skng彡総右

今日も地面も屋根も人も傘も雨に振られていた

雨…

雨はやまない

空が嘲笑うかのように笑って出した涙のように街へ雨を振り落とす

雨の中音に紛れて…

人を殺めてきた

外に出て仕事をするときはいつも雨　晴れのときなんて見たことがない

天気が悪く自分も沈みきっていた

何も考えずに息をするようこなしてきた

自分の心はもうただの暗殺マシーン…ただただ人を殺めて

上の人に貢献するだけ

ある時のことだった

いつだかな。

今日も考えずにひたすら赤い道を敷いていった…それで帰ろうとしたとき

気づかれた。　こんな失態はしたことがなかった

足が震えてるのが目に見えてわかった

身長は俺よりも小さめでそんでもってほっせぇめがねつけたこ

近づいてこないでよ…

逃げる事もできないただひたすらこちらに来るそいつをみてるだけ

争いごとにはしたくないから

雨がまだ近く続いていた

なんでこんなにつらつらと話せるんだよ。

……へんなやつ

雨が続く梅雨……

偽名を使いすぎて本名なんて忘れてしまった。

そんな事考えてる暇なんてなかった

とらわれてるんだから。

がちゃ

雨もなくお日様もにこにこしてるようだった

重たい空気もなくなにか惹かれるものがあった

やまない雨なんて無いんだよ