いつか夢見た理想郷
愛したはずの世界なの
狂ってしまうほど呪った世界なの
……なんで、こんな有様なの?
なんで?こんな、バットエンド
なんで、こんな世界なの
綺麗で綺麗で
時を止めたいくらい、愛して
……なのに、こんな有様
部屋に充満する鉄の匂い
私のよく知る匂い
真っ白な部屋に彩る様な赤色
私のよく知る色
いつも、いつもそうなの
私が幸せを手に入れて
愛して愛して愛した結果
いつも、知らぬ間に全員死ぬ
……ねぇ、どうして?
誰がこんなことをしたの
私から何も奪わないでよ
うふふ
可哀想な、「私」
前みたいに、全てを失ったから?
なんでそんなに泣くの?
心配いらないわ
「私」のことは、私がよく知っているから
他の人なんて必要ない
…そうでしょ?
昔から、私を必要としてくれたのは「私」だけ
これからも、ずっと私を必要としてね
大好きよ、「私」