オマケ回2「呪われ罪と罰が残った天王寺組の女極道」

（3/3）罪の始まり

ある日空がこう言った

「月山家を出る」 それは一族を裏切るっていう行為

いつの間にか 「夢姉みたいになりたい」の口癖が

「アンタなんて消えればいいのに」になってた。それが不思議な気持ちで

もう何もかも疲れた感覚になった

その数日後 月山家に襲撃が起きた

あんだけ私のことを必要としてた両親は、私を置いて逃げた

もうどうでもよかった（笑）

やっと死ねるって思った

だけど

目が覚めた時は 路地裏だった

なんでかわからなかった 一つわかったことは…

どうせこのままでも死ねるってこと

だけどある男の人が来た

「また死ねないのか…」それしか思わなかった

ﾋﾟｯﾋﾟｯ…ﾋﾟ

起きたら見知らぬ天井…

その男の人は私の情報を知っていた

昔から私は　 頭脳だけは良くて 人の目を見たらなんとなく

何でもわかる気がした

情報屋になれば 月山の存在も隠せる気がした

次回空の過去編