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お久しぶりですって毎回言ってるw
毎回言いますが、今回はmzちの足の話が出てきますが
はい、お察し通りですw
そっとしといてw
ちょっと話進めたくてかなり強引に進めます
そっとしといてwww
俺に会いたいと言ってくれたあの日の事は
今でも忘れられない
お互い気持ちを確かめた訳ではないけど
俺はそれで良かった
俺はatが恐らく恋愛的に好きだ
そのatが俺に凭れるように
寄り添ってくれた
その事実だけで十分だった
俺の気持ちを押し付けるより
今はatの願いに、思いに、希望に
一緒に藻掻ければいい
傍から見れば馬鹿馬鹿しい事かも知れないけれど
届くはずのない光を無我夢中に
追いかけて、手を伸ばす
神様、俺はアンタが嫌いだけど
もしいるならちょっと耳を傾けてくれ
少しでいいから俺達に
夢とやらを見させてくれ
あれから俺は毎日屋上に行った
atの気を紛らわす為もあったけど
俺達は毎日くだらない遊びをしては
毎日笑い転げてた
たまに真剣に月の光を探させては
全く違う方向を指すatに手で教えたり
俺がatの目の代わり、atが俺の足の代わりに
右だ左だ言う俺に合わせて車椅子を走らせたり
で、ぶつかっては転んで、笑って
楽しかったし、何より幸せだった
一生こんな時間が続けばいいなんて
そんな馬鹿みたいな考えは叶うわけなく
無情にも時は止まってくれない
あっという間に1週間過ぎた頃
医者が俺に突きつけた事実は最悪な事柄だった
屋上に行くとatは1人で月の光を探すように空を見上げていた
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無邪気に笑うatの顔、ずっと見ていられたらいいのに
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手を握ると愛想笑いの裏から不安な空気が滲む
そんなatに少し喜びを感じてしまう俺は
とんだ最低人間だと思う
だけどこの期間だけでも
俺を必要としてくれているのが
本当に嬉しかったんだ
だから先にこの言葉を贈りたい
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俺の言葉で察したのか
atは少し寂しそうな笑顔を浮かべ呟いた
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仕方ない、そう仕方ない事
覆ない事実を受け止めければいけないのは、仕方ない事
わかっている、けど
ここで言葉が詰まってしまう自分が情けない
伝えなきゃいけないことがありすぎて
どれからどう伝えていいか分からず、自分の語彙力の無さに途方に暮れる
すると口を開いたのはatだった
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そう言ってゆっくり触れてる手が離れていこうとしている
それを拒む様に俺は握り返した
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その言葉にatは苦笑いを浮かべる
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atの目からぼろぼろと零れる涙は
何を意味するのかわからないけど
その手を握り俺はゆっくりとatの言葉を待った
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少し興奮気味のatに俺は出来るだけ柔らかくその名を呼んだ
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俺は車椅子から立ち上がりatに座るように誘導する
素直に座ってくれたatの前で俺はフェンスの縁へ座る
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その言葉が出てくるまでの数秒間
atの中では色んな葛藤があったんだろう
きちんと身を引く説明までしたから『好きじゃない』と言えば
atの中では簡潔に済んだ話だと思う
でも真正面からぶつかってきた俺に
atは逃げずに真摯に受け止めてくれて
絞り出した声は蚊の鳴くような声だったけど
俺にはハッキリと届いたよ
『大好きだよ…………』
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言ってくれたことが嬉しすぎて
思わず俺は車椅子に座るatの膝に座ると
俺が落ちないようにか反射的に
atは俺の腰周りをぎゅっと包んだ
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するとatは俺の背中に埋めるように
額をコツンと当てた
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身体をくるっと横に向け首に手を回し
安心させるようにぎゅっとすると
それに応えるようにatも包んでくれる
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口を尖らせ不満気な表情をするatが何を言い出すかと思えば
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なんてこったいw
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atの手はぎこちなかったけど
両手で俺の頬を捉えると
ゆっくりと顔を近づけてくる
それに吸い込まれるように俺も顔を寄せ
鼻が触れ合い重なる唇
それは、これから山のようにある課題を忘れさせてしまう位
俺の脳内を甘く溶かしていった
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お互い笑いながら俺はぴとっとatにくっつくと
大切なものを壊さないように優しく包んでくれた
そこにあった躊躇いの色はもう見当たらない
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お前が轢いてくれた第2の人生のレールを
光を求めて一緒に歩いていこう