/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
海里
莉子姉ちゃん、大好き〜
莉子姉ちゃん
ありがとう〜
莉子姉ちゃん
でも、海くんが大人になったらね！！
僕が莉子姉に会ったのは…
いつだっけ…
それから10年後、俺は18歳になっていた。
海里
莉子姉今度勉強教えてよ！！
莉子姉ちゃん
うん！！案外海里も真面目なんだな〜笑
プルルルル、莉子の携帯が鳴る音
莉子姉ちゃん
ちょっとごめん
海里
あ、うん
遠くで莉子の話し声が聞こえる
話し相手とはどうやら仲が良いようだ…
莉子姉ちゃん
ごめん、お待たせ
海里
うん…彼氏？
莉子姉ちゃん
え！違う違う
慌てて首を振る莉子
いかにも怪しい
海里
(疑う目で莉子を眺める)
莉子姉ちゃん
だから、本当に違うってば〜
莉子姉ちゃん
莉子に彼氏なんて出来るわけないでしょ笑
海里
確かにな
莉子姉ちゃん
おいおい笑
莉子姉ちゃん
海里こそ彼女とか居ないの？
海里
居ねーよ
海里
俺は小さい頃から莉子の事しか見てね〜から
莉子姉ちゃん
ありがとう笑
莉子姉ちゃん
でも、大人になったらね
海里
(もう俺は大人だよ…)
海里
(なんでいつも俺の思いに気付いてくれないの…)
翌日俺は友達の引越しの手伝いのために駅に向かった
海里
(うわぁ、人がめっちゃ居る…)
海里
(久しぶりに来たから分かんないな…)
海里は周りを見回した
海里
(あ！！)
視界の先には莉子姉が居た
海里
(莉子姉に聞こっと)
海里が莉子に近づこうとしたその時
莉子姉の男友達
お待たせ〜
莉子姉の男友達
待った？
莉子姉ちゃん
ううん、全然
莉子姉ちゃん
どこ行く？
海里
(え？)
莉子の近くに彼氏と思われる男が寄ってきた
海里
(マジかよ…)
莉子の喋り方からしてこないだの電話の相手らしい
莉子と男が楽しそうに俺から離れていく…
それから数日後…
莉子姉ちゃん
海くんおはよう〜
海里
うん
海里
あのさ、前から莉子姉に聞きたいことがあったんだけど…
莉子姉ちゃん
うん？どうした？
海里
莉子姉って本当に彼氏居ないの？
莉子姉ちゃん
急だね笑
莉子姉ちゃん
居ないよ〜
莉子姉ちゃん
なにそんなに心配なの？笑
海里
いや、別に少し気になっただけ
海里
ていうか、こないだ莉子姉駅に居なかった？
莉子姉ちゃん
え、居ないよ〜
テンパる莉子さらに怪しい
海里
ふーん
海里
なら、良いけど
2話に続く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
