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12 - #12 ○○、最大の決意

♥

270

2021年11月26日

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樹side

最近仕事続きで朝早く起きることが多い

いつも通り寝ぼけながら起きると、 北斗がご飯を作ってくれてる

んだけど、今日はいつもとちょっと違う朝

なぜなら、○○が朝から電話をしている

○○

あ、おとちゃん?

○○

あのことなんだけど…

どうやらマネージャーらしい

○○

やっぱりやめとこうかな。再開したら始めようかなって

○○

うん…。ごめんね?せっかく案出してくれたのに…

○○

…うん…うん。ありがと!

北斗

あ、樹。おはよ

うい〜

なぁ北斗

北斗

ん?

○○いつから電話してんの?

北斗

樹が起きてくる数分前だよ

北斗

このあとも、もう1件電話するらしい

え、まだすんの?

北斗

みたいだよ

○○

じゃあね〜

○○

あ、樹。おはよー

おはよ

○○

あ、北斗。あたし今日…

北斗

あ〜、今日か

○○

うん

北斗

ん、了解

…?

プルルルル

○○

あ…っと、ごめん。電話

北斗

○○

もしもし?

北斗、さっきのなに

北斗

え?…あぁ、今日出かけるらしいよ。

北斗

大切な人と

大切な人!?

○○

樹うるさい!

あ、ごめん…

タッタッタッ…

慎太郎

なになに、どしたの?

大我

樹〜?

ジェシー

なに〜

優吾

なんかあった?

○○が大切な人と出かけるんだって!

大我

え!!

ジェシー

マジで!

優吾

お前らうるさい笑

慎太郎

…(チラ

北斗

…(コク

慎太郎と北斗が頷きあってる…。

こいつら何か知ってるな…

○○

え!?

6人

…ビク!

○○

あ、ごめん…(コソ

○○

ううん!こっちの話!

○○

で、もう着いてるんだっけ?…うん

○○

は?迎えに来いって?車は?あ、そっか笑

○○

てか最初そっちが来てくれるって話だったじゃん!笑

○○

忘れてた?いや、普通忘れないでしょ笑

○○

忘れる方がおかしいって笑

○○

てへっじゃないよ笑まったく…笑

慎太郎

北斗、○○楽しそうだな…(コソ

北斗

だな。さすが姉だな…(コソ

北斗

てか、お姉さんと話す○○ってこんな感じなの?

慎太郎

2人が話してるところは見た事ないけど、

慎太郎

お姉さん、仕事とかではしっかりしてる人なんだけど、プライベートでは○○以上に抜けてる笑

北斗

お互いの前では着飾ってないってことか

慎太郎

うん。でも、お姉さん前だと○○しっかりしてるね笑

北斗

たしかに笑どっちが姉なんだって感じがする笑

優吾

お前らなにコソコソしてんの?

北斗

別に?なにもないよ

○○

ちょっとマイクoffるよー。うん、はーい

○○

北斗〜

北斗

ん〜?

○○

…はい!

北斗

……

北斗

…そっか、海外からって飛行機だもんな

○○

え、なんで知ってるの?

慎太郎

俺が話した

○○

あ、もしかして私の番号…

慎太郎

うん。教えて欲しいって連絡きたから

○○

そうだったんだ

慎太郎

でも、良かったじゃん。会うの久々じゃない?

○○

3〜4年ぶりかな

北斗

そうなんだ

○○

うん。向こうずっと海外だったしね

○○

あ、マイクoffってるの忘れた笑

北斗

なにしてんだよ笑

○○

笑笑

○○

…ごめーん笑

タッタッタッ…!

大我

え、何。慎太郎も知ってる感じ?これ

慎太郎

まぁね

俺らにも話してくんない?

北斗

夜話すよ

大我

え、でも○○は?

北斗

夕ご飯いらないって言ってたから、帰ってくるの相当遅いと思う

大我

そっか

そんな遅くまで遊ぶのか…

タッタッタッ…!

○○

わかった!わかったから!笑

○○

迎えに行ってあげるんだから、何か一つ買ってよね〜

○○

…うん。あ、言ったね?約束だよ?約束!

○○

駅出たところで待っててよ?

○○

その場から動いたら、連れてって欲しいとこ連れてってあげないからね?お姉ちゃん!

4人

!?

え…?

今なんて…え?今、お姉ちゃんって…

今お姉ちゃんって言った…?

大我

言った

ジェシー

うん。言った

優吾

どゆこと?

聞き間違いではないらしい

お姉ちゃん?え、いるの?

聞いたこと無かったけど…

北斗と慎太郎の様子を見ると…どうやら本当らしい

○○

じゃあ、北斗行ってくるね!

北斗

いってらっしゃーい

慎太郎

楽しんでね〜!

○○

うん!

ーガチャー

○○

いってきまーす!

慎太郎

いってらっしゃーい

なぁ、詳しく聞かせてくんね?

北斗

だから夜話すって

大我

お姉さんのこと?

北斗

まぁ、うん

ジェシー

てか、お姉さんいたの!?

優吾

慎太郎知ってた?

慎太郎

もちろん。同い年だし、連絡先知ってるし

あー、さっきなんか言ってたね

大我

てか、なんで北斗知ってるの?

それ!なんで?

北斗

○○に、今日誰もいないよって話をしてて、その流れで話してくれた

優吾

どんな流れだよ笑

ジェシー

まぁ、いいんじゃない?○○たくさん笑ってたし

大我

だね。

優吾

さ、仕事行くよー

5人

はーい

○○side

○○

お姉ちゃん!

お姉ちゃん

○○!久しぶり!

お姉ちゃん

お迎えありがと!

○○

ほんとだよ〜。駅からどうやって迎えくるつもりだったの?

お姉ちゃん

ん〜と、タクシー?笑

○○

お金かかるじゃん笑

お姉ちゃん

まぁね笑

お姉ちゃん

さ、行こっか

○○

だね

お姉ちゃん

車は?

○○

あれだよ〜

お姉ちゃん

パパの?

○○

そ!売るのもったいないと思って私が

お姉ちゃん

そっか

○○

どこ行く?

お姉ちゃん

とりあえず…

姉妹

カラオケ!

○○

ふふ笑

お姉ちゃん

そう来なくっちゃ!

○○

レッツゴー!

〜車内〜

本当に久々すぎて何話したらいいか分からないけど、

でも、一つ言えるのは、すごく安心する

血は繋がっていなくても

○○

お姉ちゃん

お姉ちゃん

なに〜?

○○

私ね、今シェアハウスしてるんだ

お姉ちゃん

SixTONESだっけ?

○○

知ってたの?

お姉ちゃん

慎ちゃんに聞いた

○○

そっか

お姉ちゃん

今までのことも…

○○

お姉ちゃん

つらかったよね…?ごめんね。私ひとりだけ家出たりして

○○

お姉ちゃんが謝ることじゃないよ

○○

仕送りもありがと。全部ママに使われたけど…笑

お姉ちゃん

でも、スマホで○○見た時はびっくりしたな〜

○○

え?

お姉ちゃん

芸能界入っててさ、ドラマ主演してるしさ?

○○

もしかして、見てくれたの?

お姉ちゃん

当たり前じゃん!大好きな妹のデビュー作、全部リアタイしたし、録画もしてるよ!

○○

そうなんだ

そうだったんだ…

お姉ちゃん、全部見てくれてたんだ

なんか嬉しいな

○○

まぁ、今は休止してSixTONESの衣装担当だけどね笑

お姉ちゃん

それでもいいじゃん!テレビにいた時の○○すごく楽しそうだったよ!

お姉ちゃん

○○にあんな才能あるなんて知らなかった笑

○○

私も笑

○○

歌はともかく、演技までできるなんてね笑

○○

さ、ついたよー

お姉ちゃん

ありがと〜

お姉ちゃん

入ろ!

○○

うん!

お姉ちゃん

何歌う〜?

○○

あ、お姉ちゃん!動画撮って!

お姉ちゃん

動画?

○○

うん!SixTONESの歌歌って、送るの!

お姉ちゃん

いいじゃん!スマホスマホっと

お姉ちゃん

はーい、撮るよ〜

〜♪

○○

この星の輝きが描く未来へ

○○

二人でどこまでもForever

○○

悲しい涙流さないように僕がいる

○○

どんな時でも

○○

出会えて良かったって聞ける日がいつか来ること

○○

信じながら

○○

転んでも立ち上がる

○○

強い気持ちを忘れずに

お姉ちゃん

…〜はい!

○○

どう?いい感じ?

お姉ちゃん

うん!バッチリ!

お姉ちゃん

やっぱり○○は歌上手いね

○○

聴いたことあったっけ?

お姉ちゃん

いつだったかな?

お姉ちゃん

パパに用事で仕事先行って、その帰りに○○見つけて声かけようと思ったら、歌ってたから、それ聴いてた

○○

え!?そうだったんだ…

お姉ちゃん

それで、どうするの?

○○

なにが?

お姉ちゃん

このままSixTONESとシェアハウスしながら、芸能界続けていくのか

お姉ちゃん

芸能界やめて、私と暮らすか

え、今…なんて?

○○

お姉…ちゃん?

お姉ちゃん

実はね、今日から日本で暮らすの

お姉ちゃん

正直心配でさ。男6人の中に女ひとりっていうのが…

○○

お姉ちゃん…

お姉ちゃん

ほら、一緒に住めばさ、いつだって○○が苦しい時そばにいてあげれるじゃん。

お姉ちゃん

それにさ、今回みたいにこれからはいつでも遊びに行けるじゃない?

○○

お姉ちゃん

どうしたい?

○○

分からない…

○○

自分がどうしたいのか、分からない…

お姉ちゃん

そうだよね。ごめんね!いきなりこんな話

○○

お姉ちゃんが謝ることじゃ…

お姉ちゃん

でもこれからはさ!私も日本にいるし、何かあればいつでも言って!力になるから!

○○

…うん

お姉ちゃん

これ、一応渡しとくね。私の住所。

お姉ちゃん

つらくなった時とか、いつでも来ていいから

○○

ありがとう

お姉ちゃん

さ、歌お!

○○

うん!

慎太郎side

今日はレコーディングの日

だからSixTONESみんなで仕事

それが終わり、みんな帰り準備をしてる

慎太郎

あ、

どした?

慎太郎

みんな!ちょ、これみて!

大我

なになに

北斗

動画?

優吾

誰から?

慎太郎

○○から!

ジェシー

え!

たしか今出かけてるんだよな?

北斗

うん

〜♪

ジェシー

この歌…

大我

俺らのこの星じゃん

優吾

だね

ーーーーーー

北斗

やっぱり、すごいな

あぁ。俺、○○の歌声好きなんだよな

大我

俺も

ジェシー

それは、みんなそうだよ

優吾

うん

○○はほんとにすごいと思う

○○の生まれ持った才能。それは歌唱力

聴くだけでわかる。俺らより上手いって

慎太郎

テレビで聞きたいな…

だな

ジェシー

なんなら、コラボしたいよね!

大我

確かに!笑

北斗

みんな準備できた?

優吾

帰ろっか

4人

はーい

○○side

〜車内〜

お姉ちゃん

もうこんな時間なんだね〜

○○

だね〜

○○

っていうか、結局カラオケしか行ってないじゃん!笑

お姉ちゃん

確かに笑

○○

ほんとにお姉ちゃんて、カラオケ好きだよね〜

お姉ちゃん

○○の歌声が良すぎるから悪いんだよ?

○○

え、私?笑

お姉ちゃん

ずっと聴いてたいもん

○○

褒めてるのか貶してるのかどっちよ笑

お姉ちゃん

もちろん褒めてる褒めてる

○○

ほんとに?笑

お姉ちゃん

ほんとほんと

お姉ちゃん

あ、ここ左に曲がって〜

○○

はーい

お姉ちゃん

そのまままっすぐ行って、あそこのガソスタのところ右曲がって、それから左曲がったら、私の家〜

○○

りょうかーい

○○

着いたよ〜

お姉ちゃん

ありがと〜

○○

アパートなんだ…

お姉ちゃん

うん。あの家でも良かったんだけど、そのままでしょ?

○○

うん

○○

片付け時間かかるし

お姉ちゃん

そーだよね笑

お姉ちゃん

じゃあ、ね

○○

うん

お姉ちゃん

気をつけてね〜

お姉ちゃん

今日はありがと〜!

○○

はーい

お姉ちゃん

あ、決まり次第連絡して〜

○○

…うん。じゃあ…

ジェシーside

みんな帰ってきて、いつも通りご飯

そのあとはいつも好き勝手してるんだけど、 今日はご飯後に大事な話合い

そう、○○のこと

北斗

みんな食べた?

5人

うん

北斗

じゃあ話すね。慎太郎

慎太郎

うん

慎太郎

○○には5歳上の姉がいるんだ

慎太郎

でも血は繋がってない

どういうこと?

慎太郎

おばさん、○○が生まれてすぐぐらいに離婚して、○○が1歳半の頃に再婚してるんだ

大我

じゃあ、父親とは…

北斗

血が繋がってないってこと

そうだったんだ…

どんどん知っていく○○の過去

でも…

ジェシー

でもさ、○○のいない所でこんな話は…

優吾

たしかに…

北斗

○○に言ったよ。お姉さんのことは俺からお前らに話すって

それで?

北斗

了承してくれたよ

ジェシー

それならいいけど…

じゃあ、慎太郎続き話して

慎太郎

うん

慎太郎

お姉さんが大学生になって一人暮らし始めたんだ

慎太郎

それから1年後、おじさん亡くなって…

北斗

おじさんの葬式で会ったきり会っていなかったらしい

優吾

なんで?

北斗

お姉さん、アメリカの大学に通ってたんだ。ファッションの勉強するために

北斗

父親の葬式は帰って来れたけど、母親の葬式は帰って来れなかったって○○が

北斗

で、母親が亡くなる前、お姉さんがアメリカから毎日のように仕送りしてくれてたみたい。でもそのお金を母親が全て使ったらしくて

北斗

それでもお姉さんは諦めずに続けてくれてた…って

ジェシー

いいお姉さんだね

うん

○○、家族失ったって思ってたけど、お姉さんいたんだな

大我

うん。血は繋がってなくても、姉妹は姉妹だもんね

優吾

○○は、その、血が繋がってないことは…

○○

知ってるよ

6人

…ビク!

慎太郎

お、おかえり

○○

私の話でしょ?

北斗

うん。あとお姉さんのね

慎太郎

え?あのさ、今知ってるって言った?

○○

うん。血の繋がってないことでしょ?知ってたよ

慎太郎

いつから?

○○

中3。パパが亡くなる直前のほんとに最後の言葉

○○…?

なんか、様子がおかしい

楽しくなかったのかな…。いや、楽しかったはず…

大我

今日どうだった?

○○

○○?…○○!

○○

え…?あ、ごめん。ぼーっとしてた。なに?

きょもが聞いてる。今日どうだった?って

○○

楽しかったよ?一日カラオケ最高だね笑

北斗

え、1日?

大我

1日カラオケで歌ってたの?

○○

うん

優吾

喉は?

○○

全然平気。声枯れてないでしょ?

北斗

たしかに

ジェシー

喉強いんだね

○○

まぁ、弱くはないかな

○○

それより慎太郎、ちょっといい…?

慎太郎

どした?

○○

ちょっと…

慎太郎

…部屋行こっか。ごめん、ちょっと外すね

北斗

ん。わかった。あとは俺が話すよ

慎太郎

ありがとう。行こ

○○

うん。

スタスタスタ…

なんかあったな

北斗

だね

やっと気づけるようになったわ

北斗

ジェシーは最初から気づいてたでしょ?

ジェシー

なんで?

北斗

ずっと心配そうな顔で○○の事見てた

ジェシー

…うん

ジェシー

楽しかったはずなのに、つらそうな顔してた

というか、気づかれてたんだ…

誰も○○の事気づいてないと思って、 余計に心配してたのが顔に出たのかな

にしても、みんな○○の事気づいてたんだ

北斗

続き話すよ?いい?

4人

うん

○○side

ーガチャー

慎太郎

大丈夫?

○○

…(フリフリ

慎太郎

おいで?

○○

○○

…グスッ…グスッ

慎太郎

慎太郎

○○

なにも、聞かないの…?

慎太郎

うん

慎太郎

だって、何かあったから俺を呼んだんでしょ?

慎太郎

だったら、○○から話せるようになるまで何も聞かないよ

○○

慎太郎…

やっぱり見透かされてた…

このことは慎太郎にしか話せないことだから

だから話したい。 だけど、涙が止まらない

止まって欲しいのに…。 なんで…なんで止まらないの?

慎太郎

ゆっくりでいいよ

慎太郎

○○が話せるまで待つから

○○

…グスッ

○○

○○

あの、ね

慎太郎

うん

○○

今日カラオケ行ってね…

慎太郎

うん

○○

ただ歌ってただけじゃないんだ…

○○

その…、お姉ちゃんに一緒に暮らさないかって…言われて

慎太郎

うん

○○

芸能界辞めるにしても続けるにしても、

○○

一緒に住めば、どんな時でも支えられる…って

慎太郎

だから、つらそうな顔してたんだね

○○

慎太郎

○○はどうしたい?

○○

私は…

正直なところ、お姉ちゃんと住みたい…

でも、みんなとも離れたくない

私を地獄のような日々から救ってくれて、

そこから幾度となく救ってくれたSixTONES

みんなには本当に助けられた。 だから、そんなみんなに恩返しがしたい

そうとなれば、答えはもう決まってる

○○

お姉ちゃんと、住む

慎太郎

そっか

○○

でもね?みんなのために住む。

○○

みんなのためにここを離れるの

慎太郎

どういうこと?

○○

みんなは私を地獄のような日々から救ってくれた

○○

そこから、幾度となく私を救ってくれた

○○

私は、そんなみんなに恩返しがしたい

慎太郎

○○…

○○

だから、活動再開するよ

慎太郎

…え?

○○

私が恩返しできるのは、元気な姿を見せること。それしかないの

○○

だから、アーティストとしても、役者としても再開する

○○

それでね?お姉ちゃんが日本にいる間は、お姉ちゃんと暮らしたいの

○○

せっかくの再会だし、またいつ戻るかもわかんない

○○

だから、お姉ちゃんがまた海外に戻るってなったら、その時は、またここに来ていい…かな?

慎太郎

何言ってんのよ

慎太郎

いいに決まってるじゃん!

○○

ほんと?

慎太郎

家は?あの家なの?

○○

たぶん。先片付けしなくちゃいけないけど…笑

慎太郎

そっか。片付けの時は呼んでよ!

慎太郎

男手あった方が楽なものもあるでしょ?

○○

うん。そうだね!

慎太郎

そうそう!

○○

みんなにも、話した方がいい…よね?

慎太郎

あー、だね

慎太郎

ちょっと聞いてみよっか

慎太郎

慎太郎

慎太郎

あ、いるっぽい

慎太郎

なんか、まだ話してるらしいよ

○○

え?長くない?

慎太郎

たぶん、これからの事を話し合ってるんだと思うよ

○○

そっか…。だったら尚更話さなきゃだね

慎太郎

だね。行こうか

○○

うん

慎太郎side

正直、○○から話聞いた時は驚いた

でも、俺が冷静でいなくちゃ…そう思う一方で

全然整理できてなかった

シェアハウスをやめて、お姉ちゃんと暮らす

でもそれは、俺らの恩返しのため

せっかくの再会で、 いつ海外に戻るか分からないから、 戻るまでお姉ちゃんと暮らす

そして、なにより俺らのために活動再開。 正直、自分のために再開してほしい。 そう思ったけど、人のためって、○○らしい

○○の意思は固まってるように見えた。 だから、背中を押す。そう決めたんだ

北斗

それで、慎太郎。なに?話って

慎太郎

え?あぁ、うん。

慎太郎

俺じゃなくて、○○から話あるって

北斗

○○から?

○○

…(コク

○○

実はね、今日カラオケ行った時にお姉ちゃんに言われたの

○○

一緒に住まないか…って

5人

!?

○○

芸能界辞めるにしても続けるにしても、一緒に住めばどんな時でも支えれるって

北斗

それで…?

○○

お姉ちゃんと住もうって思う

大我

ってことは、シェアハウスは…?

○○

…やめることになる

5人

……

慎太郎

俺は賛成したよ

北斗

え…?

慎太郎

○○がシェアハウス辞めるのは、お姉さんが日本にいる間だけだし、何より、俺らのためなんだよ

慎太郎

ね?そうでしょ、○○

○○

うん

ジェシー

俺らのためって…?

○○

みんなは私を地獄のような日々から救ってくれた

○○

あの時、樹と北斗が声をかけてくれなきゃ、今頃いなかったと思うし、みんなとも出会えてなかった

○○

そこからみんなは幾度となく私を救ってくれた

○○

それだけですごく感謝してる

○○

だからね?恩返しがしたいの

北斗

恩返し?

○○

そう。私が恩返しできるのは、みんなに元気な姿を見せること。それしかないの

○○

だから、活動再開しようと思う。

○○

前と同じアーティストとしても役者としても。
そして、SixTONESの衣装担当としても

北斗

○○…

大我

本当に…それでいいの?

○○

うん

○○

お姉ちゃんが海外に戻るまでお姉ちゃんと暮らすの。せっかくの再会で、唯一の家族なんだもん

○○

それで、お姉ちゃんが海外に戻った時は、またここでみんなと暮らしたいなって

5人

優吾

慎太郎は?なんて言ったの?

慎太郎

俺はなにも

慎太郎

ただ、○○の背中を押したい。そう思った

慎太郎

仕事上、共演はこれから先増えていくだろうし、○○がどこか遠くに行くってわけでもないじゃん

それは…そうだけどさ

大我

慎太郎はそれでいいの?

慎太郎

いいって、なにが?

北斗

慎太郎もこうして再会して、1番離れたくないのは慎太郎なんじゃないの?ってこと

慎太郎

俺は、別に

慎太郎

幼なじみだし

北斗

だからだよ。

慎太郎

え?

北斗

幼なじみだから背中押すとかそういう話じゃない。慎太郎個人は、どう思ってるのさ

慎太郎

俺?俺は…

慎太郎

今まで○○が近くにいて、また離れるって思うと、正直寂しい…

○○

慎太郎…

慎太郎

でも、前みたいになかなか会えないってわけじゃない。

慎太郎

番組やドラマで共演する機会だって必ずある。俺はそう信じてる

慎太郎

だからこそ、○○には頑張ってもらいたいし、幸せになってもらいたい。○○がありのままでいられる場所。それが芸能界だと思うから

慎太郎…

慎太郎

だから決めたんだ。背中押すって

慎太郎

それに、幼なじみだし?姉妹両方と仲良いから、家に呼んでもらえるし!

あ、ずりぃーぞ!

ジェシー

○○俺も呼んで!

お前関係ねぇじゃん!

大我

だったら、樹も関係ないよ?いちばん話してないの、こーちと樹だし

○○

ふふ笑

○○

やっぱりみんなはこうでなくちゃね!

6人

笑笑

○○

よし!今日はここで布団敷いて、みんなで寝よ!

慎太郎

え、でも

○○

いいの!あ、私端っこね〜

じゃあ、俺となり!

○○

えぇ〜。樹隣やだ〜

北斗

だってよ笑どんまい、樹

○○

慎太郎!隣!

慎太郎

え、俺?

ジェシー

じゃあ、俺慎太郎の隣!

優吾

お前らぜってぇ騒ぐじゃん笑

大我

確かに笑

それからというもの、みんなで喋って。 樹は○○の隣で寝れなくて笑

みんな○○の背中を押すことに賛成

結局みんな○○の元気な姿が見たいんだよね

○○のことになるとすっげぇ心配するんだ。 ま、俺もだけど笑

でも、みんなが思うことは同じ。 それは、○○に幸せになって欲しい。ただそれだけ

それだけなんだ

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