ボスキ
思った以上に広いな。

アモン
そうっすね。

ハウレス
あの店主…。こんないいところに通してくれたのか。感謝しないとな…。

フェネス
そうだね。

ロノ
〇〇さんは、1番奥の上座へどうぞお座り下さい。

主
あ、ありがとう。

バスティン
〇〇さんは、何を飲まれる?俺が、注文してこよう。

主
えーと。

ボスキ
飲みすぎるなよ?

主
う、うん。

アモン
いいじゃないっすか。このメンツなら、みんな〇〇さんの姿みたことあるメンツなんすから。

ロノ
なっ/////

バスティン
…思い出させないで欲しい////

ロノ
は?バスティンもう〇〇さんと寝たのかよ?!/////

バスティン
いや、ただ、その美しい姿を見てしまっただけだ////あれは、不可抗力だった////

ボスキ
なんだよ。ロノもバスティンもまだ、抱いてないのかよ。なら、逆に〇〇に飲ませるか?色っぽくなるぞ?

主
ちょっと!////ボスキ!////

ロノ
色っぽく?/////

バスティン
///////

主
2人とも想像しないでぇ!////

フェネス
あまり、〇〇さんをいじめないでよ。〇〇さん、今日は、俺が隣りで〇〇さんをセーブしますから。大丈夫ですよ。

ボスキ
おい!勝手に席決めんじゃねぇよ!

ハウレス
それなら、俺も〇〇さんの隣がいいのだが.../////

アモン
俺もっす!ずるいっすよ!抜け駆け禁止っす!フェネスさん!

バスティン
あぁ。俺も〇〇さんの隣がいい。

ロノ
それなら、オレだって!

主
あ、おかえり。ベリアン。

ベリアン
申し訳ありません。主様。はぁ...はぁ…

ボスキ
どうしたんですか?ベリアンさん。息切れしてるが。

ベリアン
あ、少し逃げてきたもので…。

主
店主さんに気に入られてたもんね。

ベリアン
あ、主様まで…。そんなことを言わないでください。私は、主様一筋なのですから。

主
あ、うん////ごめん////

アモン
なにそこいい雰囲気になってるんすか?!

バスティン
あぁ、ベリアンさん。抜け駆けは良くない。

ロノ
そうですよ!ベリアンさん!

ベリアン
わ、私は、そんなつもりでは////

と、飲む前から盛り上がる面々であったが、主の隣に誰が座るかをジャンケンで決めることにしたみんなは左側は1階の中の1人、右側は2階の中の1人という形で決まり、お酒をみんな頼み宴会がスタートする。
ハウレス
では、本日は、1階2階の親睦を深める意味で今日は、宴会への参加、〇〇さん、みなさん感謝します。はじめる前に〇〇さんから一言、いただきたいと思います。

主
え?私?

ハウレス
はい。大丈夫です。〇〇さんらしくで大丈夫です。

ボスキ
あぁ。普通に軽い挨拶程度でかまわねぇ。

主
では、私からは…みんな飲み会誘ってくれてありがとう。今朝からすごく楽しみにしてたんだ。だから、みんな楽しもう?乾杯!

ボスキ
〇〇は、今日、カシオレか?

主
うん。なんか、甘いの飲みたくなっちゃって。

ロノ
〇〇さんが、嫌でなければ、甘いお酒ならチョコレートのリキュールを使用したクレーム・ド・カカオというカクテルもオススメですよ!

主
いいな~。それ飲んでみたい!

ロノ
かしこまりました!バスティン。〇〇さんの注文を伝えてきてくれないか?

バスティン
わかった。
〇〇さん。すぐに持ってくるから、待っていてくれ。

主
ありがとう。バスティン。

バスティン
あぁ。

ボスキ
ロノ。そんなに〇〇の見たいのか?

ロノ
な、なんでそうなるんですか?!////

主
【じーー】

ロノ
〇〇さん?オレ、そんなことしないですよ?!////そりゃ、興味はありますけど、〇〇さん酔わせて少し色っぽい姿が見たいなんて思ってないですから!///

ボスキ
思ってたんだな。

主
思ってたんだね。

ロノ
いや、だから、ちがっ////

バスティン
待たせたな。〇〇さん。クリーム・ド・チョコだ。

ロノ
クレーム・ド・カカオだ!
まさか、あの女店主さんにもそういったのか?!

バスティン
あぁ。

ロノ
よく通じたな?!

バスティン
はじめは、不思議がったが、すぐ出してくれた。
さぁ、飲んでくれ。〇〇さん。

主
ありがとう。

主とは反対側に座る2階のみんなは、羨ましそうにその姿を見る。
アモン
なんか、向こうの席の方楽しそうじゃないっすか?

フェネス
まぁ、仕方ないよ。ジャンケン俺たち負けたんだし。

ベリアン
そうですね。残念ではありますが、〇〇さんと同じ空間にいて、あんなに楽しそうにされている〇〇さんが見られるのなら、私は良いかと思います。

ハウレス
はい。俺もそう思います。以前、悪い男に襲われたのをバスティンが助けたとは聞いていましたが、なんだかその時から、俺たちでも、抱こうとすると震えていましたので…。そういうのを忘れて楽しんで欲しくてこの企画を立てましたが。

フェネス
良かったみたいだね。

アモン
そうっすね。まぁ、お預け食らってる分、マジで色っぽい姿見せられたら抑えられる気しないっすけどね。

ベリアン
すみません…。

ハウレス
なんで、ベリアンさんが謝るんですか?

バスティン
ベリアンさん、酒は入っているか?
ハウレスさんやアモンさん、フェネスさんもないようなら俺が頼んでくるが。

ベリアン
私は大丈夫ですよ。ありがとうございます。バスティンくん。

フェネス
俺もまだあるからいいよ。

アモン
俺は、ワイン追加でお願いするっす!

ハウレス
俺もウイスキーのロックで頼む。

バスティン
わかった。ワインとウイスキーのロックだな?

アモン
はいっす。

ハウレス
あぁ。

バスティン
行ってくる。

そして、バスティンは、目線だけでベリアンに伝える。
バスティン
((言わなくていい。))

ベリアン
((そうですね…。せっかくの楽しい飲み会をぶち壊してはいけませんね。))

ハウレス
それで、ベリアンさんはなぜ謝るんですか?

ベリアン
私が、〇〇さんを守れなかったのが許せなくて…。

フェネス
わかるよ。そばにいて守れないなんて辛いよね。

アモン
そうっすね。俺は、1度〇〇さんを傷つけているから尚更っすよ。守りたい人を傷つけてしまうなんて、自分で自分が許せないっす。

ベリアン
(そういえば、以前、アモンくんとのことを主様が話されていましたね…。私は同じ過ちを犯してしまったのですね…。)

ハウレス
アモン。そのことについては、もう、誰もアモンを責めないし、何より〇〇さんが許してるんだ。いい加減、自分を許してやれ。

アモン
……ありがとうございますっ。ぐすっ…

フェネス
な、泣かないで。

とアモンの背中をなでるフェネス。主は、何やらアモンが泣いていることに気づきすぐ、席を立つ。
ロノ
どうしました?〇〇さん。

主
ちょっと向こうにも遊びに行ってくるね!

ボスキ
転ぶなよ?

主
うん!

そして、主は、みんなにしーっと右の人差し指を立て静かにするよういい、泣くアモンの後ろに来ると、アモンの両目を両手で隠し
主
だぁれだ?

アモン
〇〇さん?〇〇さん?!え?向こうにいたっすよね?

主
遊びに来ちゃった。

アモン
〇〇さん………やっぱり、俺〇〇さんが彼女でよかったす。ありがとうございますっす。もう、大丈夫っす。

主
そう?アモンは何飲んでるの?

アモン
ワインっす。飲むっすか?

主
うん!飲む。

ハウレス
あまり、飲みすぎないでくださいね。〇〇さん。

主
まだまだ大丈夫!

フェネス
確かに…かなり、飲まないと前回も酔ってなかったよね?

アモン
朝まで付き合わされるかもっすね…。

バスティン
大丈夫だ。そうなる前に俺が止める。だいたい何杯飲んでるかくらいは見てるからな。

フェネス
すごいね。

バスティン
そういうフェネスさんもわかっているだろう?

フェネス
そうだけど…。

主
もう、何コソコソ話してるの?みんなも飲もう!

みんなは、笑う主に安堵しつつも、朝までコースだと感じていた。
ボスキ
朝まで飲みそうな勢いだな…。

ロノ
そうですね。ところで、ボスキさんは、〇〇さんがみんなと付き合うことに嫉妬ってしないんですか?

ボスキ
どうした?急に。

ロノ
いや、元々は、〇〇さんは、ボスキさんと付き合ってたわけじゃないですか?

ボスキ
あぁ。

ロノ
だから、こんな大人数の人が〇〇さんと付き合うことに嫉妬しないのかなって、純粋に気になっただけです。

ボスキ
はじめは、嫉妬して狂いそうになった。

ロノ
やっぱり、そうですよね。どうやってその嫉妬心消したんですか?

ボスキ
消えたわけじゃねぇ。ただ、気になりすぎなくなっただけだ。

ロノ
どうしてですか?

ボスキ
〇〇が……。〇〇がそれでも俺を見てくれて、接してくれて、変わらず愛をくれるからだ。そして、笑ってくれるからだ。

ロノ
……そうですか。オレも〇〇さんにそんな思ってもらいたいです。

ボスキ
いいだろ?

ロノ
はい。羨ましいです!

ボスキ
頑張れよ。ロノが本気で行けば〇〇だって振り返りくらいはしてくれるだろうさ。

ロノ
いや、振り向かせるために、〇〇さんの心に響かせる告白するって約束したので全力で行きます。

ボスキ
あぁ。がんばれ。

ロノ
はい!ボスキさん。

それから、しばらくするとお店が混んできた用で、下の階にお酒を取りに行ったバスティンが店主にベルを鳴らせば行くから、下に来ないよう言われた。
ハウレス
それは、気をつかったんだ。ここは悪魔執事をよく思わない者も利用するからな。

バスティン
そうか。あまり、頻繁に行って、あの店主の機嫌を損ねたのかと思った。ハウレスさんが利用する場所だと聞いたから迷惑をかけたと思い心配した。

ハウレス
大丈夫だ。酒を飲むことを何よりもよしとするあの店主が注文しに行って、嫌がることはない。

バスティン
そうか。わかった。

フェネス
ところで、注文ばかりしに行ってバスティン飲んでないんじゃない?

アモン
そうっすよ。飲みましょうっす!ヒック

主
アモン酔ったの~?

アモン
大丈夫っすよ!ヒック
俺が可愛い〇〇さん置いて酔うわけないじゃないっすか!

ハウレス
酔っているな...

フェネス
静かに酔ってるハウレスもハウレスだけど。

ベリアン
あらあら、みなさん酔ってしまわれたみたいですね。

主
そういう、ベリアンも顔赤いよ~?

ベリアン
〇〇さんもお顔赤いですよ?

主
え~~。今日はいい!みんなと無礼講だもん!

アモン
そうっす!ヒック
ところで熱くないっすか?

主
あ~わかる~。

アモン
少しくらいなら、はだけてもいっすよ~。ヒック
むしろ、眺めいいんで見たいっす~。ヒック

ハウレス
おい!////アモン!飲みすぎだ!////

フェネス
そうだよ!////何言ってるんだよ!///アモン!

主
確かに、みんなしかいないしいっか~。

といい、胸元のボタンをはずす主の手を掴み止めるのはベリアン。
ベリアン
い、いけません///このような場所でそのようなハレンチなことをしては!////

ボスキ
なんだ?なんだ?盛り上がってやがるな~。

ロノ
何のイベントですか~?

ハウレス
まずいな。

フェネス
そうだね。そろそろ解散させる?

主
いやだ~もっと飲む~!

アモン
そうっす!そうっす!ヒック

バスティン
目が当てられないな。

ベリアン
もう、〇〇さん、お飲みになるのはそのくらいで…。

ボスキ
いいじゃねぇか。〇〇が飲みたいって言ってるなら飲ませても。

ロノ
そうですよ。オレたちの彼女である前に主様なんですから、主様の意見は絶対ですよ!

バスティン
うむ。確かにそうだな。?ロノは、まだ〇〇さんの彼氏じゃないと聞いたが。

ロノ
細かいとこツッコむなよ~!バスティン!

フェネス
いやいや。その前にこの状況で、それを納得しちゃダメだから!

主
ねぇ、ボスキ~。

ボスキ
ん?

主
少しなら、はだけてもいい?熱いの…。

ロノ
それは、ダメですよ//////オレたち男なんですから、目のやり場が…////

ボスキ
いいんじゃねぇか?後で襲われても文句は言えないがな。ここには、オオカミしかいねぇからな。

主
…うん////

そして、皆は静かになり、主がボタンを3つはずし、胸元が見える姿を見つめる。
アモン
やばいっす。めっちゃエロいっす////ヒック

バスティン
眼福だ…/////

フェネス
だけど……最近してないから…/////

ロノ
〇〇さん…やっぱりオレ、見てられないです////

主
ロノのエッチ////

ロノ
///////

ボスキ
エッチなのは、〇〇だろうが。こんな見せて。

といい、左の人差し指を立て軽く主の胸元をツンツンする。
主
ん…////

ハウレス
の、飲み会終わりだ!////解散!////

ハウレス
ブーイングは認めない!!!///

ボスキ
なんだよ。ハウレス。勃っちまったのか?

ハウレス
え?いや、ちがっ/////

アモン
違わないみたいっす///ヒック
俺もしてないんで勃ってきたっす~///

ベリアン
みなさん////落ち着いてください!ここは、飲む場所で、やる場所ではありません!!////

ロノ
そうですよ!/////

バスティン
ロノも勃ったのか?///

ロノ
あ、いや、ちがっ///ってバスティンもかよ?!////

バスティン
今の姿と一糸まとわぬ姿を思い出してしまった////それに、加え、甘い声など聞いてしまったら…自然現象だ////どうすることもできない/////

フェネス
とりあえず、ベリアンさんの言うように落ち着こう?////

主
みんな、そんなに私としたいの…?///

と胸元が見え、とろ~んとお酒を飲み酔っ払った表情の主を目の前に、みんなは、固唾を飲む。
主
ふふっ。みんなそんな目で見て、エッチ~////

ボスキ
そんな顔してる〇〇には言われたくないが、考えちまってる。犯してぇって。みんなな。

主
なら、みんなでしちゃう?///

誰もがダメと言えなくなる。欲望が勝った瞬間だった。この後、どうなってしまうのか。