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私──頼 倖菜(たの ゆきな) 28歳 一児の母で 人妻──

旦那とその両親と祖父母 旦那の妹 2人の 9人家族

旦那──頼 和真(たの かずま) 28歳 現在無職──

私と和真が結婚したのは今から 7年前──授かり婚だった

7年前───

私と和真は遠距離だった

この時私のお腹の中には子供がいた

その事は和真しか知らない

高校生の頃から好き放題やっていた 私は20歳になったから落ち着くようにと、母の住むアパートで花嫁修業をしていた

ある日の夜───

加藤 陽子

倖菜、妊娠してるよね?

加藤 倖菜

え…

加藤 陽子

そのお腹の出方は妊娠だと思うけど

加藤 倖菜

うん…

ずっと言えずにいた結果だった

加藤 陽子

産婦人科は?行ってるの?

加藤 倖菜

行ったことない

加藤 陽子

はい?明日行ってきな

加藤 倖菜

うん…

怒られると思っていたが そうでもなかった───

翌日───

私は産婦人科を受診した

私は臨月をとっくに迎えており 受診した日が予定日だった──

医者にすごく怒られた。

ここじゃなく、大学病院で 診てもらうことになった 招待状を持ってそのまま大学病院へハシゴした

大学病院で色々検査をした

いつ産まれてもおかしくなく すぐに入院した方がいいという状態だった

この日は家に帰りお母さんにしっかりと話した

加藤 陽子

産むしかないよね

加藤 倖菜

うん

加藤 陽子

どうするつもりだったの?

加藤 倖菜

どうしようってずっと思ってた

加藤 陽子

お腹の子のお父さんは?

加藤 倖菜

新潟にいる

加藤 陽子

倖菜がよく行ってたのその人に会ってたの?

加藤 倖菜

うん

加藤 陽子

今電話出来る?

加藤 倖菜

うん

〜〜♪♪発信:和真

頼 和真

もしもし

加藤 倖菜

お母さんが話したいって

頼 和真

うん

加藤 倖菜

赤ちゃん産むからね

頼 和真

もう産むしかないだろ

加藤 倖菜

うん

頼 和真

倖菜!俺も今日親話したから

加藤 倖菜

なんだって?

頼 和真

なんで早く言わないの?って

加藤 倖菜

あたしも言われた

頼 和真

今お母さんいる?

加藤 倖菜

いるよ

頼 和真

俺もお父さんに変わるからお母さんに変わって?

加藤 倖菜

うん

親同士で話をした

私と和真は結婚することになった

結婚することは2人で前から話していたがこういう形で結婚になるとは予想していなかった───

電話が終わり

加藤 陽子

土曜日に和真さんとご両親でこっちに挨拶を兼ねて来るって

加藤 倖菜

うん

加藤 陽子

あんたにはびっくりだよ

加藤 倖菜

ごめんなさい

加藤 陽子

妊娠したことなんで言わなかったの?

加藤 倖菜

高校の時から好き放題やって来てたから…
怒られると思って…

加藤 陽子

確かに倖菜は姉弟の中で一番お手本にならなきゃいけない長女なのに
全然お手本にならないことばっかりしてたね

加藤 倖菜

うん…

加藤 陽子

でもね、子供できたなら言って?
あんたがどんな事しようと警察にお世話になろうとお母さんはあんたの母親だから助けるよ

お母さんは、私が中学1年の冬に 離婚し、女手一つで私を含む姉弟5人を育ててきた

一番下はまだ中学生───

加藤 倖菜

ありがとう…

お母さんの優しい言葉に涙が溢れた

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