コメント
11件
好きすぎるッッッ✨ こんなことあったら許しません(((圧
参加していただきありがとうございます😊 高校最後の夏の爽やかさとは裏腹に、どろどろとした堕ちていくような初恋の対比が、とても良かったです!見てるこっちもゾクゾクしました、笑
マジであったらどしよ
ミ"ーンミ"ーン....ジリジリ...
...チリン...チリン
太陽がジリジリとあたりを照らし、汗が垂れる
周りがすこしぼんやり見える
夏が本格的に始まってきた、という感じが伝わってきた
何処かの風鈴がチリン、となる
その瞬間、生暖かい風が吹く
...あぁ、今年も夏が始まった
赤
見慣れたこの景色
この場所で夏を過ごすのは、今年で最後か、
なんて考えると、少し寂しくなってくる
赤
行きたい大学はこの県には無い、だからこの場所から離れる事になってしまう
夏休みまで、あと1週間
最後なら、なにかいつもと違うことをして見たいと最近よく考える
赤
自分のハッキリしない記憶を探るに、多分、ここら辺にお店は無かったはず...
キレイ、というより、古臭いが、なにかそこにオシャレと感じてしまうようなお店
赤
入りたい、というか、入るしかない
直感的にそう感じた
1歩、踏み出した
カランコロン、と、ドアに着いていた鈴がなる
どうやらここは図書館のようだ
赤
赤
360°とは言わないが、辺り一面本だらけ
あまり自分は本に関わらなかったが、その時だけ何故かとてもワクワクした
いつもと違うのはそれだけじゃない
何故か、足が勝手に進むんだ
特定の何かを探すかのように...
スタスタ...
赤
赤
赤
赤
赤
カランコロン...
借りて数日、ナツモノガタリ、という本を読み終わった
簡潔にいうと、恋愛物だった
主人公の男の子が、とあることがきっかけとなり、
性別年齢不明の人を、毎日、学校の窓から見えるようになる
最初は不審に思う主人公だが、不思議な姿の"それ"に魅入ってしまい、
ついに、"それ"に心を奪われてしまう
という話だ
赤
読み終わった...と言っても、何故かその後の部分が破れていて読めない
図書館の人に聞こうとしたが、何故か図書館が無くなっていた
2.3日もやもやした日が続いている
赤
赤
赤
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
話しても、信じてくんないよな....
赤
桃
桃
赤
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
赤
赤
赤
赤
真っ白な着物を着た人が校門付近に立ってるのが見えた
赤
集中し過ぎたせいか、友達の声も、先生の声も、チョークで字を書く音も、セミの声すら聞こえない
ただ、淡々と時が経って行く
ここには、自分と"それ"しか居ないみたいだ
赤
赤
目が合ったんだ
"それ"....
いや、"彼"と、
宝石のような紫の瞳
透き通るような白い髪と肌
そこにほんのり赤く染まる頬
そんな彼に似合う真っ白な着物
赤
喉が鳴った
というか、息が上手く吸えない
心臓がドクンドクン、と
これでもかってくらいにうるさい
頭がほわほわする、
それと、暑い.....
多分これは夏のせいじゃない
赤
頬が暑い....多分、今の自分の顔はとても赤いんだろう
赤
桃
赤
何故か桃くんに放課後残れと言われた
朝、自分が冷たくしたことにイラついているのだろうか、
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
実際、そうだと思う
でも、なんか違うんだ
恋なんて、そんな可愛いものじゃない
もっとドロドロしてて、きっと、おかしなものだ
赤
夕日で照らされた教室の窓越しにまた"彼"が居た
赤
桃
桃
桃
桃
桃
赤
早く、いきたい
そっちに
はやく、
いきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたいいきたい
桃
紫
キキーッッ
ドンッッッ
今日も、また
窓越しの彼を見つめる
蝉の声、風鈴の音に似合わない、どろどろした恋
だけど、それでもいい
最近になって、彼が目を合わせて、ニコリと笑ってくれるようになった
それが今1番嬉しいこと
だけど、
何故か、最近机に花を置かれている
これは俗にいう虐めだろうか
しかも、その犯人は、
赤
桃
赤
桃
赤
桃
お葬式のように、どんよりとした教室
何故か桃くんに無視をされている
まぁ、それでもいいか、
今日も彼が居てくれるなら、それでいい
今日もまた、彼と目を合わせる
もし、他の人が見ていたら、きっと
これを、"恋"と、呼ぶのだろう
忍れど 色に出にけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで
意味:そっと忍んで胸に隠してきたけれど、顔に出てしまったよ。
「物思いしてるのでしょう。恋でもしているのですか?」
と人に聞かれてしまうほどにね