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🐱

な、なぁ。お前の足、、。

水色の「何か」がこいつの足に付いていた。

(ifに背中を向ける)

あぁ~。ごみついてたっっぽいw

🐱

、、、。

🐱

(明らかにゴミではなかったやろ、、。)

ごめんごめんwこの寮ちょっと汚いからs、、

🐱

噓つかんくてええよ。

っ、、。

苦しそうな顔をしたこいつを見た。

噓、ついてない、よ?w

🐱

なぁ。なんでそんなに笑う事があるん?

偽りの笑顔を作る自分が滑稽で、

🐱

何にも面白い事ないやんか。

どんな物よりも面白い。

🐱

無理に笑う人生は楽しいと感じるか?

楽しいよ?ww

(全然楽しくないの。いずれ独りになることだって分かってるのに、笑い続ける自分も怖いの。)

初対面のこいつの気持ちが、なぜか苦しいほど分かる。

🐱

初対面に本心を明かすの怖いよな。

🐱

人前で泣くってしんどいよなぁ。

お兄さんは自分の経験を語るように呟く。

🐱

俺のことが怖いか?

ん~ん。怖くないよ?

泣きそうで声が震えた。

🐱

噓つき。

っえ?

その途端に身体が温かい何かで包まれた。

🐱

なんで、、。そんなに噓つくん?

お兄さんが僕にバックハグをしていたらしい。

俺はこいつの悲しそうで冷たい身体を抱きしめた。

🐱

(ほら。もう泣きそうな顔するんだ。)

いつか失う事を知ると、人に温められる事も怖くなるの。

怖い、、。怖いの、。

独りが、、怖いの。

「独り」、、?

🐱

なんでや、?ここには同じような「仲間」がいるんやないんか?

確かに、りうちゃん達とは「仲間」以上の関係だよ。

けどさ、だからこそ怖い。

🐱

、、?

僕の病は、いつか「海に沈まないと生きていけない」。

だからね。僕決めたんだ。

僕ね、自分に必要な海で死ぬって。

🐱

、、、は?

驚愕した。

冷たくて暗い海の中、独りぼっちで死ぬの。

だから人魚姫になってしまう「いつか」がすごく怖い。

🐱

、、、。

お兄さんは深く考えるように下を向いたままで動かない。

確か口を開いたのは数分経ってからだ。

🐱

、、、。

🐱

「いつか」の日。

🐱

一緒に。2人で逝こうや。

、、は?

言っていることが全く理解できない。

(どうして、、?)

痛くなるほど優しいお兄さんが、僕なんかと死ぬ必要ないじゃんか。

🐱

俺は―。
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