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結太

ん...

目が覚めると、教室のようなところにいた

雛莉

ここは...?

同じ部屋にいた残りの5人も目を覚ました

すると、放送が聞こえてきた

マスター

『おはようございます
お目覚めのようですね』

紀楽

誰だっ!

マスター

『申し遅れました』

マスター

『俺は、マスターです』

マスター

『以後、お見知り置きを』

萌彩

マスターってことは、何かゲームをするの?

マスター

『ええ、その通りです』

マスター

『皆さんには、数々のゲームをクリアすることで先に進める脱出ゲームを行ってもらいます』

雛莉

なるほどね

マスター

『そして皆さんには...』

マスター

『最初に、この部屋から抜け出してもらいます』

雛莉

は?何言ってんの?

雛莉

そんなことくらい──

雛莉は扉に手を掛けたが、扉は開かない

マスター

『その部屋には、鍵がかけられています』

マスター

『特殊なね』

マスター

『"手掛かり"を集めて"鍵を作る"』

マスター

『それが、"ここ"から出る方法です』

静久

鍵を...作る...?

マスター

『それを含めて、皆さんに考察していただきたいのです』

マスター

『制限時間は2時間、超えると毒ガスが部屋中に充満して全員が死にます』

マスター

『それでは』

ゲームスタート──

残り2時間

静久

えっと...どうしよう...

静久

とりあえず名前言っていきます?

雛莉

そんな時間無いと思うけどね

萌彩

でも、名前知っとかないと不便なこともあるだろうし...

静久

私は静久です

萌彩

萌彩です

結太

結太です

紀楽

紀楽だぜ

望結

望結です

雛莉

...雛莉

静久

じゃあ、どうしよう?

静久

手掛かりを探すにしてもどうやって...

紀楽

とりあえず見て回る?

萌彩

それくらいだろうね

結太

じゃあ一回、皆で見て回ろう

結太

せっかく黒板もあるし、見つけた情報は書いていこう

望結

わかった

僕は、黒板や時計の方を見ていた

すると...

結太

時...計......?

壁掛け時計にしては珍しく、デジタル表記だった

しかも、書いてあるのは現在の時刻ではなく...

1:56

おそらく残り制限時間だった

結太

今の時間は知れないのかな...?

─制限時間の表記された、現在時刻の無い時計─

いつまでも時計を見ていて得られる情報は無いと判断し、黒板を見ることにした

すると、黒板に1つ、封筒が貼ってあった

結太

なんだろう?

封筒を取って中身を確認すると...

807=1+41+31+3・17+2^2・3

結太

これは...?

計算式だろうか?

右側を計算してみたが、何度やっても答えは136で、左側と数字が一致しなかった

結太

違う意味があるのかな...?

ひとまず皆に見せることにした

─答えが一致しない計算式─

残り1時間55分

静久

何かあるかなぁ...

私は掃除用具入れやロッカーを見ていた

静久

あ...

掃除用具入れで見つけたのは、1つの封筒だった

封筒の中身は...

静久

何...これ......

私達の名前が入った計算式だった

静久-200 ────── 125

萌彩-22 ───── 100

紀楽   ────-48 2  

望結+25 ───── 200

雛莉   ────-10 4  

結太=25x+35^2

静久

どういうこと...?

とりあえず後で見せることにした

─参加者の名前が入った計算式─

そのままロッカーを見ていると...

静久

封筒...

同じく封筒があった

開けてみると、半ば予想していた通り、計算式が書いてあった

727=2^3・3^3・19+2・47+2^2・13+3・5^2

計算をしても、右側と左側は数が合わない

そこで、とあることに気付いた

静久

あれ?これ...

静久

私の誕生日...

─左辺:727 が静久の誕生日─

残り1時間53分

紀楽

無いなぁ...

俺は、数々の机の中を見て回っていた

紀楽

(ここには無いのか...?)

諦めかけていたその時

紀楽

あ...何これ...

白い、カードのようなものが6枚入っていた

紀楽

カード...?何に使うんだろ...?

紀楽

しかも白紙だし...

─6枚の白紙のカード─

紀楽

よし、諦めずにもう少し頑張ろ!

粘ること数分後

紀楽

あった!

紀楽

何これ...機械?

引き出しには、パソコンのようなワープロのような、よくわからない機械が入っていた

ワープロ(ワードプロセッサー)とは コンピュータで文章を入力、編集、印刷できるシステムのこと。本体上部に印刷口があり、そこから印刷できる。 尚、作者は使ったことがないので詳しくは調べてみるといい。

紀楽

なんだこれ、ワープロ?

紀楽

にしては現代風...?

紀楽

パソコンにしては印刷口があるし...

─ワープロのようなパソコンのような機械─

残り1時間47分

萌彩

...

私は壁の前に立っていた

本来なら扉があるはずの位置の壁

┌──────────┐ │         ○│ │         ココ│ │          │ │          │ │          │ │          │ │          │ │         扉┃ │      (開かない)┃ └──────────┘

確かに、後ろ側なら扉はあった

だけど...

その扉の鍵は、コンクリートで埋め込まれていた

これが何を意味するか

考えられる可能性は2つ

1, そもそも私達をここから出すつもりなんてない

2...

別の脱出ルートがある

私は後者の方だと思っている

だから壁の前に立っている

萌彩

私の読みが正しければ、ここには絶対扉がある

そう思うのには根拠があった

床を見ると、扉をスライドさせるレールが付いている

そして、扉を受けるような作りがある

これらの理由から、私は、ここにはもともと扉があったと睨んでいるのだ

萌彩

ただ問題は、これが埋められているのか、別の何かで仕切られているのかなんだよね...

壁を見つめて15分、私はようやく壁の模様に関する違和感を覚えた

萌彩

待って?これ...

萌彩

"描かれてる"みたい...

幸い、部屋にカッターがあったので...

萌彩

やってみるっきゃないよね...

壁に向かってカッターを振り下ろした

萌彩

え...?

違和感に気付いたときに予想した通り、壁は紙でカモフラージュされていた

その向こう側はガラスだった

廊下がよく見えていた

萌彩

ガラス...割れば出られる...?

カッターを思いっきり投げてみるが...

カッターはガラスをすり抜け、廊下へ飛び出していった

─すり抜けるガラス...?─

はい、いかがでしたでしょうか

普通に考えると

"現実的にあり得ない"ですよね

ネタ的な問題なんですよ

はい

ほんとにあと少しで第1ステージが終わりますね

先に不安しか無い気がします

乙あお

狂った脱出ゲーム

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コメント

8

ユーザー

うむむ…私の脳じゃ分からない… 鍵を作るって聞いて怖いの思い出したけど 鍵を飲み込んじゃった人… こ、今回特徴的な人多いな〜←話逸らすな

ユーザー

今回からこちらにも考察ワードを置いてみようかなと思います

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