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この物語はフィクションです。 実在する人物とはなんの関係も ございません。
僕の心情
渚
渚
いきなりのことだった
玲於
頭が真っ白になり、声が思うように 出てこない
渚
渚
そういって渚は屋上から 走り去っていった
1人残された静かな屋上には 心地よい春の風が吹いていた
玲於
玲於
渚
渚
俺は、高校に入学した時から渚を目で追っていた
同じクラスで席は前後、 入学式の新入生の挨拶で 堂々としている姿から、目が離せなかった
春、クラス替えの前に思いを伝えたい。
思いさえ伝わればそれでいい。
そう思っていたから、まさかの返事に 驚きが隠せなかった
玲於
渚
渚
玲於
胸がとくとくとなる
猛烈に顔が熱くなるのが分かった
熱中症で倒れるのではないかと思うくらい、熱を発していた
玲於
玲於
渚
幸せだった
生まれてきて良かったとすら思った
なのに
気がついたら、俺は通学路を歩いていた
玲於
必死に考えた
俺に愛想が尽きたのかな
他の人のことを好きになってしまったのかな
考えれば考えるほど涙が溢れそうになる
明日、渚に聞こう
そう思い、無気力のまま帰路を歩いた
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
騒がしいクラスの声に耳を傾ける
渚の声はまだしていない
クラスメイト
玲於
玲於
玲於
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
玲於
突然の事で頭が追いつかない
渚が…心中した?
玲於
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
玲於
俺は、荷物を置いて屋上に向かった
クラスメイト
玲於
玲於
玲於
玲於
前が謎の水でぼやけて見えなくなる
俺は自分の心が落ち着くまで…
拳から赤い液体が零れるまで 地面を殴り続けた
玲於
玲於
玲於
玲於
今そんなことを言ったところで何も変わらない
そんなの分かってる
なのに、俺の口は勝手に動くんだ
玲於
玲於
叫びにならない音が響かず止まる
あれから何時間経ったのだろうか
何度も予鈴、本鈴が鳴る
戻らないといけない。
そう思っても、俺の身体は動かない
疲れ果てた俺は寝てしまった
次回をお楽しみに