コメント
1件
うっま…
バン!ガン!
放課後の屋上に、鈍い音が響いた。
それと同時に、地面に倒れ込む1人の女の子。
霞
霞
お腹を抱えて笑っているのは、クラスの中心的人物である、阿仁村 霞
千夏
千夏
バットを片手に笑っているのは、同じクラスの上原 千夏
そして、床に倒れ込んでいるのは、いじめのターゲットの 堀越 香苗 だ。
霞たちは、放課後になると、いつも香苗を屋上で殴っていた。
香苗
霞
千夏
私は霞たちのやり取りを、フェンスによりかかってただ見ていた。
本当は止めに入りたい。
でも、霞に逆らうことはできない。
霞
霞
霞が千夏からバットを受け取ると、思いっきり振りかぶり、香苗の脚を殴った。
香苗
香苗は地面に倒れ込んだまま泣いていた。
千夏
千夏は香苗の髪を掴んで無理やり顔を上げた。
霞
千夏
私が霞たちのやり取りを見ていると、霞が近寄って来て、バットを差し出した。
霞
真理
霞
千夏
真理
真理
霞
真理
真理
千夏
霞
千夏
霞
霞
真理
千夏
霞
真理
霞たちはそう言うと、屋上から立ち去って言った。
霞たちの声が聞こえなくなると、私は香苗のところに駆け寄った。
真理
香苗
真理
香苗
香苗
真理
真理
真理
香苗
香苗
真理
真理
私はそう言うと、香苗の横に座り込んだ。
香苗へのいじめが始まったのは、3ヶ月前だった。
香苗は、3ヶ月前にこの学校に転校してきた。
先生
先生
先生
先生
真理
真理
クラスメイト
先生
先生
香苗
香苗
香苗
クラスメイト
クラスメイト
教室に入って来たのは、小柄で可愛らしい女の子、堀越 香苗 だった。
色白でくりくりとした大きな瞳。
明るめの髪につけている花の髪飾りがよく似合っていた。
先生
先生
香苗
香苗は落ち着いた声で返事をすると、先生に指示された席に向かって歩き出した。
真理
香苗が私の隣の席に座ると、私はさっそく話しかけた。
真理
香苗
真理
香苗
香苗
真理
真理
香苗
香苗
彼女はそう言ってにっこりと笑った。
笑顔が可愛らしかった。
真理
先生
先生
チャイムが鳴り、ホームルームが終わった。
号令の後、教室の中の生徒が香苗の方へ向かっていった。
クラスメイト
クラスメイト
香苗
クラスメイト
香苗
クラスメイト
香苗
香苗
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
香苗に話しかけているのは、ほとんどが男子だった。
霞
私がぼーっと香苗たちのやり取りを見ていると、霞がため息をついて私の方に向かってきた。
霞
千夏
千夏
真理
霞は香苗が男子にちやほやされているにが気に食わないのか、みんなには聞こえない声でそう言った。
霞はこのクラスの中心的な人物だ。
学級委員長をやっていて、成績も優秀な霞は、先生の評価も良かった。
それをいいことに、先生にはいい顔をしながら、裏で気に入らない子をいじめ続けていた。
一緒になっていじめているのが、霞の親友である千夏だった。
私はこのふたりと行動を共にしている。
なので、ふたりがいじめている場面を何度も目にしていた。
本当は助けたかったが、私にはそんな勇気はなかった。
恐かったのだ。
次のいじめの標的にされるのが。
クラスメイトも、いじめの標的になりたくないために、見て見ぬふりをしていた。
それを見かねた私は、1度先生に相談したことがあった。
先生
真理
真理
先生
先生
真理
先生
真理
真理
先生
真理
先生
先生
真理
先生
先生
真理
先生はそう言っていたが、結局何もしてくれなかった。
この件で私も霞に目をつけられてしまった。
霞
霞
霞
真理
霞
真理
霞
霞
霞
真理
それ以来、霞たちのいじめに直接干渉するのはやめた。
真理
私がそう思っていると、千夏が口を開いた。
千夏
霞
霞
どうやら、すぐにはいじめないみたいだ。
少しするとチャイムがなり、みんながいっせいに席に着いたので、私も自分の席に戻り、授業の準備を始めた。
はいどーも( ˙꒳˙ )
雨音です( ˙꒳˙ )
久しぶりに小説書きました( ˙꒳˙ )
結構中途半端なところで終わっちゃった( ˙꒳˙ )
また気が向いたら続き書きます( ˙꒳˙ )
んじゃね( ˙꒳˙ )