桃
紫
赤
青
橙
黄
桃
桃
青
僕は最近反抗期とやらに 入ったらしい。
兄ちゃんは何もしてないのに
なんかムカつくし
会話とかしたくない。
紫
桃にいに限らず 誰であってもイライラする。
青
最近青は反抗期みたい。
紫ーくん、赤って2人の反抗期を 経験してきてるから
もう慣れたもんですよ。
赤
桃
紫
桃
紫
赤
紫
桃
紫ーくんは、青とは 比にならないくらいすごかった。
少し間違えたらグレて 別の道に行くんじゃないかって 育てんのも怖かった...笑
桃
赤
紫
桃
紫
桃
家にもいたくなくて
外に来てみた。
もう帰りたくないなぁ、とか 考えちゃったりして。
2000円くらいは持ってきたし
一日過ごせるよなぁ...
青
橙
青
橙
橙
青
橙
青
橙
橙
青
橙
早く遠くに行かないと。
桃
現在22時。
中学生の帰ってくるべき時間など とっくに過ぎている。
橙は18時過ぎに帰ってきて、 なんか青と会ったとか言ってたけど...
何してんだあいつは...
まあ、紫ーくんは日付変わっても 帰ってこなかったけど。
紫
赤
桃
紫
桃
紫
桃
桃
紫
紫
赤
桃
紫ーくんと赤なら...青のいる場所も わかったりすんのかな。
黄
寝ると言って部屋に行ったはずの黄。
心配になったのか...
まあ、元々 感じやすいやつではあるからな...
桃
黄
桃
黄
桃
桃
黄
桃
黄
桃
桃
黄
桃
帰ってきたらなんて声かけようかな...
紫
不在着信
桃
あぶな...
ソファーに座ったまま寝かけてた...
青いたかな...
紫
桃
桃
紫
赤
桃
桃
桃
通話
02:29
いたなら良かった...
てか今何時だ...?
桃
まあまあ遅いな...
桃
寝かかった時点で おかしいとは思ってたけど...
風邪引いたとかじゃないよな...
なんか喉痛いし...
...まあ大丈夫か。
俺は、青たちが帰ってくる前に ご飯の準備をしておくことにした。
紫
赤
青
桃
桃
青
桃
青
紫
あ〜...さっきは大丈夫って思ったけど やっぱ厳しいかも...
絶対熱あるだろ...
赤
青は走って部屋に行ってしまった。
赤
紫
赤
赤
桃
紫
紫
桃
桃
桃
俺は逃げるように 青の部屋に向かった。
どうやって特定したのか知らないけど
紫にいと赤にいが僕を迎えにきた。
別に怒ってるわけでもないし
「帰ろう?」とだけ言われて 紫にいの運転する車に乗った。
帰ってきたら今度は桃にいが 「ご飯食べる?」とか言ってきて
なんでそんなに 僕に構うのかわからない。
こんな兄思いじゃない僕なんて、 放っておけばいいのに。
とりあえず兄ちゃんたちの 優しさが痛くて
その場から逃げ出した。
階段を上がって
ようやく一人になれると思ったら
黄くんが話しかけてきた。
黄
黄
青
黄
黄
青
青
青
自分の部屋で休もうと2階に上がると
青の罵声が聞こえてきた。
青
黄
見に行くと、 黄は泣いているようだった。
𠮟るべきところは叱らなければ。
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
青
青
青
桃
黄
大声は頭に響くし
一番気にしていたことを言われて
きっと元気だったら傷つかないけど
今の体調のせいで心が痛む。
紫
赤
紫ーくんと赤が来たことで 安心したのか、俺はその場に 倒れ込んでしまった。
つい思ってもないことまで 口にしてしまった。
桃にいは、今まで見たことないような 傷ついた顔をしていた。
黄くんは泣いているし
全部僕がやったことなんだって
なぜか認めたくなくて
その場に立ち尽くす。
紫
赤
二人が来た途端、 桃にいは倒れてしまった。
なぜかわからないけど
怖くなって、部屋に閉じこもった。
桃
目を覚ますと、寝ている俺の横で 紫ーくんが座っていた。
紫
紫
桃
桃
紫
桃
紫
紫
桃
紫
紫
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
桃
昨日のこと、聞いたのかな。
また弟に気を遣わせちゃったな。
桃
紫
赤
扉の向こうから聞こえる赤の声。
自然と扉に視線を向けると、
そこにいたのは青だった。
青
桃
青
青
青
昨日とは打って変わって
泣きながら謝り続ける青。
きっと赤か紫ーくんが ひどく叱ったんだろう。
桃
桃
青
桃
青
桃
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
青
桃
青
桃
桃
青
青
桃
桃
その後、すっかり反抗期を 終えたらしき青にたくさん お世話してもらいながら
桃
青
俺は無事に体調を戻すことができた。
素が素直な弟をもって、 俺は幸せです。
桃
桃
青
桃
青
反抗期に寄り添ってくれて
自分を犠牲にしてでも 僕を心配してくれるような
そんな素敵な兄でよかったです。
青
『反抗期』
コメント
8件
初コメ失礼します。 リクエストなのですが、紫ーくんの反抗期も見てみたいです!(桃くんが言っていた「紫ーくんには勝てない」が気になりまして) 偉そうでごめんなさい🙏 あと、フォロー失礼しま(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”