ピピピ…ピピピ……
ポチッ
陽太(ハルタ)
ん…朝か
陽太(ハルタ)
ふぁああ😪
陽太(ハルタ)
にしても、久しぶりにあの夢見たな…
そう。僕の言う "あの夢"
時々、陽との日々が夢となって出てくる。
今は、もう昔のこと…
中3の始業式
陽太(ハルタ)
やばいな…これは遅刻だ!!
陽太(ハルタ)
あれー?いつもなら陽もいるはずなんだけどな…
陽太(ハルタ)
まっ、さきに行かれたのかも!!
陽太(ハルタ)
いつもより5分遅いし!
でも教室にいるはずの彼女は…
陽太(ハルタ)
おはよ!!
琴音
よっ!はる!!
琴音
今日は陽ちゃんと一緒じゃないのー?
陽太(ハルタ)
え?陽はもう来てるんじゃ…
琴音
えー、もしかしてはる置いてきたの!?
琴音
うわぁー、ダメな彼氏だなー!!
陽太(ハルタ)
いや!!ほんとにいなかったんだってば!!
琴音
分かってるよ笑
陽ちゃんに激愛してるはるがそんなことするわけないもんね😏
陽ちゃんに激愛してるはるがそんなことするわけないもんね😏
陽太(ハルタ)
っるせー!
琴音
じゃあ、風邪かなぁ?
陽太(ハルタ)
それなら連絡してくるはず…
琴音
うーん、陽ちゃんどうしたんだろう…
僕はこの瞬間ヒヤッとした。
陽に何かあったんじゃないかって思って。
陽太(ハルタ)
ごめん、僕ちょっと行ってくる!!
琴音
ちょっとー!陽ー!?
僕は夢中になって走った。
走って
走って
走って
夢中になって走った先には
いつの間にか、陽の家の前だった。
陽太(ハルタ)
え…これ
陽太(ハルタ)
どういうことだよ…
引越しセンターのトラックが陽の家から出てきて
僕の知らない道を通り過ぎて行った
陽太(ハルタ)
嘘…だよね、
陽太(ハルタ)
陽っっ!!
何度も何度も陽の名前を叫んだ。
だけど陽は、
家から出てくることはなかった。