橘 真桜
や、やめて…

マネージャー
真菜ちゃん!!

マネージャー
離れて!

橘 真桜
(きちゃ…ダメ…)

橘 真菜
(ごめんね…真桜っ…)

橘 真桜
(ここから離れないと…)

マネージャー
助けてぇっ!!!!!!!!

霜谷 霧徒
…何してるの?

橘 真桜
助けて!!お願い!!

橘 真桜
この人たちが警察に通報しようとするんだよぉ〜!!!!

マネージャー
警察さん!!

橘 真桜
え?

マネージャー
怪盗マオがいるんです!!

霜谷 霧徒
そ、

橘 真桜
あ

橘 真桜
(やったちゃったぁ…)

橘 真桜
(悠と声似てるから間違えたぁ〜)

マネージャー
…

霜谷 霧徒
で?

マネージャー
へ?

橘 真桜
え?

霜谷 霧徒
何かしたの?

マネージャー
え、いや…

マネージャー
何かしたっていうか…

マネージャー
その…怪盗ですよ?

霜谷 霧徒
だね〜

マネージャー
捕まえないのですか…?

霜谷 霧徒
何もしてないでしょ?

霜谷 霧徒
てゆーか、

霜谷 霧徒
フーカにやらされてるだけで本当は警察なんかなりなくないし、

霜谷 霧徒
ニートがいい

橘 真桜
ぇ…

霜谷 霧徒
意外だなー

橘 真桜
(いやめっちゃ私が言いたい)

霜谷 霧徒
マオって私服シンプルだね

橘 真桜
ダメかな〜

橘 真桜
意外と私お気に入りなんだけどな〜

橘 真桜
(お姉ちゃんとお揃いの服)

霜谷 霧徒
シンプルなのいいよね

霜谷 霧徒
好き

橘 真桜
…へ?

真桜が徐々に後退りながら逃げるタイミングを疑っている最中、
真菜はそれが気になり逃げずに少し離れて様子を疑っている
霜谷 霧徒
ちょっとこっちきてよ

霜谷 霧徒
遠いと話しずらいじゃんか

橘 真桜
嫌だよ

霜谷 霧徒
逮捕なんかしないから、

霜谷 霧徒
何かしたわけじゃないんだし

橘 真桜
(逃げないと…)

霜谷 霧徒
…バイバーイ

霜谷 霧徒
んなわけないだろ

橘 真桜
うわあっ!!!!

ことはなくちゃんとフックショットを奪い空中から真桜を落とした
橘 真桜
っ…痛…

橘 真菜
ぁ…(真桜…!!!!)

霜谷 霧徒
本当バカだよね

霜谷 霧徒
僕も昔とは違うんだよ

霜谷 霧徒
昔は君たちは何もしてないと思ってたし何かしたのを直接見たわけじゃない

霜谷 霧徒
けどこれだけ無茶苦茶しておいて許してくださいとか逃げたいとかさ?

霜谷 霧徒
市民バカにしてるの?

橘 真桜
い、いやそういうわけじゃ…

霜谷 霧徒
嘘つかないで、

霜谷 霧徒
ふざけるな怪盗マオ

霜谷 霧徒
僕らが一生懸命頑張って汗水流して稼いだ財産をお前は一瞬で奪い去るんだ

霜谷 霧徒
絵画を当たり前のように盗んだあの時だってお前らのせいで警備員が何人クビになったと思ってる?

霜谷 霧徒
お前たち3人が入っただけで数十人が職を失うんだぞ

橘 真桜
…でも私たちだって…!

橘 真桜
生きるために仕方がなかったのに…

霜谷 霧徒
仕方がない?

霜谷 霧徒
いい加減にしろ!!!!

橘 真桜
うわっ…!

霜谷 霧徒
仕方がないわけないだろうが…!!

霜谷 霧徒
孤児なら孤児院に入れよ、祖父母に頼れよ、親戚のうちを訪ねろよ…!

霜谷 霧徒
なんでクソガキのお前らが自分で稼ぐ…

霜谷 霧徒
いや、盗むっていう選択肢になるんだ…!

霜谷 霧徒
犯罪を美化するなゴミクズ!!
