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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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____この話は雅と美月が横浜に旅行しに行った時の話である

美月

はぁ....まじ疲れたわ

それな
駅混んでたもんね

横浜駅の人混みからなんと抜け出した のである

美月

羽田空港なんかで降りるん
じゃなかった
東京も旅行したいから
羽田空港で降りようとか言ったの
誰やん…

あうちやわ。ごめん

美月

まぁいいけどさ。
時間があれば東京も行きたかったぁ

それなぁ。まじ疲れたんだけど

美月

早くホテルに行って休むか

そうやね

私達はタクシーを呼びホテルに向かった

美月

はぁ…まだ夕方だけど
今日はホテルで過ごそうや

そうだね。じゃあ今日
switch持ってきたからさしようよ

その時ドアを叩く音がする

美月

やったするするって何!?まじで。
こっちは疲れてんだけど
ホテルの人か

少し怒り気味でドアを開ける

やぁ。ここは109号室だね

美月

そうですけど…
ちょっと雅どうすればいいとけ(小声)

え.わからん(小声)

突然だけど…用事があって
ここに来たのだよ
私の名は太宰 治。
探偵屋さ。

美月

えっと…なんの用があってこうあの
尋ねてきたのでしょうか?

太宰 治

あぁ.それをいうのを忘れてた
まぁ簡単に説明すると,
君たちの命が危ない

美月

え…あっはい?

えっじゃあ危なくね?どうすんの!?

太宰 治

とりあえず落ち着いて.雅ちゃん

なんで知ってるの!?!?

美月

(この人やばい人なのかな…)
ねぇ雅そういえばうちら用事あるん
だったわ。早く行こう

あっそうだったね!!(察し)
すみません。

太宰 治

雅ちゃんの鞄を見れば
状況を理解できるかな?
(微笑んで)

美月

(あきれて)
とりあえず見てみて、何もなければ
早く行こう

わかった。

雅は持ってきていた鞄の中身を見た

はっ!?なにこれ!?

太宰 治という名の男は 何も言わずに部屋に上がり込み 鞄の中身を見る

太宰 治

後,240…。
やはり嘘をつかれた
(あきれた顔で)

美月

何!?上がり込まんといて!
くっください

太宰は無視し ベランダへと続く扉に手をかける

どうする?あの爆弾みたいなやつ
まじで見覚え無いんだけど!

美月

知らんかい、
私入れてねぇ

太宰 治

二人とも。(こちらを向き)
飛び降りるよ

太宰治の顔は真顔である

美月

はぁ!?冗談にも程がある
私にできるわけ…

太宰 治

大丈夫さ。パラシュートならある。
この爆弾は後4分で爆破する
このホテルには今君達しかいない
従業員も私の相棒が連れ出してる
からここにはいない…

美月

ということはここで
爆弾を爆破させる?

太宰 治

そういうことだね。
ということでぇ
私に捕まって?

信じていいの?美月

美月

うーん。いいんじゃね
ていうか訳もなくこんな
一般人に手を出さないでしょ
うちらなんも悪いことしてないやん

恨まれるようなことしてないし
大丈夫…?
まぁ美月が言うなら…

太宰 治

はーやーく!

私達は恐る恐るベランダへと向かい ベランダのフェンスの上に立っている 太宰治に掴まる

美月

うわ怖!無理無理
死んでもいいわ

太宰 治

大丈夫さ。パラシュートが
あるんだから(にっこりと微笑んだ)

かと思えば体が宙に浮いていた 必死になって太宰治に掴まる。

美月

おぉうわぁ!!!やばやばいやばい
いいいいいいぃぃぃぃ

やばいてまじでぇぇ!
映画かてぇぇ

気がつくと私は失神していた

あらぁ起きたのかい〜?みづきぃ

美月

ん..病院?
ていうか誰いや
どなたですか?

あぁ私かい。私は医者だよ

美月

あぁということは病院…ですか

否.違うさ。
ここは武装探偵社

美月

ん?探偵?
もしかしてあの…
あの砂色のコート着てた
人の?

そうさ。
それは太宰か…

美月

あ!その人です!!
その人…となんか飛び降りた?
かなんかして

へぇ…そうかい,

美月

あ!それより!みやびって人!
いませんか?

雅?かい
それなら隣でまた寝てるさ

美月

まだ起きてないんですか?
大丈夫なんですか!?

大丈夫さ。
ただ失神してるだけだ。

美月

そうですか。
わかりました。

太宰 治

与謝野さん.
あの子たちは目覚めたかい?

与謝野 晶子

あぁ.
雅ならまだ目覚めてないが
美月なら目覚めたさ

太宰 治

そうかい.

美月

その声は太宰…さん

死角でちょうど太宰治が見えない

太宰 治

もう大変だったのだヨォ
君と雅ちゃんをかついで探偵社まで
連れてきたのだからぁ.

美月

それに関しては…
すみません.

太宰 治

いぃや,かまわないさ。
人助けをするのが武装探偵社
だからね

与謝野 晶子

たまにはいいこと言うじゃ無いか
太宰.

太宰 治

そうかい?与謝野さん
それは照れますねぇ
(少し照れたような仕草をし)

美月

それより
ホテルはどうなったんですか

太宰 治

あぁホテルね。
あのホテルは君たちのいた2階フロア
そして三階フロアが吹き飛んだよ。
(と何故か笑みを浮かべながら)

美月

はぁ..と言うことは!?
財布!?いや荷物全てが

太宰 治

粉々だねぇ

美月

はぁ!?やば!
それはやばい。
お母さんに怒られる。
いや大丈夫か。でも

太宰 治

まぁ落ち着きたまえ。
慌てていても何にもならない。
しばらくはうちに泊まるといいよ
二人とも

与謝野 晶子

なんだい、太宰
さすがだねぇ…

太宰 治

いえいえ、そんな流石ってほどでも
(少し照れて)

与謝野 晶子

(なんで照れてる?)

与謝野 晶子

っまっ!部屋も空いてないし
しばらくは太宰の家にお世話に
なるといいよ。雅もね

美月

えっ...はい…

はぁ〜(あくび)

与謝野 晶子

雅が起きたみたいだねぇ

美月

雅!?大丈夫?

美月は隣のカーテンを開ける

ああ美月
それよりここどこ?

美月

ここは太宰さんの言ってた
探偵社みたいなところ…らしい

あそうやと.

美月

うん。雅怪我ない?

うん大丈夫.美月は?

美月

あぁ美月?
私は大丈夫

太宰 治

早速で申し訳ないのだが…

そういうと太宰はそこにあった 椅子に腰掛けた

太宰 治

単刀直入に言う。
君たちは異能力者…だね

美月

異能力…?何それ

え聞いたことないよね。
わからん.

太宰 治

まぁざっくり説明しすぎたようだね
異能力者とはね。
科学的には証明できないことが
できるのだよ。例えば…与謝野さん

太宰 治

与謝野さんは「君死にたもうこと
なかれ」と言う異能力名なのだが
瀕死した人を傷一つなく回復
させることができると言う異能さ。
まぁ色んなジャンルがあるが…

美月

そんなのアニメの世界やん!
めっちゃいいやん
何これ転生してアニメの世界
きたとか!?うわーおいいねぇ

それなぁ。魔法みたいなの?
いいねぇ

太宰 治

はぁ…(この子達には世話が焼ける
なぁ)私は自殺方法を探りに
いかなくちゃっと(立ち上がり)
じゃあねー!

太宰はパッパと部屋を出て行った

美月

…。えっどうすればいい…?

わかんない。

与謝野 晶子

すまないねぇ、めんどくさいことは
しないんだよ太宰はっ。

っ全く…

と呟きながら誰かが入ってくる

与謝野 晶子

国木田じゃないか。どうしたのさぁ

あの太宰に言われてきたんだ。
っ全く予定を台無しに
しやがって…

国木田 独歩

俺の名は国木田 独歩だ
話は太宰から聞いてる

美月

急に名乗り出したし(小声)

金髪や。怖いね(小声)

国木田 独歩

なんだ!?こそこそうるさい!
あぁいかん.取り乱した

国木田 独歩

太宰が大声でお前らが異能力者
だと言う事を人混みの中で
言ったせいでポートマフィア
にお前らは狙われてる

美月

え!?まじ…スカ
どこか知らないけど、狙われるって

国木田 独歩

本当だ。俺は嘘などつかん!

ポートマフィアって全国ニュースで
見た。政府非公認組織っとかなんとか

美月

は?それやばいやつ系?

そうそう。なんか人殺しみたいな
言ってた。

美月

だいぶやばいやん.
それって対処法とか…?

国木田 独歩

わからん!俺は詳しいことも
聞かされてない!
太宰の仕事なんだからな!

与謝野 晶子

国木田。そんなこと言って
いいのかい?
相手はまだ15.
怖がるだろう?

国木田 独歩

年齢など関係ない!
15ならばもう立派な子供だ。
だがしかし,命を狙われている
子供をほったかし…
其れは俺のプライドが許せん!
俺の家に来るのだ!!!

美月

あ...其れなら太宰さんが
しばらくの間泊めてくださると…

国木田 独歩

太宰が!?だと…!?
信用ならん
絶対泊まるな。

美月

はぁ…?(ため息混じりの声で)

えっ.泊まる?

美月

そうそう、金も
何もかも爆破で燃えたって

え!?まじで、やば

美月

だーかーらー!!やばいんだって、

やばいやんだいぶ。

国木田 独歩

安心してくれ,
食事や生活費全て負担する。
しばらく泊まるといい

美月

はい(?)

わかりました…

次の瞬間天井がものすごく揺れる。

国木田 独歩

っなんだ!?
しばし様子を見てくる

与謝野 晶子

私も行くよ。国木田

二人は飛び出すように出て行ってしまった

美月

あぁ待ってよ

行ったし
とりあえず待っとく?

美月

そうやね

その時窓ガラスを突き破り誰かが入ってくるのが見える。 ほんの一瞬の出来事だ。

美月

!?
誰…?

いってぇ…ガラス刺さったし

美月

は?まじ?大丈夫?今そっち行くよ

起き上がり雅の方へ行く

ていうか,誰やん

嗚呼ん?人いたのか。

美月

誰…????

俺の名か?

中原 中也

俺の名は中原中也だ。

美月

あ...あぁはい

どうする?ていうか逃げた方が
いいんじゃない?

美月

たしかに。逃げる?か

中原 中也

っておい待て.
話聞け

中原 中也

テメェら雅と美月って奴知ってるか?

美月

っもしかして…

美月

にっ逃げるよ!!

雅の手を引っ張り 駆け出す

中原 中也

っあいつらか…

しばらく走っていたが奴の足は早くすぐに追いつかれ窓ガラスの破片を投げてきた

美月

っやば!!!えっみやびもぉ
どうするて震えやばい夢?これ

そうじゃない?
違ったらやばいやん

中原 中也

夢じゃねぇぜ?証明してやろうか

美月

あっいいですいいです。
それ以上近寄らないでください

中原 中也

はぁ?テメェのいうことなんか
しらねぇよ。

太宰 治

話しているところすまない。
随分と荒らしてくれたね中也

と今にでも吐きそうな顔で太宰が言った

中原 中也

っテメェ勝手に視界に入ってくんな
クソ太宰.何故ここにいる

太宰 治

ここは私の仕事場だからさ。
居て何が悪い

中原 中也

テメェは出かけていったはずだろ。

太宰 治

甘いねぇ、罠だよ。
中也は私が居ない時に来る
に決まってるじゃないか。

中原 中也

っ勿論そうだ。
テメェの顔なんて見たくもねぇ
からな。
さっさとどっか行けクソ太宰

太宰 治

そうかい。
ならその子達に手を出さないで
くれたまえ

中原 中也

っはぁそれはできねぇ…
ボスの命令だからな

と急に奴は雅の胸ぐらを掴む

っっ…(怖くて声出ない)

美月

っ!?何してる!?
(雅のところへ駆け寄る)

中原 中也

ってテメェか。
大人しくしてろ。

その時太宰が銃を出し その男に銃口を向けた

太宰 治

中也…。
君の目的は何だ

中原 中也

知ってるだろ?
コイツらの異能目当てさ

太宰 治

そうかい…
その指示は森さんの指示かい?

中原 中也

そうだが…。なんだ?

太宰 治

いやぁ、何でもないよ。
どうしたらその子達を助けられる
かなーと思って!

美月

っっ(中也の腕を掴み雅から
手を離させようとしている)

中原 中也

まったくめんどくせぇ奴らだ。
(手を追払い雅から手を離す)

奴はどこからか何かを取り出すとそれを太宰の方に向けて投げた

中原 中也

すまねぇ、太宰

その場所はたちまち煙で包まれていった___

っ!?!?
ここは…

中原 中也

目が覚めたか?

…。

みやびは少し驚いたが、 冷静に中也と距離を置く 雅はベッドで寝かされていた___

中原 中也

此処はポートマフィアの医務室だ。
美月って奴も隣で寝てる

えっうっうちらをどうするつもり
なんですか?

中原 中也

あぁ?しらねぇ。
たぶんポートマフィアの構成員
にするつもりだろうな

そっそうですか。
(ってやばっ⁉︎
どうしようどうすれば…)

美月

異能力「偽造複写」

中原 中也

くそっ…起きてたか…

美月

えっ使えた…?
(こっそり、私の異能力名
について太宰さんに聞いて、
発動方法も教えてもらってた
けどこんなに簡単にできるのかな)

美月

えっとあなたの異能力なんですか?

(なんで聞いてんの!?)
ちょっと美月…

中原 中也

あぁ?俺の異能か?
云う訳ねぇだろ!!
テメェは他者の異能を
使える異能だろ?
教えたら使いこなすじゃ
ねぇか。

美月

そうだけど。あっそっか。
(今だ)

とその時.中也の腹に拳で殴る

美月

重力操作…

実は美月は太宰さんに中也の異能力について教えてもらっていた。

中也は壁へと突き飛ばされていた

中原 中也

っうっ.....

予想打にしていなかったのか、 ガードはできなかったようだ

中原 中也

中々やるじゃねぇか…

(今だ)

雅はベッドから起き上がり もう1発中也の腹に蹴りを入れる

中原 中也

ううっ…

美月

ナイス!雅!
こいつ.人殺しなんでしょ

まぁそうらしいけど。
初めて使った異能力。

美月

よかった。近くのマフィアの構成員
に自分の心情を伝えることのできる
異能を持つ人がいて。

中原 中也

で,それで終わりかよ?
マッサージ程度にもならねぇぜ。

うわぁ。さすがやね。
ポートマフィアってやばいらしいし

美月

っっっうわぁ!!!

中也に蹴りを入れられる

中原 中也

俺の異能を勝手に使うな。
テメェらはたしかに強いが
俺の異能の使い方なんせ
しらねぇだろう

美月!!大丈夫?

美月

うわぁ…やばい。
肋折れたんかな。
動けん…

…(此処は降参するしか
いやまだ.考えればいける)

っっ!?!?

中也は雅にも再び蹴りを入れた

中原 中也

無事に連れてくるように言われたが
テメェらが対抗するなら、
相手になってやってもいいぜ?

はぁ…なんとか.重力
分散したんで…大丈夫…

中原 中也

それで動けるのか.すげぇなそりゃ

いや.すごくない。
異能力「人間失格」っ

雅は走って中也のとこへ向かい 中也に触れた

中原 中也

….そう来るか
あのクソ太宰の異能のコピー…
だがなぁテメェら。
俺は異能がなくても楽勝だぜ?

美月

くそ…。みやび,ダメやはず
これは…逃げて

え。....でも
ダメだよ。

美月

ダメ.早く逃げろ
私はたぶん無理や。
別に対抗できんしなんもされんやろ

そうやね。やけど
逃げんでも降参すれば…

美月

降参したらたぶん殺されるって

中原 中也

テメェらいつまで喋ってんだ?
殺したらいけねぇって言われて
んだからころさねぇよ

中也はこちらを睨みつけている

美月

あぁすみません…
あなた達の目的はなんですか
私達の異能をどう使おうと?

中原 中也

知りてェだろうが
まだ秘密だ。
大人しくしてろ

美月

いや.教えて貰いたい…

中原 中也

それならボスに会ってからだなって
おい雅がいねぇじゃねぇか。

美月

私達は心が通じ合って
るんでねぇ。
目配せして喋ってる
間に逃げさせました。

中原 中也

逃げても無駄だぜ。
此処をどこと思ってんだ?
ポートマフィアの最上階だぞ。

美月

あっ...!?!?
忘れてた。…くそっ.

中原 中也

嘆いても無駄だぜ?
この部屋を出た先は芥川がいる。
知ってるか?あいつは
殺戮に特化した異能の持ち主d

美月

ふざけるな!
私達にそんな力はない!!
こんな異能ほしくもない!

美月は雅が出ていったドア目掛けなんとか走り ドアを開ける

美月

みやび!!!!

っっ.....

芥川 龍之介

まだその程度か。
もっとやれるだろう?

美月

あっ…

美月はその場に倒れる。

殺す…絶対殺す。

芥川 龍之介

やる気が出たか?
やつがれの期待に応えろ。雅

期待?なんだよ期待って.
まぁいいよ 応えるから

中原 中也

おい芥川!
お前がやると殺すだろ?やめろ。

中也がドアを勢いよく上げ声を張り上げて云う

芥川 龍之介

中原さん.…そう云うのならば…

芥川は異能を止める。 芥川の異能である羅生門は 雅の腹に突き刺さっていた。 傷は浅いが、かなりの重症だ

っ.....

雅もふらふらした面持ちで 倒れる

中原 中也

おい.流石にやりすぎだ。
こいつらは別に悪いことは
してねぇ。

美月

おい....
ふざけちょっね。

中原 中也

それ以上動くな。テメェ死ぬぞ?

美月

あぁ…どうしてこんなことに…

その瞬間中也に向けて何かが向かっているのが見えた. なんだろう。何かすごい早いもの

中原 中也

うっ..

太宰 治

さすがだね。中也

中原 中也

ちっまたてめぇか.

芥川 龍之介

太宰さん!!

太宰 治

はいはい二人とも静かに.

中原 中也

っどうやって此処に来た?

太宰 治

それは私が元幹部だからだよ。
ポートマフィアの経路なんて
はっきり覚えているさ。

太宰 治

なんせ、君達がこうして雅ちゃんと
美月ちゃんを瀕死状態にするなんて
わかっていたさ。

中原 中也

テメェはもっと早く来れただろ。
此処に.これも作戦か?

太宰 治

どうだろうね。
私達武装探偵社を舐めて
もらっては困る。
こっちには与謝野さんがついてる、

中原 中也

あぁ、あの回復できる異能を持つ
奴か。たしかに強いが。
それじゃあもう間にあわねぇぜ?

太宰 治

そうだろうと思って呼んできてる☆

中原 中也

っそうか。好きにしろ。

太宰 治

止めないのかい?中也〜

中原 中也

うっるせぇな。テメェと
揉め事を起こしたくないだけだよ。
声も聞きたくないからな。

太宰 治

ひどいなぁ中也は。
与謝野さん二人は頼むよ

与謝野 晶子

承知した.太宰。くれぐれも
気をつけるんだよ

太宰 治

了解.

太宰 治

さて、中也.
どうしようか。

中原 中也

どうも何もテメェを殺すまでだ。

太宰 治

これも君達の作戦のうちだろう?
彼女達がこんな知らない部屋に
うっぱめられて黙ってるわけがない
彼女達を瀕死状態にさせないと
いけないことぐらいわかってた
はずだ。

中原 中也

チッ.まぁそうだ。
だがこれからが本番だ。

太宰 治

知ってるさ。今回は
中也が仕切ってるみたいだし、
中也の行動範囲と考えることは
限られているからね

中原 中也

はぁ...テメェには読まれてる
って訳か。

太宰 治

そりゃあそうさ
私は君の元相棒だからねぇ

中原 中也

まずはテメェを殺すまでだ。

中也は太宰の胸ぐらを掴む。

中原 中也

嗚呼?さられるがままか?

太宰 治

いいや。時間稼ぎさ。

中原 中也

くそっテメェまさか⁉︎

太宰から手を離す

太宰 治

本当に中也は馬鹿だ。(あきれ)

中原 中也

逃げられたか…

太宰 治

なんでそう云う考えに
行き着かないのかが
不思議だ。

中原 中也

くそっ…

太宰 治

困っている中也っていうのも
中々素敵だねぇ。

中原 中也

テメェ…ひねり殺すぞ

中也は蹴りを入れようとするものの 太宰には読まれており避けられる

太宰 治

私はそろそろいくよ。
君と付き合ってる暇なんてない。

中原 中也

あぁもう勝手にしろ!!

太宰 治

与謝野さん.二人の容態は?

与謝野 晶子

あぁ大丈夫だよ。

太宰 治

しばらくは隠れ拠点にいなければ
ならないね

与謝野 晶子

そうだねぇ。
二人が異能を使いこなせる
ようになればいいんだけどね

太宰 治

まぁ異能は使えるみたいだ。
私が教えたからね。
だが,1発でできるとは中々すごい

与謝野 晶子

それはすごいねぇ。

美月

あぁもう!嫌になる

でも楽しそうだしさ。

太宰 治

あぁ二人ともぉ!
元気かい?

美月

本当になんで私なんかが
こんな目に遭わなきゃいけないん
ですか。?

まぁまぁ、うちらすごいって
ことじゃん

太宰 治

そうだヨォ。君達は
世界の中でも通用する
最強の異能力者なのだから、

美月

でも…
もう宮崎に帰らないと。
横浜にずっといられる訳じゃない
です

太宰 治

心配ないさ。私の家に来ればいい

美月

まだ言ってる…

でも楽しそうだしさ。
しかも狙われてるなら
余計外に出たらダメだよ

美月

だけどああぁ!!!!!
怖いんだよ。
死ぬかもしれないんでしょ?

心配せんでも大丈夫
私が守るから、

美月

うわ。雅さすが

太宰 治

って事で、君達には探偵社
に入ってもらおう!

いいねっ!はいろはいろ!

美月

はぁ?まじで言ってんの雅?
怖くないの?

学校行かなくていいし,
異能力とか気になるじゃん?

美月

まぁねぇ。でも…

太宰 治

給料いいよ!
休みもいつでも取れるしぃ!

美月

でも働けないですよ…

太宰 治

心配ご無用!
探偵社は何歳からでも入れるから
安心したまえ

ほらぁ!いいじゃん!入ろうよ!

美月

絶対宮崎帰った方がいいけど
まぁ雅が言うなら…
やばかったら帰るからね!

よっしゃ!

太宰 治

じゃあ決まりだね。
だがまずは入社試験だ。
社長に筆記試験の用紙を
貰ってきてるから
したまえ、(紙を渡す)

美月

えっ!?テスト
まじ無理やわ

えーそれはめんどい

太宰 治

これが入社するための
最低条件さ
高校卒業レベルが基本だが、
中学卒業レベルにしておいたから
簡単なはずだよ。

美月

ていうか準備してたんですか。
本当に…もう

そう言いながらも 国語 数学 英語のテストを 成し遂げていった。 三時間後_

太宰 治

君たちよくがんばったね、
お疲れ様!

やばい。全然無理です…

美月

数学は行けたけど英語やばいかも

うわそれなぁ!
まじ萎えるわ。

太宰 治

次は国木田君!
任せたよ!

国木田 独歩

あぁ…わかった。
国木田だ。
今回の入社試験は、
敦の任務に付き添う事だ。

美月

敦?誰やっけ

いやわからん

太宰 治

国木田君!

国木田 独歩

あっすまない。
敦!出てこい

中島 敦

はい!!
なっ中島 敦です…

美月

あっあ…よろしくお願いします

よろしくお願いします

中島 敦

あぁ!そんなかしこまらなくて
大丈夫だよ?
楽に行こう!ねっ?

太宰 治

敦君も先輩になるのだねぇ。
頼むよ敦君

中島 敦

いやぁそんなぁ…
僕は頼りにならないですよ!

えっ何歳ぐらいですか?

中島 敦

あぁ僕?
僕は18歳だよ!

美月

とりあえず任務って
なんですか?
この部屋から出れば
またあの男に

太宰 治

それなら心配いらないさ。
私が君に盗聴器を預ける。
何かあればすぐに駆けつけるさ。

まぁ大丈夫やろ?
うちらの異能があるから

ちなみに敦さんの異能は?

中島 敦

僕の異能は…
「月下獣」
簡単に言えば
虎に変身できる異能だよ。

美月

すげー!!!
怖そうや

たしかに。強そう

美月

それで…今から
任務に?

中島 敦

そうだよ!
今回の任務はかなり危ないらしい
から僕のそばから離れないでね。

美月

あぁ?はい…

はい.わかりました

太宰 治

よし、敦君!
中々君も成長したねぇ。

中島 敦

いっいやぁ
それほどでもないですよ…

その時地面が揺れる。

太宰 治

さて、そろそろ任務開始かな__

中島 敦

太宰さん。やるんですね
本当に

太宰 治

あぁこれが入社試験さ。
重力使い.中原中也との戦闘…

美月

は?待ってちょっ
話が違う!!!

最初からこのつもりだったって
事じゃないの?

美月

そうか…もね。
異能の使い方は
教えてもらった。
だからできるはず.
さっきもできたしね

だね。

中島 敦

じゃあ二人とも。
いくよ。

路地裏にひっそりとただずむ 探偵社の隠れ拠点__ そこから出ると中也が堂々とした 面持ちで立っていた。

中原 中也

あぁん?人虎も一緒か。

中島 敦

この人が…中也…さん

するしかないって事やよね

美月

まぁそうしろって
言ってるし。
仕方ない。でも怖いんだが

安心して.
守るから…

中原 中也

あぁかかってこい。
テメェらは鍛えれば物凄い
力の異能だが、鍛えてないだろ?

美月

黙r!!あっえっと

美月

戦わせていただきます?....

異能力「偽造複写」

美月、作戦通りやからね。

美月

わかった。みやび頼む!!

美月

あっ敦さん.一度引きましょう

中島 敦

どうして?
雅ちゃん一人で戦わせるの!?

美月

いや.雅が言ったから…
というか太宰さんも言ってました。
敵は奴だけではなく、もう一人いる

芥川 龍之介

中原さん!!!やつがれも
きました!

中原 中也

あぁ。芥川か。
そいつら頼むぞ。

中原 中也

くれぐれも殺すんじゃねぇ。
わかったな

芥川 龍之介

わかりました。

芥川 龍之介

人虎!?か…
今度会った時は決着をつけると
約束していたはずだ。
今すぐにでも!!!

中島 敦

それは間違ってる。
否。それでいい.
ただし美月ちゃんには手を出すな
芥川

芥川 龍之介

承知した。

美月

えっ敦さん。一人で?

中島 敦

中也さんは、かなり強力な
異能者だと聞いてる
一人で勝てる相手じゃない
と思うよ

美月

私がみやびのとこへ行けと?

中島 敦

そう!!嘘をついてごめん!!

美月

あっはいわかりました!

きっと中也は 私が敦さんと一緒に戦っているだろうと 思っているだろう。 ということは_今がチャンス

美月は中也の後ろに回り込み、

美月

月下獣…(小声)

次の瞬間獣のような手になる。 それを中也の背中に打ち付ける。

美月

重力操作!!!

中原 中也

おぉやっぱやるもんンダな。

その場に倒れ込んだ中也はそう呟く

覚悟はしてる?

雅は太宰さんから預かった銃を 中也に向ける

美月

くそっ!!!奴!?

美月の触れていた手がガクンと下に落ちる。中也の重力操作だ

中原 中也

笑わせてくれるもんだな。
テメェが俺の異能を使って俺を
沈めようとしても俺が浮こうと
すれば.テメェからの重力操作は
きかねぇ…

中也は私の肩に手を置いている。

馬鹿!!そんな

みやびが銃弾を打ち込むものの 重力操作で跳ね返される

あっそうだ…(ニヤッと笑い)
「「羅生門」」!!!

中原 中也

おっと…危ねぇなぁ

中原 中也

おい芥川!!
テメェは一旦下がっとけ。

芥川 龍之介

でっですが

中原 中也

芥川の異能をつかわれると
厄介なんだよ!

美月

待って雅.
誰かいる.

美優

そこまでっ(銃口を雅
の頭に当てて)
中也さん…
ボスから叱られました。
時間がかかりすぎだと

中原 中也

そうか。少し時間がかかり
すぎたようだな。

美月

雅っ!

美優

おっと。動いたらだめだよ
動けば死ぬよ?

美月

…(この子の異能はなんだろう)

偽造複写は 近くにいる者の人の異能の 特性と能力名を知ることができ その異能を選んで使うこともできる そのため美月は美優の異能を 知ることとなる__

美月

なるほど.触れた相手の過去を
知ることができる異能…

美優

おぉ!やはりすごいね
この子達は!

中原 中也

そんでボスの命令は?

美優

1秒でも早く連れて帰れとのこと
だそうです。

中原 中也

ならッ。芥川.
死なない程度に痛めつけろ

芥川 龍之介

わかりました中原さん

美月

雅!避けろ!

はっ…

雅の腹には漆黒の刃が 刺さっていた

美月

ぐはっ...

美月も。だ

中島 敦

だっ大丈夫!?!?
雅ちゃん美月ちゃん!!

芥川 龍之介

黙ってろ人虎.
大人しくそこで見ていろ

中島 敦

そっそんな!!

中原 中也

すまねぇな。敦

美月とみやびを抱えると. そのまま行ってしまった

中島 敦

太宰さん!!大変です!
雅ちゃんと美月ちゃんが
連れて行かれました!

太宰 治

中也…。そうか。
しばらく監禁するつもりだねぇ

国木田 独歩

監禁か!?
それならば助けに行かなくては!?
あの子たちは一般人だぞ!
俺たちが無理y

太宰 治

国木田くん.その気持ちはわかるさ
しかし.これも探偵社入社試験だ。

国木田 独歩

そんなの今は関係ないだろ!?

太宰 治

落ち着きたまえ。
監禁といってもポートマフィア
はあの子達に危害は与えない。

国木田 独歩

なぜだ。その証拠は⁉︎

太宰 治

あの子達を監禁する理由が…
あの異能を利用して.ギルドを
倒すっていうことらしいんだ。

国木田 独歩

何故だ!
ポートマフィアの力ならば
あの子達の異能がなくても
倒せるだろ!?

太宰 治

どうだろうね。
最近はポートマフィアの構成員が
減りつつあるようでね。
強力な異能者が必要なようだ

国木田 独歩

構成員が減っても、
上の部隊の異能者はギルドより
人数が多いだろ?

太宰 治

まぁそうだね!!
しかしねぇ国木田くん
今ポートマフィアは危機的
状態なのだよ。
強力な異能者が3人も
負傷中さ。
こりゃああのポートマフィアも
痛手だね(ニヤッと笑い)

国木田 独歩

なるほどな、

中島 敦

こっこんな喋ってる暇
あるんですか⁉︎
あの二人はどうすr

太宰 治

待つのさ。

中島 敦

え?

太宰 治

敦くん.
焦りは禁物だよ。
今ポートマフィアに突撃
したとしても
私たちの戦力じゃあ
負けるさ。

中島 敦

でっですが…

太宰 治

実は言うとね。
今谷崎くんと乱歩さんは出張
中なのさ。
ということは、元々
人手不足の探偵社が今もっと
人がいないのだよ。

国木田 独歩

まぁ社長のご判断に任せよう、

太宰 治

そうだねぇ。

中原 中也

テメェら目覚めたか。

美月

はっ!?ここは?うっ…

うっ…だっ大丈夫?美月!!

簡単な治療を受け ただいま美月と雅は牢獄の中だ。

美月

みやび.
美月よ。中也って人の
過去を見たんよ。
他の人の異能を使ってね

うっうん。

美月

やばいよまじ.
もうこのまま監禁される?
まじで、ヤベェよ

あっえっ?何!?
めっちゃ気になるっちゃけど

中原 中也

テメェら黙っておけ。
殺されたくないならな。じゃっ

中也はその場から立ち去ってしまった

美月

中也って人さ。
ここのポートマフィアだっけ?
入りたくて入ったんじゃなくて
仲間のために入ったっていう。

えっそうやっちゃ…

美月

うんだからさ。
なんかうちらと全然
世界違うやんって

美月

うちらが監禁されとけばいいだけ
やろ?

なんでそうなるの?
過去がどうこういっても
うちらを監禁したのには
変わりないじゃん!

美月

じゃあさ。ざっとだけど話すよ

美月は時間をかけて雅に伝えた。

ッ…へぇそうな感じだったんだ。
それは…確かに。世界観違うね

美月

うちらばこんなに平凡に
暮らしてんのに
横浜って残酷やね

でもよ。うちら殺されたり
せん?あの中也って人も
人殺したことあるんじゃ…

美月

そりゃああるんじゃない?
でもそれが犯罪にならない
ぐらいにね。
中也は…えぐいよね過去が、

うーんまぁそうかなぁ。
珍しいね。美月が
こんなの言うの

美月

まぁね。詳しく知れば
もっと心痛めるよまじで

でも普通にやばいねまじ。
しばらくは指示従っちゃうか。

美月

そうやね。
悪人になる前に脱出しよ

わかった!

美優

あらぁいい気味ね。

げっ。この人
打ちつけてきた人じゃない?

美月

うわまじやん、

美優

嫌がらせに来たの〜
これなーんだ!

と小さな何かを私たちに見せる

何これ?

美優

貴方達の守護が
盗聴器を付けてたみたいで、
今から潰しますってこと!

小さなgpsを拳で 握りしめて壊した

美優

あははっ!

美月

なっ!ちょっ

いいが。太宰さん達が
助けに来るやろ

美優

いいや。来れない
何故ならね、
警備がすごいからさ。
一階のフロアに入れるだけで
すごいんだから

美月

はぁ!?まじふざけんなよ
あの人たち
まじでもう嫌や帰りたいんだが

それはまじわかる

美優

まぁ楽しんでるみたいだし
いっか!
それと私の異能を利用して
中也さんの過去を見たでしょ?

美月

見たけど

美優

やっぱそっか。
心痛めて貴方達
可哀想って思ってるかもだけど
中也さんを馬鹿にしてるみたいで
気に食わないわね

一体誰.ですか?

美優

私?私は美咲!
幹部である中也さんの秘書.

美月

なるほど…

えーすごいんだっけ(?)

美月

分からん
まず幹部って何?

美優

あーそれも分からないわけね。
幹部ってのはね、ボスの次に
偉いの.私は幹部の補佐
みたいなもんよ。

美月

へぇそうなんですか。
私達をどうすれば此処
から出してくれるん?

美優

そうね。
貴方達の使い道としては
ギルドを絶滅させるって事だしね
私達の言うことを聞くように
なったら出してあげる

言うこと聞きます!!
聞くんで出して!!

美月

ちょっ雅

美月も言ったやろ?
言うことは聞いた方がいいって(小声)

美月

まぁそっか…

美優

ふーん。面白い子達ね。
わかった。出してあげる

美月

えっ本当に⁉︎

ありがとうございます!

美優

私も貴方に同情しないわけ
じゃないから.

美優は牢屋にかかっていた鍵を開けた

美優

どうぞ.出て

美月

でっでもなんで。
貴方の異能は私達には
劣るから.その

美優

私は貴方達と違って鍛えてる
馬鹿にしないでくれる?

と少しキレ気味で言うと 監禁部屋のドアを開ける

美優

ついてきて.
何かあれば

と銃を取り出し

美優

すぐ射殺する。
わかった?

あーわかった。

美月

はい…

美優

ボス!!連れて参りました。

森 鴎外

おぉ。おかえり美優ちゃん、

美月

こいつ誰?(小声)

いや知らん知らん。(小声)

森 鴎外

自己紹介をしよう
私は森 鴎外だ

美優

この方はボスなんだからね

美月

まじ!?
やばいじゃん(小声)

まぁ指示したがえばなんとか
なりやない?(小声)

美優

さっきからこそこそ!

森 鴎外

いいんだよ。美優ちゃん

森 鴎外

ところで美月ちゃんと
雅ちゃん、
この組織に入る気はないかね?

美月

えっと…入ります…

私も入る.

森 鴎外

そうかい(ニコッと笑い)
それは助かるね

美優

ちょっボス!!!
信じていいんですか⁉︎

森 鴎外

あぁ,信じよう。
傷の具合はどうかね?

大丈夫でっです

美月

はっはい大丈夫です(圧がやばい)

森 鴎外

かなりの重症だから
しばらくは休んでいなさい。

美月

はい、はいわかりました!

わっわかりました

森 鴎外

美優ちゃん二人を
医務室に連れて行って

美優

はい!かしこまりました。

美優

2人とも!ついてきて

美優

本当貴方達ポートマフィアに
入る気?

首領室を出て廊下を歩いている__

美月

まっまぁ入る

入ります!

美優

そう.偉い覚悟だね。
貴方達はきっと幹部へと
昇り詰めるだろうね。
私なんかは、幹部になれなかったけど

キリッとした目でこちらを見てくる

美月

私は幹部には…ね?雅

うん、うちらで幹部は務まらないよ

美優

はぁ!?五月蝿いなぁ!
異能が役立たず!それに頭も
働かない!そんな私に比べ
あんた達は!

中原 中也

おいおい。落ち着け、

美優

中也さん…⁉︎何故此処に

中原 中也

何を言ってる
俺はこいつらの世話をしなきゃ
ならねぇんだよ

美優

あっそうですか。
今医務室に向かってます。

中原 中也

それぐらい知ってる!

美優

あっすみません

医務室につきドアを開ける

中原 中也

テメェらは此処で寝てろ。

美月

えっはい?

はい…

中原 中也

ったく、少し休んでろ
明日からの任務の足手纏い
になっちゃあ困るからな

任務?

中原 中也

そうだ。最近ポートマフィアの
武器倉庫を荒らしにくる奴がいる。
そいつらを叩きのめせとよ。

美月

あっ…んわかりました(?)

中原 中也

テメェなんだその曖昧な返事は⁉︎

まっまぁまぁ、わっかりました

中原 中也

まぁいい.
言っとくけどな
テメェらは特別なんだぜ?
幹部の補佐役なんてよ。
5年ぐらい経たねぇと務まらねぇぜ
否.5年経っても難しい

美優

ほんとそう!
私はもう10年は勤めてるけど
中也さんの補佐役なんて
まだ一年目!!

美月

そうですか。わかりました
じゃあ休みます

私も休みます

中原 中也

っとまったく

近くの椅子に腰掛ける

中原 中也

世話のかかる奴らだ。

美優

でもいいんですか?
きっと太宰っていう奴らは
追ってくると思いますよ

中原 中也

嗚呼、そうだろうなぁ、
ってか太宰って言葉口に出すな!

美優

あっすみません。

美月

みやびぃ起きてる?(小声)

起きてるよ!(小声)

美月

どうするわけ?(小声)

しばらくは此処にいた方が
いいんじゃない?(小声)

美月

そっそうだね…(小声)

次の日

美月

ん?ふぁ~
もうなにぃ…

美月

うるせぇなまじで
通知…って通知!?!?

ちょっどうしたの美月?

美月

いや私スマホ今持ってない
はずなのに

美月はポケットにスマホが入っているのに気づく。

美月

スマホ!?!?

えうちら、スマホ燃えたんじゃ?

美月

ミッ美月のじゃないんだが。
なにこれ.

え知らんよ。誰の?

美月

ん?これは…

美月はメールの内容を確認する

美月ちゃん、送れているかな? 太宰治だ。突然だが君に情報通達を 頼みたい. ポートマフィアの方針について教えてくれたまえ。 返信をもらえるとありがたい

美月

情報通達か.…

美月

ていうか
このスマホ太宰さんの?

そうなんじゃない?
太宰さんが入れたんじゃないの?

美月

そっかもね。
とりまどう返す?

なんて書いてんの?

美月

あぁ言ってなかったわ。
ポートマフィアの方針について
教えろだって

方針か…

美月

方針は…ギルドと
戦わせるって!?!?

っ!?!?

美優

おはよう.元気?
君達。

中原 中也

おいおい、あんま
乱暴するんじゃねぇ。

美月

いつのまに…

美優はいつの間に美月の首に ナイフを当てていた

美優

そのスマホなに?
募集だね。

美優

それと君達あまり面倒
かけないでよね。
めっちゃめんどくさい。

中原 中也

はぁ…
それで任務についてだが,
まず美優と武器倉庫で待機しておけ
奴らは今日も来るはずだ。

美月

ん…

あの…それよりナイフを…

美優

あぁごめんごめん.
忘れてた。

美月からスマホを取り上げると ナイフを下ろす。

美優

本当にこいつら
強いんですか?
容易ですが

中原 中也

今どうみてもこいつらは
逆らえねぇだろ。
本性を見るのはこれからだ

私たちは一般人です。
巻き込まないでくれますか?

美月

ちょっ雅.異論はやめない

中原 中也

っテメェらは一般人じゃねぇ。
立派な異能者だ。
実質世界で一番強いんだろ?

美月

鍛えてもない.
うちらは貴方達より
弱い…です

美月

それと雅
今頃弱音吐いても
雅が言ったんだから(小声)

まぁそうだけど…さ
早く

美月

早く?なに?

いやなんでもない

美月

あっうん

中原 中也

はぁ(あきれ)
美優、こいつらを頼む。

美優

はっはい、わかりました。

美優

お願いだから!さっさと一緒に
同行して!!

美月

仕方ないので
行く!!
でも危険があれば帰る!

危険はあるにきm

美優

うるさい!!
わたしの身にもなってみなよ
本当に…反吐が出る。

美月

それは言い過ぎ…
行くならもう行きましょ

美優

ここが武器倉庫.
て!中也さんどうして
ついてきたんですか?

中原 中也

どうしてって言われてもよ,
テメェらが心配なんだよ。

美月

えすげー雅これ銃?

じゃないと?まじですごいね。

中原 中也

ておい!聞いとけよ!

美優

中也さんの話を聞かないなんて…
聞けよ!2人とも!!

中原 中也

なんかテメェに言われると
むかつくなぁ…まぁいい!

すみません

美月

あ気づかなくてすみません!

美月

でなんて言いましたか?

中原 中也

もういいっ!!
後銃には触んなよ

あ触りました。

中原 中也

おいおいおいおい…
ガッツリ触ったんじゃねぇかテメェ

すっすみません!もう触らないんで

美月

だから言ったやん雅
やめとけって

うんごめんごめん

美優

あのっあの〜

中原 中也

なんだ美優?

美優

敵が近くにいるらしく、
今構成員が対応中だそうです

中原 中也

っじゃ俺らいらねぇな。

美優

いや…ですが、
異能者らしく…

中原 中也

っ異能者か?
チッ仕方ねぇな。

美優

危ないっ!!

美月

っ!?!?

美月の腹に銃弾が突き抜ける

中原 中也

おいテメェ大丈夫か?

中也が美月の元へ駆けつけようとした時、銃弾が中也に向けて撃たれる

中原 中也

っこんなのな、俺にとっては
おもちゃにすぎないぜ?

重力操作により撃たれた銃弾は 中也の体に触れると跳ね返った

美月

…(痛すぎる。なにこれ
骨折とかと比べ物にならない
とにかく熱い。お腹が痛い!)

みづきぃ!大丈夫?(小声)

いや大丈夫じゃないよね。
動かんでよ!

中原 中也

深傷じゃねぇか。
これは助からねぇかもな。
おい!美優!
敵らのお相手は任せた。
俺は病院に連れて行く

美優

はい!わかりました!!

は….助からないって、
それ本当に?

中原 中也

あぁわかんねぇが。
今は俺のおかげで敵がびびって
向こうに逃げたが、
俺がいなくなりゃテメェを狙うだろ
テメェもついてこい

いや…でも

中原 中也

一般人で訓練も受けてないような
ひよっ子にこんなさせることが
間違いだった。いいからついて来い

あっはい…

あっ中也さん!
美月の状態!はどうなんですか⁉︎

中原 中也

やっぱり深傷だとよ。
意識はさっきまであったが、
今はないらしいぜ

は!?本当に!(かたまる)

中原 中也

すまねぇな。…

美優

通話終了

通話
00:00

中原 中也

おっと.どうした美優?

美優

敵は全員…ハァハァ
処分しました。
しかしながら、私まで深傷を…

中原 中也

おいおいまじかよ。大丈夫か?

美優

毒の塗られた銃弾を浴びて
しまいました。
美月ほど弱くはないから大丈夫
だったけど…ゲホッゲホッ

中原 中也

おいもう話すな。
黒蜥蜴(くろとかげ)
の奴らを呼ぶから待っとけ。
安静にしてろ。

美優

はいっ...

美優

通話終了

通話
00:00

その後中夜はくろとかげに電話し また椅子に腰をかける

中原 中也

はぁ…

……

中原 中也

なぁテメェらって、
結局ポートマフィアと
武装探偵社どっちに入り
てぇんだよ

…勿論、、ポートマフィアd

中原 中也

そうか。まぁそういうと思ってたが
本当は探偵社がいいんだろ?
知ってんだよ。そんぐらい…

はい…いやでも…

中原 中也

もう!!っ言い訳は聞き飽きた…
テメェらはマフィアには向いてねぇ
ただの子供だ

まぁ子供ですけど笑笑
マフィアには向いてないですか?
私はこれでもサイコパスと
呼ばれてるんですが

中原 中也

フッ…そうか…
テメェらが思うサイコパスとは
マフィアはちげぇ
マフィア舐めたらすぐ死ぬぞ

なめるわけないじゃないですか
警察にも目をつけられていて.
ポートマフィアに逆らうものは
全員死…

中原 中也

まぁ知ってるだろうな
それぐらい.
逃げるなら未だが…

逃げる…?

中原 中也

あぁそうだ。
俺はな.テメェらと同じ年で
人生を変える大きな決断をした
後悔はしてないが…否
少し後悔してる

その大きな決断ってなんですか?

中原 中也

っ色々あんだよ。
ったく…

あっはい。…

看護師

お待たせしました。
美月さんのお連れ様ですか?

そうですけど…
美月の様子は!どうなんですか⁉︎

中原 中也

看護師

手術は無事成功致しましたが
意識は回復していません。

そうですか…

看護師

面会はもうできますので
お連れいたしますね。

ありがとうございます…

看護師

こちらです。
美月さんの今後について
話させていただきたいのですが
よろしいでしょうか。

中原 中也

あぁ、わかりました。
大丈夫です

看護師

では.中原様ですね。
お部屋までご案内いたします。

雅は近くの椅子に腰掛ける。 それと同時ぐらいに中也の叫び声が 聞こえた__ 「なんでテメェいるんだよ!」 「いてなにが悪いのかい? ここは公共の場だよっ」 部屋のドアが開く

太宰 治

やあ雅ちゃん。昨日ぶりだねぇ。

あっあぁどうも。

中原 中也

おいテメェ.

看護師

ちょっちょっと落ち着いてください

中原 中也

落ち着くもなにも、
なんで太宰がいるんだ⁉︎

太宰 治

ん?なぁに、前お腹を刺された
ことがあってね…
その時の傷が開いてきてるらしくて
入院してるってだけだけど、

中原 中也

……連れて帰りたいなら
連れて帰れよ。こいつら。

太宰 治

どうしたんだい?
中也.

中原 中也

なんもねぇ。いいから連れて帰れ。
手間のかかるやつなんだよ!

そう言うとドアをバンっと大きい音を立て閉めた

太宰 治

中也ったらどうしたんだか…
ところで雅ちゃん。
美月ちゃんの調子は
どうだったんだい?

えっと…手術は
成功したらしいんですけど
意識はないらしくて…

太宰 治

そうか。
ところで中也は何故
君たちを入れたがらないのかい?

知らないです……たぶん
手間がかかるので、
今回も美月が怪我したし

太宰 治

あぁ。そゆことっ
確かに君達は手間がかかるし…
なんせ戦う技術もない。
異能が強いだけでね。

はい。。。一般人なので

太宰 治

無茶をしすぎたようだね。
君たちはまだ戦闘技術が
備わっていない.
そうなると…
ポートマフィアには勝てっこないよ。
たとえ異能が
どれだけ強いだろうとね

美月

っ…ここは?

太宰 治

ヤァ起きたかい?美月ちゃん。
体調は?

美月

お腹がめっちゃ痛い…

太宰 治

そうかい.暫くは戦えないようだね

太宰 治

君たちはそう私の質問にしか
答えてないけど、
探偵社とポートマフィア
どっちに入るの?

勿論探偵社です!!

美月

…探偵社ですが…
どう言う状況?ですか
なんで太宰さんがっ..
中也さんは?

太宰 治

君達がそう言うのならば
君たちの入社試験は合格だ。

ん?どうゆうこと

美月

状況が…わからんっちゃけど

太宰 治

君たちには確か中也を倒せと
命じた。そうすれば
試験合格だと云ったはずさ

美月

と言うことは中也さんを
倒したの?雅が?

違う!私倒してない!!!
どうゆことですか?太宰さん

太宰 治

今頃中也は後悔しているさ。
あの看護師は黒幕.
与謝野先生だよ。
これでもうわかったね?

美月

与謝野ってあの人か。
すごい人!!

太宰 治

そうそう!!すごい女医さぁ~!

ん?誰?

美月

なんかさっき助けてくれた人

ん.昨日の人け?

美月

そうそう

一方その頃中也は__

中原 中也

それで話ってなんですか…

看護師

あぁ私からは一つだけ。

看護師

雅と美月には今後
関わらないこと.

中原 中也

あぁん?やっぱり
テメェはあの女医か。

与謝野 晶子

あぁ〜全く
そうだよ。よくわかったねぇ、
私の変装技術はどうだったかい?

中原 中也

バレバレだったぜ?
そのカツラなんかちゃんと
被れてねぇじゃねぇか。

与謝野 晶子

ずれってしまったみたいだね
(とかつらをはずし)

与謝野 晶子

で.ポートマフィアの
方針はこちらも把握済みなんだけど
探偵社はそれを承諾できないんだよ

中原 中也

それぐらい知ってるぜ。
昨日からあいつらの取り合いしてる
が正直言って.めんどくせぇ…

与謝野 晶子

そうかい。
さっき連れって帰ってくれと
言ってたもんねぇ、

中原 中也

あぁそうだ。

与謝野 晶子

首領の言うことは聞かないで
いいのかい?

中原 中也

あいつら見てると昔の自分
思い出す。
俺も15の時あいつらと同じような
大きな決断をして後悔した。
だから…だ

与謝野 晶子

そうかいそうかい.
ポートマフィア
幹部にしては意外な言葉を
言うねぇ。

中原 中也

そうか?
俺は当然のことを言うまでだ。

与謝野 晶子

いい話を聞けたよ。
(と座っていた椅子から立ち上がると)
じゃああの子らは貰っていくよ

中原 中也

了解だ。

晶子は面談室のドアを開け 太宰たちのところへ戻っていった。

与謝野 晶子

太宰.上手くいったみたいだよ。

太宰 治

おぉ与謝野さん

与謝野 晶子

しかしながらねぇ。
雅と美月が黒かどうかの話
になってくるねぇ

太宰 治

どうしてですか?

与謝野 晶子

ポートマフィアが
あんだけ狙っていた
ターゲットをそう簡単に
手放すと思うかい?

美月

ちょっ…うちら何もないですよ!

太宰 治

うーん…そうですね。

うちらは別に何もしてないですよ!

美月

そうですよ。

与謝野 晶子

どうかねぇ。
これは乱歩さんがいない限り
地道に調査する必要があるねぇ

美月

えぇ…

太宰は美月と雅の方を向き

太宰 治

いいや。与謝野さん
中也は何の裏もなく
この子達を解放した

与謝野 晶子

どうしてそう思うのかい?

太宰 治

中也は裏をかいて何かを
するやつじゃぁない。
だからさ。

太宰 治

よくよく考えればそうだ。

与謝野 晶子

本当かい?
私にはこの子達が嘘を
ついているようにしか見えないん
だけどねぇ

美月

ちょっ…そんな

太宰 治

与謝野さん.
ここはこの子達を信じて
見ましょうよ。
なんせ、任務は成功
した訳だしね。

与謝野 晶子

あぁーー!
仕方ないねぇ。わかったよ

太宰 治

ありがとうございます
与謝野さん

太宰 治

それで君たち、
2週間の休みは取っておいた。
だから一度地元に帰りたまえ
費用は心配いらない。
準備してからまた来ればいいさ.

美月

え.あっはい…

ありがとうございます。

美月

あっありがとうございます

太宰 治

だが、美月ちゃんのそのお腹の傷は
そう浅いものではない.
医者の指示に従ってあと1週間は
入院したまえ、

美月

わかりました。

私は.どうすればいいですか?

太宰 治

君は私の家に来ればいいさ。

与謝野 晶子

いいや雅.
探偵社には寮があるのさ。
その寮に空き部屋があるから
そこを使いなっ

太宰 治

えぇぇ!別に悪いことはしないです
から〜!

与謝野 晶子

っ全く太宰は、未だ
一緒に心中をしてくれる美女を
探しているのかい?

心中?何それ?

太宰 治

げっ!

美月

心中してくれる美女…?
心の中をなんとかする美女
てこと?ですかね

与謝野 晶子

違うさ。川に一緒に
だいぶしてくれる美女を探している
らしいんだよ。

美月

へぇ...

りっ寮がいいです…

太宰 治

よっ与謝野さん!何言ってるんです
か!?!?まったく…
酷いじゃないですか…

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コメント

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続きはまだまだありますが 中途半端で終わりました! かなりの夢要素が入っているのでご注意

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