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tk視点
こむぎとは高1になる前、春休みに 偶然、あいつが駅のホームで財布を落としたことで出会った。
乗る寸前だった電車は、今のやりとりで通り過ぎてしまい…
2人で話しながら次の電車を待つことになった
体格的に年上かと思って敬語を使っていたが
お互いに勘違いしてたのかよ。
なんかおかしくって、
2人で笑って、その後目的地を通る予定の電車を3本ほど逃しながらもずっと話していた。
入学式の日。
普通は緊張するだろうが、俺の心はなんだかずっとふわふわしていた。 っていうか、この日だけじゃなくて、 こむぎに会った、あの後から。
彼の優しい笑い方が頭に染み付いて、 ずっとそのことだけを考えていた
あの日はゲームだとか、別の事に 話を咲かせてしまい、彼の高校を聞き損ねた。
けれど、俺のクラス、 C組にはこむぎはいなかった。
まぁ、普通に考えて、そんな奇跡起きるわけないだろう。
担任
なんて、少しうなだれていると何やら騒がしくなり、同時に何か視線を感じた
どうやらF組のほうから順番に入場していくらしい。だからか、俺らのクラスの前をF組の人達が通り過ぎようとしていた
さっきから何か視線を感じると思い、 見つめてくるそれを探した先にいたのはこむぎだった。
こむぎは俺と目が会い、言葉にはできないそれを 目で、表情で伝えてきた
その後の入学式はもうずっと浮かれていた。
担任
入学式が終わってから、学校生活が始まって 俺は空いた時間に毎回こむぎのクラスに通うようになった。
大抵、こむぎにはオレンジ色のふざけたやつ がつきまとっていたがそれは気に しないことにした。
しかし、学校生活は楽しかったが、 学生の本領である学びで俺は少しつまっていた
勉強しなきゃ。もっと、もっと。
ずっと勉強しているのに、なかなか伸びない 点数、成績。
最近の俺は勉強をすることが本当に苦痛だった。
そーちゃんはまだ中学生のはずなのだが、 毎日放課後こむぎを高校まで迎えにきて 一緒に帰っていく。(正直ちょっとずるい)
そして、たまに俺や山田の家にこむぎを呼ぶと 高確率でなぜかついてくるのだ。
そして飽きると帰っていく。なんなんだ。 監視ってなんだ。
今日はこむぎと勉強会で うちに集まった。
何回か遊びに来てもらったことはあるが、 勉強会、という名目で集まるのは初めてだ
そう、この勉強会を言い出したのはこむぎ。
そんなに勉強がぎりぎりなのだろうか?
話しながら勉強をしていく。
2人で笑っていると、こむぎがぽつりと 言った
俺は、今までなんでも1人でやりがちだった。
……誰かと一緒にやることで、できることも あるんだな
そう言ってこむぎは優しく笑った
そんな彼を見ているとだんだんどきどき してきて。
こういう細かいところに気が付いて、 バレないようにケアしようとしてくれるとことか、 笑い方とか、全部
なんでこいつ、 俺が勉強で悩んでることには気が付くのに 今の好きが自分に対してだって わからないんだろう。
今回はなんか変な回ですね。 うまく書きたいことかけませんでした💦💦