家族愛以外の愛を

数日後

俺は何故か数分前に優斗…に目瞑ってって言われて目開けたら真っ暗で耳も聞こえにくいです…

　とりあえず目瞑ればいいかな…？よし…！

…2分くらい経ったけどまだ…？

なんでそんなに喋るのだけで照れてるの？俺じゃないのに…この前の好きは嘘だったの？なんでっ…

何かを強要するようないつものような優しい目じゃない怖い目で見つめられ少し背筋が凍った

いつのまにか手で逃げれないようにされ、彼処の人達とは違う怖い目で押され、恐怖が漂う

てか冷静に考えると宙以外全員愛重くね？

やば…視界ぼやけて…倒れ…

っ…吐き気が…吐きてえ…

なんとか保っていたバランスを崩して地面に座りこんでしまう。足が痛いが前よりかはまだマシだと思い座った方が楽だからこのまま座る。姿勢としては横座りだろうか。まあどうでもいいか

そういいながら彰人が俺の首に首輪を付けて袋を用意して行く。地面なんて痛いだけじゃねえか…

急に目の前に何かが来たと思ったらゴミ袋が口の前に持って来られる。

勢いよく彰人の胸に飛びつきハグする。正直こんな奴より宙とかの方が純粋な恋できて幸せなんだろうけど…優斗がいるし何より俺が好きなのは彰人だ

ああ、そういやこいつまともな愛情って受けてなかったな。それで手に入れた愛が俺の少し歪んだ愛情だったから…

なぜか目から涙が出てきた。なんで…？俺、シあ、ワせだよ？なのになんで…？

片手でハグを続けながら背中を軽く手でトントンと押す。…涙が出てる。そりゃあそうか

ゴミ箱めがけて電流のスイッチを投げ捨てるスイッチは切ってある

彰人がそう言ったと同時に俺のおでこに彰人の柔らかい唇が触れる

急に手が少し引っ張られ肌の温もりがする

伶が小走りで手を繋いできた。…今までの奴は俺がなんかしたらすぐ離れたのに…

ほんと愛おしい彼女だなぁ