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ya
一月三十日
今日は俺にとっての 大切な日。
家を出て、少し開けた通りを右に曲がる。
右手には車が飛び交う大通り。
歩行者用道路を道なりにそって進む。
ya
ya
両手に大事に抱えた白いアザレアの花。
前に君が好きだって言ってた
思い出の花。
駅前。丁度通勤ラッシュの時間に重なって、少し歩きづらく感じる8:00。
駅まで来れば、後もう少し。
電車の暑苦しい人混みに耐えて 海の涼しげを感じる場所に出た。
後もう少し、後少しで君に会える。
やっとついた。
この寺の先に、君はいる。
冬はまだ明けていないっていうのに 日差しが強くて
少し暖かく感じる。
でも特別な日は
これぐらいが丁度いいよね。
ya
ya
少し枯れてきている仏花を 手に取り、新しく持ってきた仏花と
君が好きだって言っていた白のアザレアを生ける。
ya
今日は俺の特別な日
そう、20歳の誕生日。
でもそれだけじゃない。
ya
俺の大好きな人と
同い年になる日。
ya
そうやって口にはするものの
時の流れの早さを感じた。
ya
回想
et
ya
et
ya
et
ya
et
ya
et
ya
et
ya
et
etさんは生まれた時から心臓の病気を持っていたらしい。
2年前のあの日から.etさんの体調は徐々に悪くなっていった。
想像していた"最悪"が現実になったのは
その日から2ヶ月後のことだった。
ya
krpt
etさんが息を引き取った。
あまり良くは見ていなかったけれど
etさんの手や背丈は小さくて
etさんも
"一人の女の子"だってことを 改めて実感した。
ya
ya
意識し始めたのは カップルチャンネルの企画をやったとき
それから沢山思い出作ったね
ya
ya
ya
ya
ya
ya
ya
白いアザレアの花言葉
ya
俺も
俺も…ッ
ya
明日を知らない君へ
明日の君は
et
et
きっと笑ってる。
コメント
6件
なんか最後のy君は濃く?描かれててeさんは透けてるようになってるの最高ですぅ泣
最高です!悲しいお話でも最後は少し暖かくなるお話でとても心にひびきました!これからも頑張ってください!