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語彙力というか表現力が神がかってて、お話の内容がスラスラと頭に入ってきてその場面を思い浮かぶことができる所が好きです!新しいお話出してくれてありがとうございます!
目の前で小さく咲いた花は
心做しか綺麗に見えた
枯れないで、ただそれだけを願って
萎れた周りの花を見渡して俺は泣いた
「 ゼ ラ ニ ウ ム を 消 し 去 っ て 」
リビングに響く声と食器が重なる音
いつもの朝、
のあ
ゆあん
たっつん
もふくん
ヒロくん
どぬく
じゃぱぱ
第1話 「 いつもみたいに 」
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
放課後
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
ゆあん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
カシャッ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
だから!そんなわけないやろ! でも証拠があるじゃないですか!
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
画面に映されていたのは
俺が さんを殴る様子だった
それは、紛れもなく俺、の顔をしていた
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
のあ
どぬく
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ヒロくん
じゃぱぱ
なおきり
ゆあん
もふくん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
いつもなら賑やかなリビングも
今日は静かで、誰もいない
俺の心の何かが崩れはじめた
寝れない、寝たくない
いきなりの事に頭が追いつかない
たった数時間で今まであった何かが壊れた
たった数時間で、
たった一つの動画で
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつんが見せてきた動画は 確かに送られていた
疲れきった俺の目に映るのは
明るいけど暗いスマホの画面
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
真夜中に響き渡る泣き叫ぶ声
じゃぱぱ
もふくん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
いつもならいるメンバーが居ない朝は俺にとって慣れないもので、 涙が込み上げてきた
必死に詰め込んだサンドイッチはしょっぱい涙に消されて味がしなかった
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
焦った俺はいつの間にか玄関に向かって走り出していた
ゆあん
俺を呼ぶ声にすら聞こえないふりをして走り去った
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
ボールそっち行った! パス!
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ガラガラ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
目の前に立つ さんは、怖いほどにニヤニヤと笑っていた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
意味の分からない話を聞いて、 その言葉しか出てこなかった、それしか考えられなかった
きっとこの人は気が狂ってる、 ただそれしか分からない
じゃぱぱ
じゃぱぱ
頬を強く叩かれ後退りをした
じゃぱぱ
いつも静かに教室で本を読んでいるだけの人間がこんなにもねじ曲がっていた
ただその事実だけが頭を徘徊した
他人の価値観とは分からないものだ
じゃぱぱ
ガラガラ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
さんの返事は全てぎこちないもので、きっと演技をすることに慣れていないのだろう
緊張感のある喋り方で焦りながら話している それに違和感を感じないのも少しおかしいと感じた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
子供、子供すぎる 1度自分が攻め込んだ後、それが間違いだと気づいてもそれを認めたがらない
こんな奴には何を言ったって無駄
ガラガラ
後ろから聞こえたドアの音と共に さんの表情が変わった
たっつん
じゃぱぱ
後ろから聞こえた仲間の声に酷く動揺した
ゆあん
ゆあんくんの一言と共に さんの表情がまたもや一気に変わった、 暖かな太陽から冷たい海王星に変わったかのように 冷たい目で俺を見つめた
さんの視線、仲間の発言、全てに困惑させられた
俺は走って教室を飛び出した
ゆあん
じゃぱぱ
いつもの俺になれない
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