____この話は雅と美月が横浜に旅行しに行った時の話である
美月
雅
駅混んでたもんね
横浜駅の人混みからなんと抜け出した のである
美月
じゃなかった
東京も旅行したいから
羽田空港で降りようとか言ったの
誰やん…
雅
美月
時間があれば東京も行きたかったぁ
雅
美月
雅
私達はタクシーを呼びホテルに向かった
美月
今日はホテルで過ごそうや
雅
switch持ってきたからさしようよ
その時ドアを叩く音がする
美月
こっちは疲れてんだけど
ホテルの人か
少し怒り気味でドアを開ける
?
美月
ちょっと雅どうすればいいとけ(小声)
雅
?
ここに来たのだよ
私の名は太宰 治。
探偵屋さ。
美月
尋ねてきたのでしょうか?
太宰 治
まぁ簡単に説明すると,
君たちの命が危ない
美月
雅
太宰 治
雅
美月
ねぇ雅そういえばうちら用事あるん
だったわ。早く行こう
雅
すみません。
太宰 治
状況を理解できるかな?
(微笑んで)
美月
とりあえず見てみて、何もなければ
早く行こう
雅
雅は持ってきていた鞄の中身を見た
雅
太宰 治という名の男は 何も言わずに部屋に上がり込み 鞄の中身を見る
太宰 治
やはり嘘をつかれた
(あきれた顔で)
美月
くっください
太宰は無視し ベランダへと続く扉に手をかける
雅
まじで見覚え無いんだけど!
美月
私入れてねぇ
太宰 治
飛び降りるよ
太宰治の顔は真顔である
美月
私にできるわけ…
太宰 治
この爆弾は後4分で爆破する
このホテルには今君達しかいない
従業員も私の相棒が連れ出してる
からここにはいない…
美月
爆弾を爆破させる?
太宰 治
ということでぇ
私に捕まって?
雅
美月
ていうか訳もなくこんな
一般人に手を出さないでしょ
うちらなんも悪いことしてないやん
雅
大丈夫…?
まぁ美月が言うなら…
太宰 治
私達は恐る恐るベランダへと向かい ベランダのフェンスの上に立っている 太宰治に掴まる
美月
死んでもいいわ
太宰 治
あるんだから(にっこりと微笑んだ)
かと思えば体が宙に浮いていた 必死になって太宰治に掴まる。
美月
いいいいいいぃぃぃぃ
雅
映画かてぇぇ
気がつくと私は失神していた
?
美月
ていうか誰いや
どなたですか?
?
美月
?
ここは武装探偵社
美月
もしかしてあの…
あの砂色のコート着てた
人の?
?
それは太宰か…
美月
その人…となんか飛び降りた?
かなんかして
?
美月
いませんか?
?
それなら隣でまた寝てるさ
美月
大丈夫なんですか!?
?
ただ失神してるだけだ。
美月
わかりました。
太宰 治
あの子たちは目覚めたかい?
与謝野 晶子
雅ならまだ目覚めてないが
美月なら目覚めたさ
太宰 治
美月
死角でちょうど太宰治が見えない
太宰 治
君と雅ちゃんをかついで探偵社まで
連れてきたのだからぁ.
美月
すみません.
太宰 治
人助けをするのが武装探偵社
だからね
与謝野 晶子
太宰.
太宰 治
それは照れますねぇ
(少し照れたような仕草をし)
美月
ホテルはどうなったんですか
太宰 治
あのホテルは君たちのいた2階フロア
そして三階フロアが吹き飛んだよ。
(と何故か笑みを浮かべながら)
美月
財布!?いや荷物全てが
太宰 治
美月
それはやばい。
お母さんに怒られる。
いや大丈夫か。でも
太宰 治
慌てていても何にもならない。
しばらくはうちに泊まるといいよ
二人とも
与謝野 晶子
さすがだねぇ…
太宰 治
(少し照れて)
与謝野 晶子
与謝野 晶子
しばらくは太宰の家にお世話に
なるといいよ。雅もね
美月
雅
与謝野 晶子
美月
美月は隣のカーテンを開ける
雅
それよりここどこ?
美月
探偵社みたいなところ…らしい
雅
美月
雅
美月
私は大丈夫
太宰 治
そういうと太宰はそこにあった 椅子に腰掛けた
太宰 治
君たちは異能力者…だね
美月
雅
わからん.
太宰 治
異能力者とはね。
科学的には証明できないことが
できるのだよ。例えば…与謝野さん
太宰 治
なかれ」と言う異能力名なのだが
瀕死した人を傷一つなく回復
させることができると言う異能さ。
まぁ色んなジャンルがあるが…
美月
めっちゃいいやん
何これ転生してアニメの世界
きたとか!?うわーおいいねぇ
雅
いいねぇ
太宰 治
なぁ)私は自殺方法を探りに
いかなくちゃっと(立ち上がり)
じゃあねー!
太宰はパッパと部屋を出て行った
美月
雅
与謝野 晶子
しないんだよ太宰はっ。
?
と呟きながら誰かが入ってくる
与謝野 晶子
?
っ全く予定を台無しに
しやがって…
国木田 独歩
話は太宰から聞いてる
美月
雅
国木田 独歩
あぁいかん.取り乱した
国木田 独歩
だと言う事を人混みの中で
言ったせいでポートマフィア
にお前らは狙われてる
美月
どこか知らないけど、狙われるって
国木田 独歩
雅
見た。政府非公認組織っとかなんとか
美月
雅
言ってた。
美月
それって対処法とか…?
国木田 独歩
聞かされてない!
太宰の仕事なんだからな!
与謝野 晶子
いいのかい?
相手はまだ15.
怖がるだろう?
国木田 独歩
15ならばもう立派な子供だ。
だがしかし,命を狙われている
子供をほったかし…
其れは俺のプライドが許せん!
俺の家に来るのだ!!!
美月
しばらくの間泊めてくださると…
国木田 独歩
信用ならん
絶対泊まるな。
美月
雅
美月
何もかも爆破で燃えたって
雅
美月
雅
国木田 独歩
食事や生活費全て負担する。
しばらく泊まるといい
美月
雅
次の瞬間天井がものすごく揺れる。
国木田 独歩
しばし様子を見てくる
与謝野 晶子
二人は飛び出すように出て行ってしまった
美月
雅
とりあえず待っとく?
美月
その時窓ガラスを突き破り誰かが入ってくるのが見える。 ほんの一瞬の出来事だ。
美月
誰…?
雅
美月
起き上がり雅の方へ行く
雅
?
美月
?
中原 中也
美月
雅
いいんじゃない?
美月
中原 中也
話聞け
中原 中也
美月
美月
雅の手を引っ張り 駆け出す
中原 中也
しばらく走っていたが奴の足は早くすぐに追いつかれ窓ガラスの破片を投げてきた
美月
どうするて震えやばい夢?これ
雅
違ったらやばいやん
中原 中也
美月
それ以上近寄らないでください
中原 中也
しらねぇよ。
太宰 治
随分と荒らしてくれたね中也
と今にでも吐きそうな顔で太宰が言った
中原 中也
クソ太宰.何故ここにいる
太宰 治
居て何が悪い
中原 中也
太宰 治
中也は私が居ない時に来る
に決まってるじゃないか。
中原 中也
テメェの顔なんて見たくもねぇ
からな。
さっさとどっか行けクソ太宰
太宰 治
ならその子達に手を出さないで
くれたまえ
中原 中也
ボスの命令だからな
と急に奴は雅の胸ぐらを掴む
雅
美月
(雅のところへ駆け寄る)
中原 中也
大人しくしてろ。
その時太宰が銃を出し その男に銃口を向けた
太宰 治
君の目的は何だ
中原 中也
コイツらの異能目当てさ
太宰 治
その指示は森さんの指示かい?
中原 中也
太宰 治
どうしたらその子達を助けられる
かなーと思って!
美月
手を離させようとしている)
中原 中也
(手を追払い雅から手を離す)
奴はどこからか何かを取り出すとそれを太宰の方に向けて投げた
中原 中也
その場所はたちまち煙で包まれていった___
雅
ここは…
中原 中也
雅
みやびは少し驚いたが、 冷静に中也と距離を置く 雅はベッドで寝かされていた___
中原 中也
美月って奴も隣で寝てる
雅
なんですか?
中原 中也
たぶんポートマフィアの構成員
にするつもりだろうな
雅
(ってやばっ⁉︎
どうしようどうすれば…)
美月
中原 中也
美月
(こっそり、私の異能力名
について太宰さんに聞いて、
発動方法も教えてもらってた
けどこんなに簡単にできるのかな)
美月
雅
ちょっと美月…
中原 中也
云う訳ねぇだろ!!
テメェは他者の異能を
使える異能だろ?
教えたら使いこなすじゃ
ねぇか。
美月
(今だ)
とその時.中也の腹に拳で殴る
美月
実は美月は太宰さんに中也の異能力について教えてもらっていた。
中也は壁へと突き飛ばされていた
中原 中也
予想打にしていなかったのか、 ガードはできなかったようだ
中原 中也
雅
雅はベッドから起き上がり もう1発中也の腹に蹴りを入れる
中原 中也
美月
こいつ.人殺しなんでしょ
雅
初めて使った異能力。
美月
に自分の心情を伝えることのできる
異能を持つ人がいて。
中原 中也
マッサージ程度にもならねぇぜ。
雅
ポートマフィアってやばいらしいし
美月
中也に蹴りを入れられる
中原 中也
テメェらはたしかに強いが
俺の異能の使い方なんせ
しらねぇだろう
雅
美月
肋折れたんかな。
動けん…
雅
いやまだ.考えればいける)
雅
中也は雅にも再び蹴りを入れた
中原 中也
テメェらが対抗するなら、
相手になってやってもいいぜ?
雅
分散したんで…大丈夫…
中原 中也
雅
異能力「人間失格」っ
雅は走って中也のとこへ向かい 中也に触れた
中原 中也
あのクソ太宰の異能のコピー…
だがなぁテメェら。
俺は異能がなくても楽勝だぜ?
美月
これは…逃げて
雅
ダメだよ。
美月
私はたぶん無理や。
別に対抗できんしなんもされんやろ
雅
逃げんでも降参すれば…
美月
中原 中也
殺したらいけねぇって言われて
んだからころさねぇよ
中也はこちらを睨みつけている
美月
あなた達の目的はなんですか
私達の異能をどう使おうと?
中原 中也
まだ秘密だ。
大人しくしてろ
美月
中原 中也
おい雅がいねぇじゃねぇか。
美月
るんでねぇ。
目配せして喋ってる
間に逃げさせました。
中原 中也
此処をどこと思ってんだ?
ポートマフィアの最上階だぞ。
美月
忘れてた。…くそっ.
中原 中也
この部屋を出た先は芥川がいる。
知ってるか?あいつは
殺戮に特化した異能の持ち主d
美月
私達にそんな力はない!!
こんな異能ほしくもない!
美月は雅が出ていったドア目掛けなんとか走り ドアを開ける
美月
雅
芥川 龍之介
もっとやれるだろう?
美月
美月はその場に倒れる。
雅
芥川 龍之介
やつがれの期待に応えろ。雅
雅
まぁいいよ 応えるから
中原 中也
お前がやると殺すだろ?やめろ。
中也がドアを勢いよく上げ声を張り上げて云う
芥川 龍之介
芥川は異能を止める。 芥川の異能である羅生門は 雅の腹に突き刺さっていた。 傷は浅いが、かなりの重症だ
雅
雅もふらふらした面持ちで 倒れる
中原 中也
こいつらは別に悪いことは
してねぇ。
美月
ふざけちょっね。
中原 中也
美月
その瞬間中也に向けて何かが向かっているのが見えた. なんだろう。何かすごい早いもの
中原 中也
太宰 治
中原 中也
芥川 龍之介
太宰 治
中原 中也
太宰 治
ポートマフィアの経路なんて
はっきり覚えているさ。
太宰 治
美月ちゃんを瀕死状態にするなんて
わかっていたさ。
中原 中也
此処に.これも作戦か?
太宰 治
私達武装探偵社を舐めて
もらっては困る。
こっちには与謝野さんがついてる、
中原 中也
奴か。たしかに強いが。
それじゃあもう間にあわねぇぜ?
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
揉め事を起こしたくないだけだよ。
声も聞きたくないからな。
太宰 治
与謝野さん二人は頼むよ
与謝野 晶子
気をつけるんだよ
太宰 治
太宰 治
どうしようか。
中原 中也
太宰 治
彼女達がこんな知らない部屋に
うっぱめられて黙ってるわけがない
彼女達を瀕死状態にさせないと
いけないことぐらいわかってた
はずだ。
中原 中也
だがこれからが本番だ。
太宰 治
中也が仕切ってるみたいだし、
中也の行動範囲と考えることは
限られているからね
中原 中也
って訳か。
太宰 治
私は君の元相棒だからねぇ
中原 中也
中也は太宰の胸ぐらを掴む。
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰から手を離す
太宰 治
中原 中也
太宰 治
行き着かないのかが
不思議だ。
中原 中也
太宰 治
中々素敵だねぇ。
中原 中也
中也は蹴りを入れようとするものの 太宰には読まれており避けられる
太宰 治
君と付き合ってる暇なんてない。
中原 中也
太宰 治
与謝野 晶子
太宰 治
ならないね
与謝野 晶子
二人が異能を使いこなせる
ようになればいいんだけどね
太宰 治
私が教えたからね。
だが,1発でできるとは中々すごい
与謝野 晶子
美月
雅
太宰 治
元気かい?
美月
こんな目に遭わなきゃいけないん
ですか。?
雅
ことじゃん
太宰 治
世界の中でも通用する
最強の異能力者なのだから、
美月
もう宮崎に帰らないと。
横浜にずっといられる訳じゃない
です
太宰 治
美月
雅
しかも狙われてるなら
余計外に出たらダメだよ
美月
怖いんだよ。
死ぬかもしれないんでしょ?
雅
私が守るから、
美月
太宰 治
に入ってもらおう!
雅
美月
怖くないの?
雅
異能力とか気になるじゃん?
美月
太宰 治
休みもいつでも取れるしぃ!
美月
太宰 治
探偵社は何歳からでも入れるから
安心したまえ
雅
美月
まぁ雅が言うなら…
やばかったら帰るからね!
雅
太宰 治
だがまずは入社試験だ。
社長に筆記試験の用紙を
貰ってきてるから
したまえ、(紙を渡す)
美月
まじ無理やわ
雅
太宰 治
最低条件さ
高校卒業レベルが基本だが、
中学卒業レベルにしておいたから
簡単なはずだよ。
美月
本当に…もう
そう言いながらも 国語 数学 英語のテストを 成し遂げていった。 三時間後_
太宰 治
お疲れ様!
雅
美月
雅
まじ萎えるわ。
太宰 治
任せたよ!
国木田 独歩
国木田だ。
今回の入社試験は、
敦の任務に付き添う事だ。
美月
雅
太宰 治
国木田 独歩
敦!出てこい
中島 敦
なっ中島 敦です…
美月
雅
中島 敦
大丈夫だよ?
楽に行こう!ねっ?
太宰 治
頼むよ敦君
中島 敦
僕は頼りにならないですよ!
雅
中島 敦
僕は18歳だよ!
美月
なんですか?
この部屋から出れば
またあの男に
太宰 治
私が君に盗聴器を預ける。
何かあればすぐに駆けつけるさ。
雅
うちらの異能があるから
雅
中島 敦
「月下獣」
簡単に言えば
虎に変身できる異能だよ。
美月
怖そうや
雅
美月
任務に?
中島 敦
今回の任務はかなり危ないらしい
から僕のそばから離れないでね。
美月
雅
太宰 治
中々君も成長したねぇ。
中島 敦
それほどでもないですよ…
その時地面が揺れる。
太宰 治
中島 敦
本当に
太宰 治
重力使い.中原中也との戦闘…
美月
話が違う!!!
雅
事じゃないの?
美月
異能の使い方は
教えてもらった。
だからできるはず.
さっきもできたしね
雅
中島 敦
いくよ。
路地裏にひっそりとただずむ 探偵社の隠れ拠点__ そこから出ると中也が堂々とした 面持ちで立っていた。
中原 中也
中島 敦
雅
美月
言ってるし。
仕方ない。でも怖いんだが
雅
守るから…
中原 中也
テメェらは鍛えれば物凄い
力の異能だが、鍛えてないだろ?
美月
美月
雅
雅
美月
美月
中島 敦
雅ちゃん一人で戦わせるの!?
美月
というか太宰さんも言ってました。
敵は奴だけではなく、もう一人いる
芥川 龍之介
きました!
中原 中也
そいつら頼むぞ。
中原 中也
わかったな
芥川 龍之介
芥川 龍之介
今度会った時は決着をつけると
約束していたはずだ。
今すぐにでも!!!
中島 敦
否。それでいい.
ただし美月ちゃんには手を出すな
芥川
芥川 龍之介
美月
中島 敦
異能者だと聞いてる
一人で勝てる相手じゃない
と思うよ
美月
中島 敦
美月
きっと中也は 私が敦さんと一緒に戦っているだろうと 思っているだろう。 ということは_今がチャンス
美月は中也の後ろに回り込み、
美月
次の瞬間獣のような手になる。 それを中也の背中に打ち付ける。
美月
中原 中也
その場に倒れ込んだ中也はそう呟く
雅
雅は太宰さんから預かった銃を 中也に向ける
美月
美月の触れていた手がガクンと下に落ちる。中也の重力操作だ
中原 中也
テメェが俺の異能を使って俺を
沈めようとしても俺が浮こうと
すれば.テメェからの重力操作は
きかねぇ…
中也は私の肩に手を置いている。
雅
みやびが銃弾を打ち込むものの 重力操作で跳ね返される
雅
「「羅生門」」!!!
中原 中也
中原 中也
テメェは一旦下がっとけ。
芥川 龍之介
中原 中也
厄介なんだよ!
美月
誰かいる.
美優
の頭に当てて)
中也さん…
ボスから叱られました。
時間がかかりすぎだと
中原 中也
すぎたようだな。
美月
美優
動けば死ぬよ?
美月
偽造複写は 近くにいる者の人の異能の 特性と能力名を知ることができ その異能を選んで使うこともできる そのため美月は美優の異能を 知ることとなる__
美月
知ることができる異能…
美優
この子達は!
中原 中也
美優
だそうです。
中原 中也
死なない程度に痛めつけろ
芥川 龍之介
美月
雅
雅の腹には漆黒の刃が 刺さっていた
美月
美月も。だ
中島 敦
雅ちゃん美月ちゃん!!
芥川 龍之介
大人しくそこで見ていろ
中島 敦
中原 中也
美月とみやびを抱えると. そのまま行ってしまった
中島 敦
雅ちゃんと美月ちゃんが
連れて行かれました!
太宰 治
しばらく監禁するつもりだねぇ
国木田 独歩
それならば助けに行かなくては!?
あの子たちは一般人だぞ!
俺たちが無理y
太宰 治
しかし.これも探偵社入社試験だ。
国木田 独歩
太宰 治
監禁といってもポートマフィア
はあの子達に危害は与えない。
国木田 独歩
太宰 治
あの異能を利用して.ギルドを
倒すっていうことらしいんだ。
国木田 独歩
ポートマフィアの力ならば
あの子達の異能がなくても
倒せるだろ!?
太宰 治
最近はポートマフィアの構成員が
減りつつあるようでね。
強力な異能者が必要なようだ
国木田 独歩
上の部隊の異能者はギルドより
人数が多いだろ?
太宰 治
しかしねぇ国木田くん
今ポートマフィアは危機的
状態なのだよ。
強力な異能者が3人も
負傷中さ。
こりゃああのポートマフィアも
痛手だね(ニヤッと笑い)
国木田 独歩
中島 敦
あるんですか⁉︎
あの二人はどうすr
太宰 治
中島 敦
太宰 治
焦りは禁物だよ。
今ポートマフィアに突撃
したとしても
私たちの戦力じゃあ
負けるさ。
中島 敦
太宰 治
今谷崎くんと乱歩さんは出張
中なのさ。
ということは、元々
人手不足の探偵社が今もっと
人がいないのだよ。
国木田 独歩
太宰 治
中原 中也
美月
雅
簡単な治療を受け ただいま美月と雅は牢獄の中だ。
美月
美月よ。中也って人の
過去を見たんよ。
他の人の異能を使ってね
雅
美月
もうこのまま監禁される?
まじで、ヤベェよ
雅
めっちゃ気になるっちゃけど
中原 中也
殺されたくないならな。じゃっ
中也はその場から立ち去ってしまった
美月
ここのポートマフィアだっけ?
入りたくて入ったんじゃなくて
仲間のために入ったっていう。
雅
美月
なんかうちらと全然
世界違うやんって
美月
やろ?
雅
過去がどうこういっても
うちらを監禁したのには
変わりないじゃん!
美月
美月は時間をかけて雅に伝えた。
雅
それは…確かに。世界観違うね
美月
暮らしてんのに
横浜って残酷やね
雅
せん?あの中也って人も
人殺したことあるんじゃ…
美月
でもそれが犯罪にならない
ぐらいにね。
中也は…えぐいよね過去が、
雅
珍しいね。美月が
こんなの言うの
美月
もっと心痛めるよまじで
雅
しばらくは指示従っちゃうか。
美月
悪人になる前に脱出しよ
雅
美優
雅
打ちつけてきた人じゃない?
美月
美優
これなーんだ!
と小さな何かを私たちに見せる
雅
美優
盗聴器を付けてたみたいで、
今から潰しますってこと!
小さなgpsを拳で 握りしめて壊した
美優
美月
雅
助けに来るやろ
美優
何故ならね、
警備がすごいからさ。
一階のフロアに入れるだけで
すごいんだから
美月
あの人たち
まじでもう嫌や帰りたいんだが
雅
美優
いっか!
それと私の異能を利用して
中也さんの過去を見たでしょ?
美月
美優
心痛めて貴方達
可哀想って思ってるかもだけど
中也さんを馬鹿にしてるみたいで
気に食わないわね
雅
美優
幹部である中也さんの秘書.
美月
雅
美月
まず幹部って何?
美優
幹部ってのはね、ボスの次に
偉いの.私は幹部の補佐
みたいなもんよ。
美月
私達をどうすれば此処
から出してくれるん?
美優
貴方達の使い道としては
ギルドを絶滅させるって事だしね
私達の言うことを聞くように
なったら出してあげる
雅
聞くんで出して!!
美月
雅
言うことは聞いた方がいいって(小声)
美月
美優
わかった。出してあげる
美月
雅
美優
じゃないから.
美優は牢屋にかかっていた鍵を開けた
美優
美月
貴方の異能は私達には
劣るから.その
美優
馬鹿にしないでくれる?
と少しキレ気味で言うと 監禁部屋のドアを開ける
美優
何かあれば
と銃を取り出し
美優
わかった?
雅
美月
美優
森 鴎外
美月
雅
森 鴎外
私は森 鴎外だ
美優
美月
やばいじゃん(小声)
雅
なりやない?(小声)
美優
森 鴎外
森 鴎外
雅ちゃん、
この組織に入る気はないかね?
美月
雅
森 鴎外
それは助かるね
美優
信じていいんですか⁉︎
森 鴎外
傷の具合はどうかね?
雅
美月
森 鴎外
しばらくは休んでいなさい。
美月
雅
森 鴎外
医務室に連れて行って
美優
美優
美優
入る気?
首領室を出て廊下を歩いている__
美月
雅
美優
貴方達はきっと幹部へと
昇り詰めるだろうね。
私なんかは、幹部になれなかったけど
キリッとした目でこちらを見てくる
美月
雅
美優
異能が役立たず!それに頭も
働かない!そんな私に比べ
あんた達は!
中原 中也
美優
中原 中也
俺はこいつらの世話をしなきゃ
ならねぇんだよ
美優
今医務室に向かってます。
中原 中也
美優
医務室につきドアを開ける
中原 中也
美月
雅
中原 中也
明日からの任務の足手纏い
になっちゃあ困るからな
雅
中原 中也
武器倉庫を荒らしにくる奴がいる。
そいつらを叩きのめせとよ。
美月
中原 中也
雅
中原 中也
言っとくけどな
テメェらは特別なんだぜ?
幹部の補佐役なんてよ。
5年ぐらい経たねぇと務まらねぇぜ
否.5年経っても難しい
美優
私はもう10年は勤めてるけど
中也さんの補佐役なんて
まだ一年目!!
美月
じゃあ休みます
雅
中原 中也
近くの椅子に腰掛ける
中原 中也
美優
きっと太宰っていう奴らは
追ってくると思いますよ
中原 中也
ってか太宰って言葉口に出すな!
美優
美月
雅
美月
雅
いいんじゃない?(小声)
美月
次の日
美月
もうなにぃ…
美月
通知…って通知!?!?
雅
美月
はずなのに
美月はポケットにスマホが入っているのに気づく。
美月
雅
美月
なにこれ.
雅
美月
美月はメールの内容を確認する
美月ちゃん、送れているかな? 太宰治だ。突然だが君に情報通達を 頼みたい. ポートマフィアの方針について教えてくれたまえ。 返信をもらえるとありがたい
美月
美月
このスマホ太宰さんの?
雅
太宰さんが入れたんじゃないの?
美月
とりまどう返す?
雅
美月
ポートマフィアの方針について
教えろだって
雅
美月
戦わせるって!?!?
雅
美優
君達。
中原 中也
乱暴するんじゃねぇ。
美月
美優はいつの間に美月の首に ナイフを当てていた
美優
募集だね。
美優
かけないでよね。
めっちゃめんどくさい。
中原 中也
それで任務についてだが,
まず美優と武器倉庫で待機しておけ
奴らは今日も来るはずだ。
美月
雅
美優
忘れてた。
美月からスマホを取り上げると ナイフを下ろす。
美優
強いんですか?
容易ですが
中原 中也
逆らえねぇだろ。
本性を見るのはこれからだ
雅
巻き込まないでくれますか?
美月
中原 中也
立派な異能者だ。
実質世界で一番強いんだろ?
美月
うちらは貴方達より
弱い…です
美月
今頃弱音吐いても
雅が言ったんだから(小声)
雅
早く
美月
雅
美月
中原 中也
美優、こいつらを頼む。
美優
美優
同行して!!
美月
行く!!
でも危険があれば帰る!
雅
美優
わたしの身にもなってみなよ
本当に…反吐が出る。
美月
行くならもう行きましょ
美優
て!中也さんどうして
ついてきたんですか?
中原 中也
テメェらが心配なんだよ。
美月
雅
中原 中也
美優
聞けよ!2人とも!!
中原 中也
むかつくなぁ…まぁいい!
雅
美月
美月
中原 中也
後銃には触んなよ
雅
中原 中也
ガッツリ触ったんじゃねぇかテメェ
雅
美月
やめとけって
雅
美優
中原 中也
美優
今構成員が対応中だそうです
中原 中也
美優
異能者らしく…
中原 中也
チッ仕方ねぇな。
美優
美月
美月の腹に銃弾が突き抜ける
中原 中也
中也が美月の元へ駆けつけようとした時、銃弾が中也に向けて撃たれる
中原 中也
おもちゃにすぎないぜ?
重力操作により撃たれた銃弾は 中也の体に触れると跳ね返った
美月
骨折とかと比べ物にならない
とにかく熱い。お腹が痛い!)
雅
雅
動かんでよ!
中原 中也
これは助からねぇかもな。
おい!美優!
敵らのお相手は任せた。
俺は病院に連れて行く
美優
雅
それ本当に?
中原 中也
今は俺のおかげで敵がびびって
向こうに逃げたが、
俺がいなくなりゃテメェを狙うだろ
テメェもついてこい
雅
中原 中也
ひよっ子にこんなさせることが
間違いだった。いいからついて来い
雅
雅
美月の状態!はどうなんですか⁉︎
中原 中也
意識はさっきまであったが、
今はないらしいぜ
雅
中原 中也
美優
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通話
00:00
中原 中也
美優
処分しました。
しかしながら、私まで深傷を…
中原 中也
美優
しまいました。
美月ほど弱くはないから大丈夫
だったけど…ゲホッゲホッ
中原 中也
黒蜥蜴(くろとかげ)
の奴らを呼ぶから待っとけ。
安静にしてろ。
美優
美優
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通話
00:00
その後中夜はくろとかげに電話し また椅子に腰をかける
中原 中也
雅
中原 中也
結局ポートマフィアと
武装探偵社どっちに入り
てぇんだよ
雅
中原 中也
本当は探偵社がいいんだろ?
知ってんだよ。そんぐらい…
雅
中原 中也
テメェらはマフィアには向いてねぇ
ただの子供だ
雅
マフィアには向いてないですか?
私はこれでもサイコパスと
呼ばれてるんですが
中原 中也
テメェらが思うサイコパスとは
マフィアはちげぇ
マフィア舐めたらすぐ死ぬぞ
雅
警察にも目をつけられていて.
ポートマフィアに逆らうものは
全員死…
中原 中也
それぐらい.
逃げるなら未だが…
雅
中原 中也
俺はな.テメェらと同じ年で
人生を変える大きな決断をした
後悔はしてないが…否
少し後悔してる
雅
中原 中也
ったく…
雅
看護師
美月さんのお連れ様ですか?
雅
美月の様子は!どうなんですか⁉︎
中原 中也
看護師
意識は回復していません。
雅
看護師
お連れいたしますね。
雅
看護師
美月さんの今後について
話させていただきたいのですが
よろしいでしょうか。
中原 中也
大丈夫です
看護師
お部屋までご案内いたします。
雅は近くの椅子に腰掛ける。 それと同時ぐらいに中也の叫び声が 聞こえた__ 「なんでテメェいるんだよ!」 「いてなにが悪いのかい? ここは公共の場だよっ」 部屋のドアが開く
太宰 治
雅
中原 中也
看護師
中原 中也
なんで太宰がいるんだ⁉︎
太宰 治
ことがあってね…
その時の傷が開いてきてるらしくて
入院してるってだけだけど、
中原 中也
連れて帰れよ。こいつら。
太宰 治
中也.
中原 中也
手間のかかるやつなんだよ!
そう言うとドアをバンっと大きい音を立て閉めた
太宰 治
ところで雅ちゃん。
美月ちゃんの調子は
どうだったんだい?
雅
成功したらしいんですけど
意識はないらしくて…
太宰 治
ところで中也は何故
君たちを入れたがらないのかい?
雅
手間がかかるので、
今回も美月が怪我したし
太宰 治
確かに君達は手間がかかるし…
なんせ戦う技術もない。
異能が強いだけでね。
雅
太宰 治
君たちはまだ戦闘技術が
備わっていない.
そうなると…
ポートマフィアには勝てっこないよ。
たとえ異能が
どれだけ強いだろうとね
美月
太宰 治
体調は?
美月
太宰 治
太宰 治
答えてないけど、
探偵社とポートマフィア
どっちに入るの?
雅
美月
どう言う状況?ですか
なんで太宰さんがっ..
中也さんは?
太宰 治
君たちの入社試験は合格だ。
雅
美月
太宰 治
命じた。そうすれば
試験合格だと云ったはずさ
美月
倒したの?雅が?
雅
どうゆことですか?太宰さん
太宰 治
あの看護師は黒幕.
与謝野先生だよ。
これでもうわかったね?
美月
すごい人!!
太宰 治
雅
美月
雅
美月
一方その頃中也は__
中原 中也
看護師
看護師
関わらないこと.
中原 中也
テメェはあの女医か。
与謝野 晶子
そうだよ。よくわかったねぇ、
私の変装技術はどうだったかい?
中原 中也
そのカツラなんかちゃんと
被れてねぇじゃねぇか。
与謝野 晶子
(とかつらをはずし)
与謝野 晶子
方針はこちらも把握済みなんだけど
探偵社はそれを承諾できないんだよ
中原 中也
昨日からあいつらの取り合いしてる
が正直言って.めんどくせぇ…
与謝野 晶子
さっき連れって帰ってくれと
言ってたもんねぇ、
中原 中也
与謝野 晶子
いいのかい?
中原 中也
思い出す。
俺も15の時あいつらと同じような
大きな決断をして後悔した。
だから…だ
与謝野 晶子
ポートマフィア
幹部にしては意外な言葉を
言うねぇ。
中原 中也
俺は当然のことを言うまでだ。
与謝野 晶子
(と座っていた椅子から立ち上がると)
じゃああの子らは貰っていくよ
中原 中也
晶子は面談室のドアを開け 太宰たちのところへ戻っていった。
与謝野 晶子
太宰 治
与謝野 晶子
雅と美月が黒かどうかの話
になってくるねぇ
太宰 治
与謝野 晶子
あんだけ狙っていた
ターゲットをそう簡単に
手放すと思うかい?
美月
太宰 治
雅
美月
与謝野 晶子
これは乱歩さんがいない限り
地道に調査する必要があるねぇ
美月
太宰は美月と雅の方を向き
太宰 治
中也は何の裏もなく
この子達を解放した
与謝野 晶子
太宰 治
するやつじゃぁない。
だからさ。
太宰 治
与謝野 晶子
私にはこの子達が嘘を
ついているようにしか見えないん
だけどねぇ
美月
太宰 治
ここはこの子達を信じて
見ましょうよ。
なんせ、任務は成功
した訳だしね。
与謝野 晶子
仕方ないねぇ。わかったよ
太宰 治
与謝野さん
太宰 治
2週間の休みは取っておいた。
だから一度地元に帰りたまえ
費用は心配いらない。
準備してからまた来ればいいさ.
美月
雅
美月
太宰 治
そう浅いものではない.
医者の指示に従ってあと1週間は
入院したまえ、
美月
雅
太宰 治
与謝野 晶子
探偵社には寮があるのさ。
その寮に空き部屋があるから
そこを使いなっ
太宰 治
から〜!
与謝野 晶子
一緒に心中をしてくれる美女を
探しているのかい?
雅
太宰 治
美月
心の中をなんとかする美女
てこと?ですかね
与謝野 晶子
だいぶしてくれる美女を探している
らしいんだよ。
美月
雅
太宰 治
か!?!?まったく…
酷いじゃないですか…