SCPをのんびりご紹介〜❗️

さて今回紹介するSCPは

ん？無事帰ってきたみたいだし書けたみたいだ

まぁ日課みたいなものだから出来るだけやっていきたいらしい

というわけで今回紹介するSCPは
SCP-1475-JP 標的はノースカロライナ

オブジェクトクラスはSafeだ

大丈夫、今回は死人は出てない

まぁとりあえずやってくぞ

SCP-1475-JPは背もたれに「Welcome to America」と彫られている木製の椅子で
材質は日本産のスギであることが判明している
現在、13脚のSCP-1475-JPが財団に収容されている

今回も財団から写真をお借りしてきている

実験中のSCP-1475-JPの写真だ

SCP-1475-JPの異常性は人間が座った時に発生する

まず、座った人物はSCP-1475-JPから立ち上がれなくなってしまう

そして、刃物で傷付ける、火炎放射機で燃やすなどの加害的な干渉を受け付けなくなる

このとき、被験者の身に付けているものもある程度の耐久性を身に付ける

いやいや、それだけじゃない

被験者が座ってからおよそ3分後に被験者は小刻みに震えだし、その5秒後に前方45°の角度で、時速████kmの速度で爆発音と共に射出される
ちなみに、この現象によるソニックブームの発生は確認されていないそうだ

まぁ伏字にされてるが報告書のソニックブームはって文面からするに音速超えてるんだろうな

いや、言った通り死人は出てない

進行方向に障害物がある場合はそれに激突し停止するが傷一つ付かないらしい

財団の所有するハイスピードカメラによる撮影により、射出時にはSCP-1475-JP-Aは直立の姿勢を取っている事が確認され

射出の瞬間にSCP-1475-JPの前方に大規模な火炎が発生するが、これは他の物体に燃え移ることはなく熱を発生せず
他のものに燃え移る事もないそうだ

まぁ射出の演出みたいなもんだと私は思ってる

うむ、そうだ

被験者は飛行中も意識があって、通信機を持たせることで会話をすることが可能で、射出から20秒後に被験者は物体をすりぬけるようになり、視認による方法では被験者を認識できなくなる

この状態のSCP-1475-JP-AはGPS装置の信号および通信機による音声でのみ認識が可能で、着弾の20秒前に解除されることが判明している

射出から約2時間16分後、ほとんどの被験者はアメリカ合衆国ノースカロライナ州の北緯██████°、西経██████°の地点を中心とした半径20mの範囲に着弾する

着弾より3秒で被験者は異常な耐久性を失い、通常の人間と同等の耐久性に戻る
着弾の際にクレーターが発生することはなく、膨大な量の運動エネルギーがどこへ消えているのかに関しては現在調査中だな

SCP-1475-JPは、警察に「爆発の発生とともに浮浪者が消失した」という不審な通報がなされたことにより財団の興味を引き、現場に急行したエージェントにより発見された

この際、異常性を把握していなかったエージェント・飛鳥がSCP-1475-JPに座ってしまう事案が発生、SCP-1475-JPの詳細な異常性が判明した

まぁそりゃそうだろうな…

さて、ここからはこのSCPの実験記録を紹介していこう

実験記録1475-JP-1

実施日 20██/██/██
被験者: Dクラス職員（日本人男性、32歳）
対象: SCP-1475-JP
実施方法: 実験室内でSCP-1475-JPに座らせる。

結果: 被験者はSCP-1475-JPより射出され実験室の壁に衝突すると20秒間静止、その後壁をすり抜けて飛んでいった。
実験開始より日本標準時で2時間24分後、ノースカロライナ州のサイト-██より被験者を回収したとの報告があった。
被験者は無傷だった。

実験記録1475-JP-5

実施日 20██/██/██
被験者: Dクラス職員（アメリカ人男性、35歳）
対象: SCP-1475-JP
実施方法: SCP-1475-JPを沖縄県に輸送した後、屋外で被験者をSCP-1475-JPに座らせる。

結果: 被験者はSCP-1475-JPより射出された。実験開始から日本標準時で2時間15分後、ノースカロライナ州のサイト-██より被験者を回収したとの報告があった。
射出する場所、人種、体型等の影響による着弾時間の変化は見られず。
被験者は無傷だった。

実験記録1475-JP-11

実施日: 20██/██/██
被験者: Dクラス職員
対象: SCP-1475-JP
実施方法: SCP-1475-JPをノースカロライナ州の着弾地点に輸送し、被験者に通信機とGPS装置を取り付けてSCP-1475-JPに座らせる。

結果: 被験者はSCP-1475-JPの真上に射出された。
通信機によるインタビューでは上空で停止している旨が伝えられ、GPS装置の信号も大きく動かなかった。
実験開始から2時間32分後、SCP-1475-JPに被験者が着弾、SCP-1475-JPは破壊されることなく被験者を再度即座に射出した。
2時間12分後に被験者は無事回収された

さて、次で最後なんだがSCP-1475-JPの最後に見つかった１３個の目の個体の実験なんだが

この個体は財団のゴミ捨て場より新たに回収されて他の個体とやや違う事案が発生して音声記録が残されている

被験者: Dクラス職員D-1475-04
実験担当者: 薦野研究員
付記: 前半の記録は重要性が低いため割愛、被験者の飛行中より記録を開始する。
また、被験者は便宜上そのままDクラス番号D-1475-04で呼称する。

<記録開始>

D-1475-04: お、おい！なんだこれ、飛んで、飛んでる！速い！

薦野研究員: D-1475-04、周囲の状況を教えて下さい。

D-1475-04: いや教えて下さいったってもう海しか見えねえよ！高いし！速いし！体も動かねえし！

薦野研究員: ではそのまま待機を続けて…

D-1475-04: [衝突音]うおっ、何かぶつかったぞ、白い鳥みたいな……

薦野研究員: 20秒は……経過していませんね。ああ、その衝突では特に影響は……何？GPS装置の信号の速度が低下した？

D-1475-04: あ、さっきの衝突でなんか外れたぞ。あれGPS装置だったのか？

薦野研究員: ……はい、少々不測の事態ですがそのまま飛行を続けてください。着弾地点で財団職員が待機しています。

D-1475-04: おいちょっと待て！着弾ってなんだ！？

[重要性が低いため割愛、実験開始より日本標準時で2時間経過]

D-1475-04: [衝突音]ぐあぁ！死ぬ……死んでない？何処だここ？

薦野研究員: アメリカ合衆国のノースカロライナ州です。近辺にいる財団職員と合流して……

D-1475-04: 誰もいないぞ。

薦野研究員: 何ですって？そんなはずは……

D-1475-04: いや、人っ子1人居ねえ。気配すらねえ。

薦野研究員: ……D-1475-04、少々付近の探索を行ってください。おい！サイト-██に緊急電報！

D-1475-04: な、何かヤバイのか？

薦野研究員: いえ、すぐに回収に向かいます。近くに何か目立つものはありますか？

D-1475-04: いや、何もない……向こう側に光が見える！向かった方がいいか？

薦野研究員: では是非向かってください。

[20分の沈黙、この間にサイト-██に緊急電報を送信]

D-1475-04: 光の近くについたぞ！街灯だった。なんかデカい道路が通ってる。

薦野研究員: では、近くに目立つものはありますか？

D-1475-04: いやないけど、アレだ。標識がある！地名が書いてあるヤツ！

薦野研究員: では接近し確認を行ってください。

D-1475-04: ああ、分かった。
[沈黙］
おい！ふざけんじゃねえぞ！話が違う！

薦野研究員: どうしましたか？

D-1475-04: ここはノースカロライナなんかじゃねぇ！サウスカロライナだ！

<記録終了>

その後の追加実験により、SCP-1475-JP13番目の個体を使用した場合は97%の確率でノースカロライナ州、2%の確率でサウスカロライナ州、1%の確率でウェストバージニア州に着弾することが判明した

今回の紹介は以上だ

実に平和的でなんならタダで海外に行ける面白い椅子だな

まぁミヤもゴミ置き場に置いてる椅子には注意だな

さて、それじゃ私は寝るぞ〜

おやすー

まぁどちらかと言えばネタ要素満載だったな

うむ、今回は普通に次回予告しようかとな

というわけで次回からはリクエスト頂いているSCPを紹介していこう

さて、何からやるかな〜