黒尾が持ってきたリンゴは綺麗にうさぎの形をしている
研磨
黒尾
研磨
研磨はおもわず笑みをこぼす
ー以上前回の続きー
黒尾
黒尾
黒尾
研磨
「うん、果汁多めで甘い」 研磨はリンゴの感想を脳内で述べながら1人満足する
黒尾
黒尾
研磨
黒尾
研磨
黒尾
研磨
研磨
黒尾の服の裾を掴んで顔を伏せそう言う
黒尾
研磨
研磨
コテンと首を傾ける 研磨は大胆すぎたんじゃないかと思ったがもう後に引けない
黒尾
黒尾
首を傾げて可愛い_ 研磨の急なデレにしどろもどろになりながらこたえる
研磨
そう言い、少しだけあった目をまたすぐ伏せてしまった
お互いもじもじしつつもこの状況を打開しようと黒尾がいっそう明るく声を出す
黒尾
研磨
黒尾
研磨は黒尾に背を向けて壁側にいる、 相変わらず細い
黒尾はそんな研磨の背中を横目で見ながら、目を瞑った
目を瞑ってから何分だっただろうか、研磨がこちらへ体の向きを変え呟く
研磨
黒尾はこれは俺が寝ていると思って言っているのかそれとも俺に対して直接聞いているのか、目をつぶったままぐるぐる考える
言葉が出ない、体が動かせない
研磨
そう言って研磨はまた壁側を向こうと動き始めた そこでやっと体が動いた
黒尾
研磨はビクッと肩を揺らして急いで壁側に向き、少しだけ震えた声でこう聞く
研磨
黒尾
研磨
黒尾
研磨
黒尾
研磨
黒尾
研磨は無言になる 無言の肯定
無言の研磨をよそに黒尾は静かに話し始める
黒尾
黒尾
自分はかわいい女の子でもなく、優しい人柄でもない、
言うなら早く言って欲しい、 早く失恋したい一心で黒尾が話すのを止めはしない
しかし涙で視界がぼやけてくる 背を向けてるので黒尾は気づいてないだろう
黒尾は優しい声でさらに付け足す
黒尾
黒尾
研磨
自分のことだ、! 一気に目頭が熱くなる 研磨は両手を口元に当てながら涙を堪えようとする
黒尾
黒尾
黒尾
黒尾
いつもよヘラヘラした声色とはうってかわり真剣な声が響く
研磨は泣きそうになりながら無言で何回も何回も頷く 声を出したら今にでも泣き出してしまいそうだ
すると黒尾は背中を向けている研磨の腰に手を回しぎゅっと抱きしめてくる
研磨
そう言いながら黒尾の方へ顔だけ振り返る やっと出せた声は涙で震えている
目が合う
目を背けることはできなかった
ちゅ
黒尾は研磨の頬に手を添え静かにキスを交わす
何回も何回も、、
真っ暗の中、静かな月明かりだけで照らされ、そこには非日常な雰囲気の世界がひろがる
月光で白く目立つ研磨の顔はとても綺麗だった 黒尾は思わず声に出す
黒尾
そしてまた抱きしめ合ってそのまま眠りについた
コメント
6件
言葉の選び方が凄い👏( >﹏< *)めっちゃ好き(*^ω^*)
え、最高すぎる続きってないんですか!?😭
いや、天才!!!