2人は部活に燃えていた
ある日のこと
みさ
今日は外周かぁー
みさ
体力づくりは大切だよね!
みさ
頑張ろう!!
タッタッタッ
みさは真っ直ぐに走っていく
グラウンドの横を通り過ぎようとした
その時
みさ
(あ、大介くんだ)
白球を追いかける大介の姿があった
みさ
(なんか普段と雰囲気違うな)
みさ
(なんか……)
みさ
(かっこいい……)
みさ
(はっ!)
みさ
(何考えてるんだろ私)
みさ
(外周に集中しなきゃ!)
そのままみさは走り抜けて行った
そのころ大介は
大介くん
オーライオーライ!!
先輩
おー!
先輩
大介いいな!!
大介くん
あざす!!!!
大介くん
(この先輩には負けねぇ!)
先輩
(俺も負けらんねぇな)
その時
走っているみさを見つけた
大介くん
(お、確か佐野さんだったよな)
大介くん
(外周か)
大介くん
(頑張ってんな)
大介くん
(オレも負けてらんねぇな)
大介くん
ノックもう一本お願いします!!
大介くん
もっともっと上手くなってやる!
この時まだ
大介は自分を見つめる視線に気づいていなかった







