美紅
…準備はいい?
全員)はい!
M
…ん?
M
えぇ?!
M
なんでみんな出て…💦
M
(適俄さんにとりあえず報告を…)
薔
あ待って下さい待って下さい
M
んぇ?
薔
実はこれどうしてもM看守に見せたくてぇ…
M
…え
M
ええええ!!試作品の小説!?✨
薔
実は小説に興味があって書いてみたんですよ
M
ええ!やったぁ!✨ありがとう!
M
それで何が欲しいの?( 'ᢦ' )
薔
ここの出口って教えてくれたりしますかねぇ?
M
出口はこっち!地図あるから︎︎👍
M
えへへ本本本…
薔
ありがとうございます!
M
あ…
M
…脱獄なんだろうけど…出来るのかなぁ…
M
この先─なのに
美紅
…?!
美紅
が…崖…ッ
美紅
この下は…底が見えない奈落…
マオ
全く見えへん…!
トンッ
マオ
えっ
シレネ
んふッ♡
M
大丈夫?(手を掴んで飛んでる)
薔
…(シレネに掴みかかる)
シレネ
あらら…意外と看守さんって早いのね♪
死音
お前…また…ッ
薔
ググッ…
シレネ
あはは、罪、かさ、ねるのね笑
死音
落ち着いて、ストップ
M
降ろすよ〜?ストン
マオ
薔!
薔
…(手を離す)
シレネ
あらあら…笑
死音
お前はあの時もそうだった…
死音
聖蘭を殺した時もそうだった!!
シレネ
あはっ笑
シレネ
何を言ってるの?
シレネ
あなたが殺したんじゃない(*^^*)
聖蘭
死音〜!
死音
あ!聖蘭!
聖蘭
新作のコスメめっちゃ可愛くない?!✨
死音
わかる…!色味が可愛い!
聖蘭
と言うか早く新しい服買いたいんだよね〜…
死音
そうだねぇ…
聖蘭
あそういえば、この前遊んだ赤髪の子にリップ貰ったんだよね!✨
死音
え!めっちゃいいね!笑
聖蘭
あの子の名前分かんないけど…何処かで会ったことあるんだよね〜…
死音
ん〜…?前の子だよね?確か…姉がいるって言ってたような?
聖蘭
そうそう、ま、まぁまた聞けばいっか!
死音
そうだね!笑
僕は聖蘭と仲が良かった
一緒にスカートを 履いて、髪を伸ばして
コスメを買ってメイクして
自分達なりの青春を楽しんだ
それなのに…
死音
聖蘭〜!今日も…
シレネ
聖蘭…だっけ?
シレネ
あなた…この写真なーに?(*^^*)
聖蘭
こ、これ…僕が服着た時の…
シレネ
何男がスカート履いてるの?
シレネ
気持ち悪…
聖蘭
え、えぁ…
シレネ
髪も伸ばして気持ち悪くて仕方ないわ…
シレネ
いっその事死んじゃった方がマシなんじゃないの?笑
聖蘭
そ、そんな…ッ…僕はこれが自分なだけで…ッ
シレネ
ガッ…気色悪いのよ、目障り
聖蘭
え…ぁ…
シレネ
あら、死音君だったかしら?(*^^*)
死音
あ、は、はい…
シレネ
死音君はこんな汚ったないゴミとつるんでなんかないよね〜?(*^^*)
シレネ
それとも…コイツみたいにスカートを履くの?
シレネは当時 男を騙して味方を作っていた
逆らったりなんかしたら自分も…ッ
だけど…
その選択に深く 後悔することになるなんて
死音
そ、んな事…ない…です
聖蘭
死音…?
聖蘭
僕達一緒に…
シレネ
ほら、違うって言ってるじゃなぁい笑
聖蘭
…死…音…
あの時に見た聖蘭の顔は…
何時までも記憶に残っていた
死音
…
後悔しながら 学校をフラフラ歩いていた時のことだった
グシャッッ
死音
え…?
目の前に落ちたのは…
聖蘭の死体だった…
死音
う、うわぁぁぁぁッ!!!
聖蘭
…
その日…
唯一の理解者親友を失った
死音
そん…な…
シレネ
あら、死んだのね
死音
お前!!
死音
お前のせいで…ッッ
シレネ
何を言ってるのよ
シレネ
あなたが殺したんじゃない笑
シレネ
あなたが!目の前で見捨てたの!笑
死音
そんな…聖蘭…僕…







