突然息が苦しくなって、髙地さんの声が聞こえなくなっていった
北斗
ゼェーハァーゼェ
髙地優吾
北斗くん、ゆっくり呼吸しよ、俺に合わせて
髙地優吾
スーハース‐ハー
北斗
ゲッホスーハーゲッホ
髙地優吾
大丈夫大丈夫だからね
北斗
ごめんなさい、迷惑かけて、
髙地優吾
何があったの、
北斗
えっと、
北斗
俺、涙失病なんですよ、
髙地優吾
何それ、
北斗
泣いたら、○ぬ病気で、
髙地優吾
他の感情は?
北斗
他は、分からないんですよね、
北斗
お医者さんに聞いたら、わかんないねとか、はぐらかされて
髙地優吾
…それさ、ほんとにちゃんとしたお医者さん?
髙地優吾
スマホとかで、調べてる?
北斗
家の近くに、あるんでいいかなと、
髙地優吾
んじゃ、今日みんなが寝たら、そこ案内して
北斗
あ、わかりました
髙地優吾
2人だけの秘密だね