〜感動物語シリーズ〜
最近、機械音痴の 母がデジタルカメラを買った。
お母さん
樹〜
お母さん
母さんカメラデビューするわよ!
どうやら嬉しいらしく
お母さん
樹〜これ綺麗に取れるわよ〜!
など言いながら、はしゃいで色々3写していた。
何日かしてメモリがいっぱいで 写せなかった写せないらしく、
お母さん
樹〜どうすればいいの?
と、母は聞いてきた。
俺はついテレビに夢中で、
樹(いつき)
うるせぇな!
樹(いつき)
自分で説明書読めよ!
樹(いつき)
つまんねぇものばかり
写してるからだろ!
写してるからだろ!
おれは母さんに 怒鳴ってしまった。
そしたら母は悲しい顔で、
お母さん
ごめんね。
と一言 。
そんな母が先日、
亡くなった。
遺品整理をしていたら、母のデジカメが 出てきた。
樹(いつき)
「母さん、何撮ってたのかな。」
中身を見たら、
樹(いつき)
「これほとんど俺じゃん。」
樹(いつき)
「母さん,,,,ごめん。」
涙が止まらなかった,,,







