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「かいっ!」

あの声を、俺は忘れられない。

いや、忘れたくなかったんだ。

けれど、思い出す度に、

なんで助けられなかったんだって

自分を責める時がある。

それは、1年前の夏休みの出来事だった─────

海野 葵/アオイ

海(カイ)!!海(ウミ)着いたよっ!!

浜仲 海/カイ

……

海野 葵/アオイ

かーい!!

浜仲 海/カイ

あ……?

海野 葵/アオイ

海(ウミ)!着いたよって!

浜仲 海/カイ

ああ……

画像

海野 葵/アオイ

めっちゃ綺麗なんだけど~!!

浜仲 海/カイ

それ毎回言ってるよな、来る度に。

海野 葵/アオイ

そんな事はいーから、はよ入ろーよ!

浜仲 海/カイ

は!?入んの!?

海野 葵/アオイ

入るよ!!

浜仲 海/カイ

俺は着替えるだけで入んねーからな!!

海野 葵/アオイ

じゃー1人で入るし!!

浜仲 海/カイ

ハイハイ、行ってらっしゃい

10分後

海野 葵/アオイ

とうっ!!

浜仲 海/カイ

うわっ、飛び散った……

海野 葵/アオイ

さーせん。

どんどん葵は奥へ進んでった。

浜仲 海/カイ

お前背低いんだから溺れるだろ!!

海野 葵/アオイ

はぁ!?

海野 葵/アオイ

そんなわk……

海野 葵/アオイ

ねぇっ!!

海野 葵/アオイ

助けて海(カイ)!!

浜仲 海/カイ

あ!?

浜仲 海/カイ

だから言ったんだろっ!?

画像

海野 葵/アオイ

かいっ!……

浜仲 海/カイ

まだ浅い所にいるんだよなっ!?

俺はそう叫んで海に飛び込んだ。

浜仲 海/カイ

クソっ、どんどん沈んでく……

浜仲 海/カイ

どんだけ深いんだよっ!?

浜仲 海/カイ

(ダメだ……息が持たねぇ……)

浜仲 海/カイ

プハッ!!

浜仲 海/カイ

クソっ!!

俺はもう1回海に入ったが、葵が見つかる事は無かった……

浜仲 海/カイ

溺れるっつったのに……

浜仲 海/カイ

俺がもう少し早く行ってれば……

1週間後……

浜仲 海/カイ

嘘だろ……

俺は、全力で、息を切らして、あの海へ行った。

浜仲 海/カイ

……

浜仲 海/カイ

……ごめんな、葵、助けられなくて……

海野 葵/アオイ

ねぇ、海(カイ)。

浜仲 海/カイ

葵……?

浜仲 海/カイ

幻聴か……

海野 葵/アオイ

海(カイ)、ありがとね。

浜仲 海/カイ

え……?

海野 葵/アオイ

助けようとしてくれて、ありがとう。

海野 葵/アオイ

そういう所、私好きだよ。

海野 葵/アオイ

……好きだよ、海(カイ)。

浜仲 海/カイ

……俺も、

浜仲 海/カイ

葵のことがずっとずっと好きだったよ…

海野 葵/アオイ

ふふっ、

海野 葵/アオイ

日曜日、午後6時13分、私が亡くなっちゃった時、この場所で、会おうね。

浜仲 海/カイ

おう。約束だよ。

海野 葵/アオイ

うんっ……

俺と葵は、約束した。

日曜日、午後6時13分に、あの海に行ってるけど、

葵の声が聞こえることは無かった。

ねぇ葵。

俺は、君の事をずっと待ってるよ。

諦めないで、ずっと待ってる。

君の声が聞こえるまで。

いつものあの場所で。

#タピコンテスト🍎💎&#リス🐿コン

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