夢の中で友達と…

ﾄﾞｻ…

ﾊﾞｯ…

俺は悠佑

どこにでもいる普通の高校生

今絶賛片思い中

だけどたった今、夢で好きな人と…

あかんあかん！初兎に失礼や！

あっ！初兎っていうのは俺の友達で俺の好きな人

いつもなら早く初兎に会いたいけど、今日はなんか、会いたくないな…

でも、そろそろ時間だから急いで用意して行かな…

学校

初兎なかなかこうへんな…

いつもなら来てるころなんやけどって、俺あかんやん…

会いたくないはずやのに、早く会いたいって気持ちの方が強い

こんなんで俺、大丈夫なんかな？

ため息をついていると

あっ！初兎や！

どないしよ…喋りかけた方がいいよな

って、目合ってもうた…

挨拶せなあかんよな

なんで目そらしたん？

いつもなら「おはよ〜！」って抱きついてくんのに…

…まぁ、こんな日もあるよな！

気にせんとこ！

いつもなら、こんな事気にせぇへんのに、変なんわ俺なんや…

数時間後

俺の気のせいやと思ってあんま気にせぇへんようにしてたけど

さすがに気のせいじゃないよな

昼休みもいつもなら一緒に弁当食べんのにMOBと食べてるし

俺なんかしてもうたんかな？

でも、さすがに帰りは一緒やんな！

夢ぶりに名前を呼んでくれた初兎の声は、暖かくて落ちついた

少し歩いたとこで初兎はゆっくり話し始めた

まぁ、最低な俺たちにはこういう試練が必要なんやな笑

あの夢が正夢になったらええな

あっ！これは、初兎に内緒やで！

俺と、お前らの秘密！