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君が忘れてしまっても

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君が忘れてしまっても

14 - 第13話 昔の思い出

♥

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2025年05月25日

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橙 side

最近好きな人が出来た

優しくてかっこいい俺のクラスメイト

今度花火大会の日に告白するつもりなんやけど

最近ほんまにこれでいいんか

分からんくなる時がある

なんかこう

他になにか忘れているような

モヤモヤした感じがして

それがなにか全然思い出せへん

放課後

モブ

じゃあな橙

おう、また明日な

ヾ(*˙꒳​˙* )フリフリ

そういや思い出せないっていえば

臨海学校で海に落ちた時

思い出した約束は

その後も何回も思い出そうとしたけど

断片的なものすぎて

誰といつした約束なのか

未だに思い出せてへん

俺は桃くんの事の他に何を忘れてるんやろ

絶対に忘れちゃいけない

大切なものやった気がするのに

ん〜 (悩

あれ、ここどこやろ

(考え事しながら歩いてたから)

(知らん道来てもうた)

(でもなんでやろう。
この道知ってる気が)

クルっ(回れ右)

とりあえず来た道を戻って

にゃー

うおっ、びっくりした!

って猫ちゃんか

どうしたん?

お前も迷子なん?

にゃ?

て、んなわけないかw

そうや、お前道知ってたりする?

にゃー

タタタッ

チラッ

え、なに?

もしかしてついて来いってこと?

いやまさかただの猫やし

にゃー

まぁ、面白そうやからついて行ってみようかな

タタタッ

タタタッ

にゃー

ここって神社?

もしかしてお前ここに住んでるんか?

にゃー

そっかそっか

(って、何言うてるかわからんけど)

そういえば昔神社に遊びきて

木から降りれんくなった猫を助けたことあったな

あれ、その時誰かと助けた気がするんやけど

誰やったっけ?

中学の頃

中学生の橙

ほら〜、怖くないからこっちおいで〜

ブルブル

中学生の橙

どないしようかな

中学生の橙

怪我もしてるみたいやから

中学生の橙

はよ助けたいのに

???

???

なぁ、なにやってんの?

中学生の橙

ビクッ

中学生の橙

あ、えっと…

中学生の橙

子猫が木から降りれんようになったみたいやから助けてあげようかと

中学生の橙

でも微妙に1人だと届かんくてどないしようかなって

???

ふーん

???

なら手伝ってやるよ

中学生の橙

え!いいん?

???

うん

中学生の橙

もう、少し…

肩車して助けようとしている

中学生の橙

ッ!

にゃっ

飛びついてくる

中学生の橙

よし捕まえた

中学生の橙

うおっ!

中学生の橙

ちょ、まっ

???

え、わっ

ドンッ

中学生の橙

いってて

???

大丈夫か?

???

ごめん、急に体制崩して

中学生の橙

大丈夫。
俺の方こそごめんな

中学生の橙

クロも平気やった?

にゃー

???

クロ?

中学生の橙

そっ、この猫黒いからクロ

???

ふーん

中学生の橙

それより怪我とかしてへん?

中学生の橙

え〜っと、あれ名前なんやったっけ?

???

あ、そういや言ってなかったな

???

俺の名前は──

あれ、あの子。
名前なんやったっけ?

顔もなんか思い出せへんし

(確か髪色がピンクぽかったような…)

あれ、橙?

え?
桃くん!?

なんでここにおるん?

なんでって俺の家この近くだから

それより橙のほうこそなんでここにいるんだよ

いや〜、考え事してたら変な道来てもうてん

戻ろうとしたら黒猫が目の前通ったから

着いて行ったらここにたどり着いたんよ

黒猫…?

(もしかしてあいつの仕業か?)

(まじであの猫神何がしたいんだよ)

そっか、なら俺が分かる道まで案内してやるよ

どうせ道わかんないんだろ?

まぁ、でもいいん?

遠慮すんなよ

このまま帰るのも心配だし

ありがとう

どういたしまして (ニコッ

ドキッ///

(あれ、ドキッ?)

(俺何考えてるんや)

(俺には紫くんがいるんやし他の人に気移りなんてしたらあかんやろ)

(でもなんかこの感じ、すごく懐かしい気がする)

はーい
今回はここまで

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それではまた

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