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天界
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「どうした?こんなところまで来て」
天界の最高位置につく神は、不思議そうに私を見ている
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「番…天界にいる存在か?」
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「まさか…悪魔か?」
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「人間…」
「それがどのような代償をもたらすか、お前にはわかるだろう?」
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天使と人間が愛し合うなど、天界ではご法度
命のある人間と命のない天使が交わることは、私達天使の方に大きな代償をもたらす
「それでも、お前の決断は揺るがないのか。」
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はぁ…と溜め息をつく神
「かつて『絶望』とまで呼ばれたお前が、この様な形で堕天使に降格するとは…」
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「ふぅむ…仕方あるまい」
「目を閉じろ。」
目を閉じたその瞬間、音が、肌の感触が変わった。
人間界 市川家
春のポカポカした陽気に翻弄されながら、自分の身体に鞭を打つかのようにアラームが鳴り響く
律
大学生2年目、やはり朝は辛いものだ。
律
ダサい30000円の丸眼鏡に、ボサボサの髪。
顔を洗って、頬を一叩き
「バチンッ…!」
律
律
これで完全に覚醒する。
講義までかなり時間がある、ゆっくり出来そうだ
律
ゴミ袋を一纏めに括り、外出しにドアを開けた
山﨑荘 ゴミ置き場
律
ゴミ袋をゴミ置き場に置き、帰ろうとするが…
律
異変に気づいた
律
ゴミ袋に埋もれた人の足を見つけた
律
律
ゴミ袋を退けていく…
律
足の正体は…
律
かなりイケメンな男の子だった…
律
律
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起きた…!
律
起きたと思ったら…
いきなり抱きしめられた…
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律
この人何言ってんの…!?