最初はとても順風満帆な生活を送っていた
ご飯を作れば美味しいと言いながら箸を進め、朝も起こしてくれる
夜は必ず同じベットに潜り、愛を確かめ合う。
しかし、いつからだろう?
この幸せの形が砂のように崩れ落ちて行ったのは。
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
ドス バコ ドゴッ
○○
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
○○
○○
旦那(婚約者)
○○
○○
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
○○
助けてと叫んでも助けてくれる人なんて居ないだろう
日に日に増えていく痣を撫でてくれる人も。
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
任務終わり、兄ちゃんと久しぶりに六本木に足を向けた
そこは何も変わっていなくて、人で溢れかえっている
竜胆
蘭
竜胆
蘭
俺の心はここと同じように何一つ変わっていない
振られてからも、一時も忘れたことなんてなかった
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
その通りだよ。兄ちゃん。
本音は会って抱きしめたい。
そんな事考えていたら ある人が目に入る
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
俺は兄ちゃんの声など無視し 我武者羅に彼女の元へと走っていった
竜胆
竜胆
走って追っかけたものの、彼女の影は人混みへと姿を消した
竜胆
諦めて帰ろうと 信号を待っていた
竜胆
竜胆
横断歩道の向こう側に居るのは紛れもなく彼女だ。
青信号になると同時に走った
竜胆
○○
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
俺の前に立っている○○は 全身ブランド物で身を纏っており
可愛らしい女の子から 大人な女に変わっていた。
竜胆
○○
○○
少し照れながら髪の毛をかきあげた時に見えたもの。
それは
竜胆
左薬指に輝く指輪。
○○
○○
竜胆
○○
竜胆
旦那(婚約者)
○○
竜胆
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
竜胆
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
○○
竜胆
旦那に肩を組まれた時に見えた痣
思わず俺は
竜胆
○○
竜胆
○○
○○
竜胆
竜胆
竜胆
○○
旦那(婚約者)
嘘だ。
○○は嘘をつく時は少し黙り込み 目線を外す。
本当の幸せを感じていたのなら諦めが着いたのに。
竜胆
去っていく2人をただ見つめる事しか出来なかった。
久しぶりにぶらぶらと六本木の街を歩いていた時
竜胆
○○
○○
後ろから名前を呼ばれた
声だけでその者の正体はわかった。
竜胆
○○
正直、1番会いたくない人。
だって、会っちゃったら 今の生活に耐えれなくなるから。
もう一度、貴方の溺れる程の愛情を体が欲しがってしまうから。
…振ったのは私なのに。
竜胆
○○
竜胆
○○
いつぶりだろう こんなに顔が熱くなるのは。
○○
竜胆
○○
○○
竜胆
○○
竜胆
旦那(婚約者)
○○
彼が口を開いた途端に割って入ってきたのは旦那の姿。
竜胆
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
竜胆
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
○○
本当は行きたくない。
本命は結局 竜胆なんだ。
まだ痛む肩に我慢しながら進み出した時
竜胆
○○
竜胆
○○
○○
竜胆
竜胆
竜胆
○○
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
○○
旦那(婚約者)
旦那(婚約者)
○○
○○
旦那(婚約者)
○○
竜胆。ごめんね。
私嘘ついちゃった。
○○
誰も癒してくれない腕の痣を優しく撫でた。