2年ほど運動を一切していなかったため圧倒的筋力が落ちてる俺と

ダンス部に入ってバリバリ動いている佐久間とでは

体力が違う

涼しい顔で言っている佐久間に問い詰める

するとキョトンとした顔で首を傾げる

そう質問すると歯切れの悪そうな反応をする

問い詰めると佐久間は言いにくそうな顔をしながら答える

俺は固まってしまった

ノリ...?そんなんで逃げようって言う思考になるか？

“当たり前でしょ？“と言いたげな顔でこちらに返答する

呆れた顔で言うとまた歩き出した

あの出来事があってから目黒との距離がいっそうできた気がする...

いつも通り席に行くとまた目黒が俺の席に座ってその上に岩本が座っている

俺の席でイチャついている2人

俺が割り込めずにいると目黒がこちらに気付く

俺と目が合うと気まずそうに自分たちの席に戻っていく

一件落着なんだが何だか複雑な気持ちになる...

岩本はというと俺と目黒の間にやましいものでは無いが何かあるということを察して

席を立つと毎回のように睨んでくる

遠くに行く時にわざと俺に聞こえるように言ってくる

まぁ...納得か。彼氏と知らねぇやつが絡んでんだもんな...

しよーがねぇわ...

そう心の中で思っていると佐久間の声が聞こえた

俺のことを話しているのがすぐにわかった

いらん事しやがって...

これ以上ヒートアップするとほんとにやばいと思った俺は2人の仲介に入る

俺は涙を堪えながら喋る

俺は溜めていた涙を流し始める

クラスのみんなに注目されながらも佐久間に保健室に連れて行ってもらう