罪の名前

運命の男神(女神)様は目をとめた

くぼんだ両目痩せぎすな体

僕を見れば誰もが言うのです

だって

思えばほらまた涙があふれてくるわ

生きることは素晴らしいこと そんな風に僕も思ってみたい

彼らは笑って

後退る彼らに続けて言うんだ

嬉しいのになぜでしょうか

だって 涙がほらやあっぱりあふれてくるのです

それは見事なゆりの花 そっと君の近くに置くよ

運命の男神様は意地悪だ

花は黒く闇のように染まる それは不吉な黒いユリの花

あなたは叫ぶ