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修也side とある日の 練習帰り

下村

修也

修也

はい?

下村

ご飯食べた?

修也

食べてないっす。

下村

なら話が早いや。ご飯いこ。

修也

いいんすか?行かせてください。

とある飲食店に 下村さんと向かった。

下村

美琴ちゃんどうなったん?

修也

付き合ってます。

下村

誰と?

修也

僕と。

下村

え?

修也

ん?

下村

いつ?

修也

2ヶ月前。

下村

いま何月?

修也

いま1月っす。

下村

修也から告白したん?

修也

………そうなるのかなぁ?

下村

どういうこと?

修也

実はお見合いみたいな感じで偶然相手が美琴で。

下村

修也のお父さん何してんだっけ?

修也

会社の社長っす。昇格したらしいっすよ。

下村

お見合いって名の政略結婚じゃね?

修也

悪く言えばですけど。

下村

そうだけど。

そんなこんなしてたら ご飯がやってきた。 練習後の 体力回復のため ご飯をお腹に入れる。

下村

プロポーズとか考えてんの?

修也

考えてますよちゃんと。

下村

そうなんや。いつやんの?

修也

明日。

急すぎる展開に びっくりしたのか 咳き込んでしまう下村さん。

下村

急すぎるやろ。ビビった。

修也

水どーぞ。

下村

ありがと。プロポーズする場所ってどこですんの?

修也

海です。夜の。

下村

なんで?思い出の場所?

修也

はい。この季節に美琴が好きな星が見えるんです。それ見ながらプロポーズしよっかなって。

下村

へぇ〜いいじゃん。

修也

ちゃんとバラも用意してるんすよ。こんな感じの。

下村さんに とある写真を見せた。 両手に収まるぐらいの箱に びっしりと青いバラが入っている。

下村

なんで青いバラなん?

修也

赤いバラも特別感あるんすけど、青いバラの花言葉が『神の祝福』らしいんでこっちにしました。

下村

へぇ〜知らんかった。

修也

バラの本数もね、12本で『あなたを幸せにします』って意味があるんで頑張って渡します。

下村

そのバラってどこに隠してんの?

修也

クローゼットの中。

下村

同棲?

修也

同棲してます。寝室は一緒なんですけど、クローゼットは別なんで…

下村

そらそうや。

修也

同棲してから美琴のて料理食べれるのほんと嬉しい

下村

うん。それ、何度も聞いた。

修也

あれ?下村さんに言いましたっけ?

下村

蒼生が言っててん。まだ友達で家に遊びに行ってるんかと思ってたけど。

修也

なるほど…

下村

ていうか美琴ちゃんに連絡した?

修也

あ、してますよ。ご飯の加減もあるんで早めに言いました。

下村

ならいいわ。

ご飯を食べた後 下村さんと別れ 大好きな彼女が待つ 家に帰った。

修也

ただいま〜

美琴

おかえり。先お風呂どーぞ。

彼女もさっき 帰ってきたのか 昨日のご飯の作り置きを 食べていた。 お風呂から上がると そそくさと美琴もお風呂に入っていく。

美琴

スッキリした~

修也

美琴

美琴

ん?

修也

明日1日空いてる?

美琴

うん。空いてるけどなんかあった…?

修也

デートしに行こ。

美琴

え?いいの?

修也

うん。最近2人で出かけてないからどこか行こ。

美琴

んじゃ1個行きたいとこあるんだけど…

修也

どこ?

美琴

映画館。ちょうど見てみたい映画があってね…

翌日 美琴が見たかった 映画を見て ショッピングモールの中を 探索する。

美琴

あの映画見てよかったかも。

修也

最後のシーンまじで泣けたよね。

美琴

そうだね〜

時間を見ると いま午後6時に なるところ。

修也

他に行きたいとこってある?

美琴

ううん。映画観る前に行きたいとこ回れたし、修也くんが行きたいとこあれば付き合うよ。

修也

俺行きたいとこここから出るからご飯食べてから行こ。

美琴

わかった〜何食べたい?

修也

気になってるとこあるんだけどそこでいい?

美琴

いいよ〜。

ご飯を食べて 10年前に 美琴に星を教えてもらった あの場所へ やってきた。

美琴

ここって…

修也

初めて美琴と星空を見た場所。

美琴

覚えてくれてたんだ…

波の近くで歩き出した。 しばらくすると 小さなベンチをみつけ 美琴を座らせて ブランケットを 膝の上にかけた。

美琴

ありがとう

修也

体冷やしちゃダメだし。

美琴

久しぶりに夜空見たかも。

修也

2人で見た時も綺麗だったよね。

美琴

あの時も星空綺麗だったけど、今日の方がもっと綺麗かも。

修也

今日は満月じゃないけど…

美琴

いいの。好きな星綺麗に見てるし。

彼女が 空をずっと見上げている。 車から持ち出した 箱に入ったバラを入れている 紙袋を手に取り 中身を取り出す。

修也

美琴

美琴

ん?なに?

修也

結婚しよっか。

美琴

え?ごめん、もう1回言って?

はっきり言ったつもりだったけど 突然過ぎて 頭がついて行かない様子だったので 同じ言葉を 美琴に伝えた。 びっくりして固まっている。

修也

あの、返事は…?

嬉しくて 泣きすぎて言葉に出ないのか 何度も頷いてきた。 バラが入った箱を 渡して 彼女の涙を拭う。 そんな様子を 空にちりばめられた 星空が見下ろしていた。

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