たいな
青
…うん、笑
青
さとみくんはさ、
青
勝手に消えたりしない？
青
僕の前からいなくならない？
桃
なる訳ねぇだろ
青
…そうだよね
桃
…信じて欲しい。
青
うん…信じてるよ、
俺らは 今にも切れそうな 細い糸で繋がっている
幸せなはずなのに
不安で怖くて切なくて
恋愛ってこんなものだったっけ
桃
ころん
青
なぁに？
｢壊れるほど愛してる｣
そう伝えたかったけれど
桃
…なんでもない
青
なにそれ、笑
こんな重い感情は 心の中に留めておこう
NEXT>>♡1000&💬4
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