この作品はいかがでしたか?
36
この作品はいかがでしたか?
36
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【回想】
研究所 実験対象者専用食堂
私が実験対象者だった時 初めてラースと出会った
食卓についていたら偶々目が合って 目が合った翌日から 出会ったら話すような仲になった
そんなある日
「ねぇ、君女だよね」
1人の実験対象者が 私に声をかけてきた
「そうだけど… それがどうしたんだい?」
「なんでこんなところにいるの」
「…君には関係ないよ。 あまりそういう質問 しないでくれないか…」
「え〜いいじゃん教えてよ」
男はズケズケと私に近づいてきた
「ちょ…近いって、やめてよ…」
ふと男を見ると 男の後ろに人影が見えた
私はそれが誰だかすぐに気づく
「あぁラース…」
「あぁ?」
「うわ近!」
男は振り返ると 飛んだようにラースから離れる
「…君だって近くに寄られたら びっくりするし嫌でしょ?」
「うっ…」
男は参ったかのように去って行った
ラースは去って行く男の背中を じっと見つめる
「昼ご飯もう食べた?」
「まだ」
「私も。一緒に食べよ」
私達はトレイにあらかじめよそわれた 食事を乗せ、席に着く
「ここあんま食べられないから すぐお腹空いちゃうよ」
「…」
「あ、そういえば、 さっきの薬どうだった? みんな苦しそうだったけど、 私何ともなくて」
「…オレも何ともなかった」
「よかった〜 私だけかと思ったよ〜」
「…」
次の日の昼…
「今日の薬も何ともなかったよ」
「オレも」
「え〜運命的〜♪」
「…!!」
(あ…やば…口走って…)
「…オレもそう思う」
「!!!!」
そう思ってくれてることが 嬉しくて…
胸の中が熱かった
とても…
1週間後の昼…
「ねぇねぇ!今日は??」
「…」
「…苦しかった。今も動悸がする」
(あ…)
(そろそろ… ラースのクローンを作る実験が 行われる……)
「…お前はどうだったんだ」
「わ!私!? 私もちょっと辛かったかな〜…」
「…」
(…)
私だけココに残っても… 何も楽しくない…
けど…!
次の日の朝
「…ヤンサー」
「話がある。廊下に来てくれ」
「どうしたんだい…」
私はラースに連れられ 廊下にある階段の踊り場へと向かった
「…」
「何を言い出すかと思いきや… 逃げ出すって…!!」
「…」
「最初に言われただろう…! 逃げると瞬殺されるって…!!」
「…それでもいい」
「な…何を言って…」
「…え……」
ラースの身体はどんどん硬くなる…
まるで岩のように…
「…超能力が使えるようになった。 身体が岩のように硬くなれる」
「…」
私は硬くなったラースの腹に 左手を置く
「…」
(何で…君だけ…あの時… 運命的だって思ってたんだよね…?)
(そんなの………)
ゴツン…!
「…信じられない…!!」
私はラースの腹を右手で殴ったが びくともとしなかった
本当に…超能力者になるなんて…
「…」
「勝手に出て行けばいい… 死んでも知らないからね!」
私は階段を駆け下り 食堂へと戻って行った
「…」
「…」
私は席に着き 傷ついた右手をじっと見る
(何であんな態度 しちゃったんだろう私…)
(…いい!瞬殺されるより、 クローン適正に失敗して 死ぬ方がマシだから! あんな態度したって…!)
(あんな…)
(…)
ヤンサー
ヤンサー
ラース
ヤンサー
気がつくと ソファーの後ろにラースが立っていた
レオナルド
ラース
ヤンサー
ヤンサーはまたうずくまる
レオナルド
ヤンサー
ラースは、ヤンサーに顔を近づけ…
ラース
バシッ!
ヤンサーは突然起き ラースの左肩を叩く
ヤンサー
そして再びうずくまった…
ラース
レオナルド
すると、玄関から楽しそうな声が 聞こえてきた
ジェミ
ジェミ
スコル
リコ
ラース
「「「ただいまー」」」
3人は声を揃えて言う
スコル
ラース
ヤンサー
レオナルド
リコ
スコル
ジェミ
ラース
レオナルド
ヤンサー
ラース
レオナルド
家の外にはリアスとヴァルがいた
リアス
ヴァル
ラース
リアス
「本日は、占い特集! ゲストはハールツの皆さんです!」
テレビから聞こえてくる ナレーターの声が部屋中を響かせる
「ハールツの皆さんには、 一人一人個別に占ってもらいます!」
ライ
スタジオには占い師のケディがいた…
ビカス
ビカス
ケディ
ライ
ビカス
ビカス
ケディ
ビカス
ケディ
ビカス
ケディ
ビカス
ケディ
ケディ
ビカス
ライ
ライ
ライ
ライ
ドン!!!
扉が勢いよく開く
キャンドル
ライ
パーカ
ライ
ライ
キャンドル
キャンドル
ライ
パーカ
パーカ
ライ
ライ
パーカ
ライ
ライ
パーカ
ライ
ライ
パーカ
俺は部屋を出て行く
建築士が地下室を作った 意図がわからないまま
ライ
キャンドル
キャンドルは俺を追いかけるかの ように部屋を出て行った
ライ
ライ
ジェミ
リコ
ジェミ
ヴァル
リコ
リコ
ヴァル
ジェミ
家の前
ラース
ジェミ
リアス
ラース
ジェミ
ラース
ジェミ
スコル
ラース
スコル
ラース
家の扉がガチャリと開く
リーブ
リアス
ジェミ
リコ
ヴァル
ラース
リーブ
ラース
ガサッ…!
ラース
ラース
パーカ
ラース
ラース
パーカ
ラース
俺はラースの背中をついて行く
初めて会ったことを 懐かしく思いながら…