海
はぁはぁ…
一翔
間に合った
一翔
ギリギリだけど…
海
そうだね!
海
良かった〜
一翔
寝癖ついてるよ。
海
えっ!?
海
恥ずかしい//
一翔
もしかして、
一翔
早起きして
一翔
俺の家来てくれた?
海
まぁ早起きというか……なんというか……
一翔
ありがとう。
ドキ
海
ん?
一翔
え?
今のは……?
謎の声
恋とか?
海
んなわけ、ない……よ
一翔
何言ってるの?
海
え?
海
じゃあ今の声は……
海!
危ない!
ドンッ!!
私には、「かな」という親友がいた
でも
私が車にひかれそうになった時
かなが
私をかばって
……
幼少期 海
うぅ……
幼少期 海
なんで!
幼少期 海
なんで死んじゃったの……
幼少期 海
ごめんね!
幼少期 海
本当にごめんなさい!
幼少期 海
私…かなちゃんいなかったら……
幼少期 海
何も出来ないよぉ……うぅ
私はずっと
かなの傍で
泣きながら、ごめんなさいと言い続けた。
でも、当たり前だけど
かなが戻ってくることは無かった……。
海
……
一翔
おーい
海
……
一翔
おぉーい。
海
え?
海
あ、ごめん
海
考え事してた
一翔
あのさ、降りる駅って
一翔
この駅じゃない?
海
え?
プシュー(しまる音)
海
ギャャャー!
一翔
あらま。