この作品はいかがでしたか?
32
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ヰロハは小さな呻き声を上げて、僕の手をきゅうっと握る。
顔を真っ赤にした彼は、荒い息を吐いた。
アヲ
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
ヰロハ
アヲ
アヲ
アヲ
ヰロハ
うとうとしながら寝言のようにらしくないことを呟くヰロハ。
きっと寝ぼけて、夢だとでも思っているのだろう。
ヰロハ
アヲ
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
アヲ
5センチにも満たないくらいほんの少し顔を近づけると、
熱がある割にはぬるい手が頬を覆った。
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
ヰロハ
言われたままに右手を貸すと、
その手をヰロハの頬に当てられる。
ヰロハ
ヰロハ
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
熱のせいなのか僕に向けられた好意なのか。
弱々しく笑う彼の頬が、また一段と赤くなった気がした。
─というか、そもそも笑うなんて珍しい。
いつも仏頂面で本読んでる地蔵なのに。
意外な一面に、胸の奥に微かに心地よい締め付けを感じる。
ヰロハ
ヰロハ
ヰロハ
薄い彼の唇に喰らいつくように、キスをした。
ヰロハ
アヲ
─僕も大概、熱でイカれているみたいだ。
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
アヲ
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
アヲ
ヰロハは目を逸らして、ぽそりとこんな言葉を零した。
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
アヲ
ヰロハ
アヲ
アヲ
アヲ
ヰロハ
ヰロハ
ヰロハ
ヰロハ
アヲ
ヰロハ
アヲ
アヲ
アヲ
ヰロハ
ヰロハ
終
コメント
2件
こういうの好きすぎる